Jリーグを世界標準へ! -28ページ目

Jリーグを世界標準へ!

自分の国のサッカーを愛してこそ真のフットボーラー。

山梨県小瀬スポーツ公園陸上競技場 17,000人(新記録)

ヴァンフォーレ甲府 1-1 浦和レッドダイヤモンズ

 (甲)62分 藤田健

 (浦)75分 三都主アレサンドロ





                                 甲府、ホームゲーム動員数新記録!



甲府の本拠地、小瀬スポーツ公園陸上競技場は絶好のサッカー日和に恵まれた事と、

日本代表選手など多くのスターを擁する浦和レッズを迎えたこともあってか17,000人を

動員しました。公式発表がぴったり17,000人というのもなかなか味のある発表で好感が

持てるものです。



今年遂にJ1昇格を果たした山梨県へ、熱いサポートの文化を伝えるかのように赤い服

に身をまとったサポーターが数多く駆けつけていましたね。


試合中もテレビから伝わってくるのがほとんどが浦和サポーターのコール。

早くこの凄まじいサポーターたちが海を渡ってアジアでも大暴れするのを見てみたい

です。そういう意味でも来年浦和の出場が決まっているACL(アジア・チャンピオンズ・

リーグ)が楽しみです。


とにもかくにも、新記録樹立の甲府の皆さん、おめでとうございます。

山梨県におけるJリーグの浸透、サッカー文化の浸透の為の良いきっかけになると

いいですよね。






                                       スタミナ意識の静かな前半



前半は両チームともこの暑さを意識してなのか、予想以上に静かな立ち上がりでした。

こういう気候での消耗戦となる試合は先制したチームがかなり有利となるため、

必要以上にリスクを負った攻撃というのは避けたい所でもあります。

しかし、静かだとは言ってもバレー選手の際どいシュートや田中達也選手の鋭い

仕掛けなど得点の匂いをちらつかせる両エースの存在感も発揮されていました。





                            対照的だった浦和と甲府のディフェンスライン



浦和のディフェンスラインはハイラインのフラットバック。川崎戦でも徹底ができていた

ハイラインディフェンスでしたが、この試合も全体を通じてハイラインを維持することが

できていたと思います。高い位置をディフェンスが持ってくれればFWとDFが近い位置

でプレーをする事ができ、全体を間延びすることなくコンパクトにまとめる事ができます。


実際前半の浦和は多くの時間で中盤を支配していました。実際に小野・長谷部・山田・

鈴木啓太というA代表or五輪の日本代表経験者達を有する浦和のMFと甲府のMFでは

浦和の地力が1枚も2枚も上手なのは明らかで、浦和としては全体をコンパクトにして

中盤で甲府を圧倒したいというのが狙いでしたし、実際に前半における中盤は浦和の

狙い通りだったと思います。


一方、甲府は特に後半はDFラインは浦和のハイラインとは対照的にローラインの

マンマーク的なディフェンスを敷いていました。意図してそうしたのではなく、浦和の

猛攻によってずるずる下がらざるを得なかったという見方もあるかもしれませんが、

後半は終盤を除けば甲府が押し気味の時間帯が多かったですから、意図的にディフェ

ンスラインを下げたのだと思います。一見不利に見える引いたDFラインでしたが、

甲府の逆転の発想というか、奇妙な試合運びによってそれが浦和への圧力となって

いたように見えたのも事実です。


甲府の低い位置に引いたディフェンスですが、浦和の攻撃陣がフォアチェックを仕掛

けてこない位置まで引いていました。スタミナを考えてか浦和攻撃陣はセンターライン

を10mくらい超えた位置まではフォアチェックをしかけますが、それ以上は必要以上に

は深追いしてきません。


通常ですと、DFラインでボール回しをする以外の事ができない状態というネガティブ

な見方ができるかもしれませんが、この甲府に限ってはそうではありませんでした。


甲府としては中盤を浦和の屈強なMF陣に抑えられているために、中盤でボールを奪

われてカウンターを食らうのは怖く、必要以上には中盤での勝負はしたくありません。

中盤を攻略してDFラインに到達しようにも、その攻撃に対する浦和の対策は十分であり、

今季最少失点の浦和を中盤から崩すのは容易な事ではありませんでした。


そこで甲府が取った戦術は、中盤を飛び越して3トップに繋ぐというDFからのロング

パスで相手の中盤を飛び越すというものでした。その為に甲府DFはフリーにボール

を持てる低い位置まで下がり、ボールを前線に落ち着いて供給ができていたわけ

です。FWとしても、DFが余裕を持ってパスを出すために精度の高い色んなボールを

要求できる為、バレー選手をはじめとした3トップの選手達は、中盤を使えない分、

自由に、そして活発に動き回ってボールを引き出す動きをしていました。


3バックとディフェンシブミッドフィルダーを加えた3人+αで甲府の攻撃を止めたい

浦和と、中盤を飛び越して浦和の3バックに対して3トップで3対3の数的有利を引き出

したい甲府の熾烈な綱引き状態は非常に見ごたえがありました。


そして浦和のDFがその甲府の3トップに押されてラインを下げようものなら、それは

甲府にとって狙い通りで、それによってあいたスペースにそれまで抑えられていた

中盤の選手を走りこませて攻撃参加させるという浦和DFにとっても張り詰めた緊張

感のあるやり取りでしたし、少ないチャンスを作りにいく甲府FWの必死さも伝わって

きました。


この張り詰めた神経戦こそが、ディフェンダーとしてはたまらない瞬間でもあるんで

すよね。






                                     甲府が浦和から先制点を奪う



62分になんと甲府が先制点を浦和から奪います。Jリーグ最多予算の浦和から、

Jリーグ最少予算の甲府が先制点を奪うという事で印象的なシーンだったわけで

すが、これも再三見せた甲府の奇妙な圧力の中の得点でした。


実際の得点シーンはこぼれたボールからの速攻でしたが、甲府が左サイドから

崩して浦和・堀之内選手を振り切ってクロスを上げたところに、右サイドから中央

に猛然と長い距離を走り抜けてきた藤田選手が勢いそのままにゴールネットに

ボールを突き刺しました。


上述した浦和DFと甲府FWの緊張感のある熾烈な綱引きの中で、浦和DFがずる

ずるとディフェンスラインを下げてしまった瞬間を突かれたという感じでした。





                                          田中達也の活かし方



結果はドローでしたが、一定の評価はできると個人的には思いました。
そして結果以上に価値のある試合だと思ったのが、2トップで長期休養明けの

田中達也選手を試せた事でした。


田中達也選手の復帰と同時に怪我で欠場をしてしまったワシントン選手が不在の

状況で、田中達也選手が1トップで踏ん張らないといけないシーンがここ数試合続

きました。


しかし、この試合田中達也選手が甲府・ビジュ選手の強力なマンマークにあって

苦しい状況にあった事で田中達也選手が下がり気味になってきた為に、浦和・

ブッフバルト監督は1トップから2トップにフォーメーションを変更して、永井選手に

続いて黒部選手までも投入しました。

田中達也選手を再び高い位置に戻すためには、前線でボールをキープできる

選手が必要です。そのトップバッターが永井選手でしたが、この日その任務を見事

にやり遂げたのが黒部選手でした。



田中達也選手が活きる形は、ポストプレーヤーがDFを背負ってくれて、そのあいた

スペースに突っ込む形です。ワシントン選手がいない為に、やむを得ず1トップを張

っている状況ですが、実際は2トップが理想だと思っています。



1番手で途中交代で入った永井選手が思ったよりも機能できず、そこへ浦和は黒部

選手を投入しましたが、真ん中で踏ん張れる黒部選手のおかげで田中達也選手の

位置が高い位置に戻りました。


これによって前線でのボールキープができるようになり、中盤も徐々に押し上げて

いきます。その流れの1つで押し上げた長谷部選手からのパスで三都主選手が

同点ゴールを決めました。


田中達也選手を起用していく方法をこの数試合で模索しているような浦和・ブッフバ

ルト監督でしたが、これで1つの答えが見えたと思います。


田中達也選手は高い位置で張らせればボールを呼び込みながらシュート姿勢に

入れるうまさがあるので、強烈な武器となることは間違いないありません。

(解説の三浦ヤスさんはそれを反転力としきりに呼んでいました)

小野、長谷部、山田、ポンテといったフィニッシュに結びつく情熱的なラストパスを

危険なエリアに出すことを得意とするパサーから見たら、田中達也選手のように

少ないタッチでシュートに持っていける選手は非常にありがたい存在だと思います。


また、スペースに走りこめる選手なので、足元でボールをもらいたがるワシントン

選手のみだと全体のスピードが落ち気味で足が止まりやすい試合運びも、スペース

に走りこむ動きが1つできる事で、まわりもそれによって連動して動く事が予想でき、

最近の悪い浦和の象徴である『足が止まる』という状況も徐々に解消されてくるの

ではないかと思っています。

いずれにしても、ワシントン、ポンテと高い位置でボールをキープできる選手たちが

帰ってきたとき、浦和がどのような進化を遂げるのか、非常に楽しみな所です。





                                           ドローの中で得た確信



甲府のような前懸かりで攻撃的なチームを相手にした場合の対策は、まずは攻める

時間を増やすことです。攻める時間を相手に長くあげさせれば怒涛の波状攻撃となって

調子にのらせて手がつけられなくなります。


特に甲府は攻めの回数を増やすことでリズムをとるチームですから、予測できない

爆発力を出してくる事があります。

先制されたときに解説の三浦ヤスさんが甲府はもっと点を取ると言っていましたが、あれ

は甲府のその後の勢いを予測したんだと思います。時間帯としても先制するにはとても

良い時間でしたし、浦和DF陣を切り崩してのゴールでしたから勢いにのって当然の展開

と雰囲気でした。



しかし、結果的にそれ以後は得点を許さず、1点しか与えなかったのはその後の浦和が

前線でキープをすることで中盤とDFを高い位置にもってこさせて中盤をコンパクトにして

ポゼッションをあげて甲府の勢いを落ち着かせることができたからだと思います。

その点でも甲府対策として手をうってきたブッフバルト監督の采配はお見事だったと思い

ますし、それに応えた黒部選手も賞賛に値すると思います。


攻撃的なチームを迎えた場合、いかに前線でキープしてポゼッションをあげることがで

きるか。この試合で、その練習と方向性の検討ができ、一定の結果を得る事ができた事

は浦和にとって後半戦に向けての大きな確信になったのではないでしょうか。


甲府としても、J1最少失点の浦和を相手に先制してドローに持ち込めたことは後半戦に

向けて非常に大きな自信にもなったはずです。


ドローとなった事で、浦和は勝点2を失ったと捉える事もできますが、得たものはその

勝点2以上の大きさだと思います。


日本サッカーはゴールデンゴール方式での生きるか死ぬかというスタイルから入って

きている為、アウエーでのドローを喜ぶ文化がなかなか浸透しきれなく、ドローをなかなか

うれしく思えないのはしょうがありませんが、まだまだこの時期で勝点2を嘆く必要はあり

ません。これは他のチームにも言えることです。



甲府は浦和相手に先制して、ドローに持ち込めた事を自信とし、浦和としても後半戦に

むけて得た大きな攻めのオプションの誕生を喜んだ、非常に興味深い、そして印象的な

ゲームだったと思いました。











近年のフットサル人口の増加に伴い、日常の中でサッカーをプレーする人の数は急速に増えてきていると言われています。南米や欧州から見ても、日本のサッカーの進化は知られているところです。


Jリーグが出来て15年近くたち、芝生のグラウンドの増加、トレセン、地方大会の整備など、サッカーをプレーする人たちの技術をあげる環境は一定の結果を出しました。


しかしこれから日本サッカーがやっていかないといけない事はこれだけではないと思います。個人的には、



サッカーで遊ぶ環境を増やすという事が大事



…ではないかと思うわけです。


例えば人口が密集する都市部を見てみますと、公園でのサッカーは禁止される傾向にあります。サッカーをするとなると、予約を入れてグラウンドやコートを確保しないとできないというシーンが目立ちます。


サッカー人口のパイを広げるためには、やはり日頃からボールを蹴る事ができる環境が必要だと思います。それも裸足で。僕の出身の静岡には海があるので、裸足で砂浜でサッカーができましたし、公園が芝生だったのでそこでも裸足でやったこともあります。(靴でやる事も多かったですが)


日本は治安や安全という事を優先にするので、『危ない!』という事に対しては規制をかける国家です。ですからある意味でやむを得ない部分はあるかもしれません。ですが、ブラジルなどのように小さい頃から広場でサッカーをやってきた人たちと世界で戦っていくためには、小さい頃から教えられたサッカーとは別に自分達で自由に蹴るサッカーがあってもいいと思います。そしてそれが日本のサッカーの文化の幹となっていくものだと思います。最近、元サッカー選手が中心となって『公園でサッカーを!』という活動を頑張っていらっしゃいますね。まさにそんな感じです。


元アンダー・サッカー日本代表の後輩と話している中で、彼がこう言いました。



サッカーストリートを作ればいい。



街に1つサッカーストリートを作り、その中で人々は自由にボールを蹴りあう。それも芝生にして裸足で。自分もそれはいい案だなと思います。それも郊外ではなく、人々で賑わう駅前などにあればそれを見てサッカーをひとつの文化として認知しやすい環境になりますよね。


やがてその町のサッカーストリートで1番上手だた子が日本代表になり、世界に羽ばたいていく・・・。それによってそのサッカーストリートは伝説のサッカーストリートとなって行き、観光スポットにもなる。


JFAアカデミーなどの強化も大事ですが、サッカーを老若男女問わずプレーできる環境を作る事もまた大事な事なのかなと思います。


海外ではバス停の裏に広場があって、そこにはボールがおいてあって、バスが来るまでの間、バス待ちの人々がひたすらボールを蹴りあって何十人対何十人というサッカーをしているそうです。いいですよね。そういう環境。


サッカー、いやフットボールが誕生した頃は何十人対何十人・・・もっといえば何百人対何百人という人数で数キロはなれた相手のゴール(それも水車小屋のポールとポールの間がゴールとかいい加減なものばかり)にむかってボールを蹴っていたそうです。まさに、その歴史の縮図を見ている感じですね。


日本にもサッカー特区ができて、そこには無料でいつでも使えるサッカーグラウンドがあって、受け入れるクラブチームがあって、入学金とかも全くなく、選手は全国からブラジル留学するように留学してきてバイトをしながらプレーをする・・・そんな事もあってもいいかもしれません。そのサッカー特区を担えるのが我が故郷『静岡』だと個人的には思ってはいるのですが…。アカデミーを1つぽんと作るよりも、日本中が目標とするサッカー大国を作る事もいいのかなと。




いずれにせよ、予約とかせずに、いつでもサッカーで遊ぶ事ができる場所が日本に多く出来てほしいと思う今日この頃です。










日本サッカー界をにぎわせている川淵会長問題。

賛否両論がある中で、このようなサイトが立ち上がったようです。



『川淵会長にレッドカードを』

http://kawabuchi.tv/index.php?index


川淵会長にレッドカードを!


デモ行進などもやるようです。

このサイトの解説はここではしませんが、サッカーに対する情熱を持つ人たちの行動を1度はのぞいてみるのもいいかもしれません。


日本サッカー史上初めてサポーターとサッカー協会会長が対立しあいます。

これも日本サッカーの歴史の1ページになりそうですね。

100年構想の先にいる子孫たちが、日本サッカー界にもこういう熱さを持つ人たちがいたんだと思う事でしょう。



反町監督がアンダーの日本代表を発表しましたが、同様にU-14の日本代表も発表されました。

公式発表をご覧ください。


東アジアサッカー連盟 U-14ユースフェスティバル2006中国メンバー

http://www.jfa.or.jp/domestic/trainings/news/060713_02.html


驚くのはJFAアカデミー福島の選手がほぼ全員だという事です。

Jリーグからはわずか2名の選抜となっています。


あえて『エリート』という枠を作る為に設立したと日本サッカー協会が胸を張るJFAアカデミー福島。将来の日本代表候補、そしてJリーグ、世界のリーグで活躍できる人材を育成する教育機関ではありますが、この偏り方は圧巻です。


これだけ偏ると、やむを得ない事情でもあったのかもしれませんが、Jリーグのユースチームはどうしてるのでしょうか?JFAアカデミーでなければ代表になれないという事はないとは思いますが、これはちょっと驚きです。


ただ、次回からユースからの召集率をあげたとしても、今回の召集は自分の子供をサッカーでBIGにさせたい親御さんにとってはとてもインパクトのある出来事であり、JFAアカデミーの宣伝にはなった事は事実ですね。うがった見方をすれば、『JFAがユース最高峰なんだ』という誤解を与える宣伝という点で、戦略性が高い出来事だったとも捉える事はできますが…。真相はいかに。



ただ、日本サッカーというのはエリートを作るレベルにいるのでしょうか?

芝生のグラウンドを1つでも多く作ろう、そして子供達のスポーツ環境を良くしていこうという理念に基づいて、これからサッカーの下地を作っていく時に、あえてエリートとそうでない層を分ける必要があるのか。


ブラジルや欧州のように、サッカーの歴史や文化や方向性がきちんとしている国は、既にパイが広い状況ですからかなり巨大なピラミッド型の育成プログラムを組む事が出来ると思います。しかし日本のように、まだまだこれからそのパイを広げていかないといけない国が狭いピラミッドを組む事になんの意味があるのか。W杯惨敗で日本がやるべき事はピラミッドの頂点だけを作る事だけなのか。


日本の頂点ありき、日本代表ありきのJリーグ軽視のサッカー協会らしい軽いサッカー強化プログラム、スタンドプレーであると感じてしまいます。



都道府県に最低1つのJリーグをという理念を持つなら、JFAアカデミーへかける予算をJリーグのユース育成支援費用にあてる等のほうがよっぽど、その理念に近づくと思います。


前に進む事ばかり考えないで、しっかりと地に足をつけて1つ1つ積み重ねていってほしい。

サッカーの歴史なんてすぐに出来上がるものじゃないわけですから。今やらないといけないのは日本各地へのサッカー文化の種まきなんじゃないのかな。






『日本はサッカー大国だと思いますか?』



『日本の文化としてサッカーがあると言えますか?』




日本中でアンケートをとったとしたら、YESと答える人がどれくらいいるでしょうか。

サッカーを見る文化はあったとしても、日本にサッカーは根付いているのか。


正直、ネガティブな回答が多いと思います。

日本ではサッカーを語るという事は、ある意味で『あいつ、サッカー知ってる。すげ~』って別格視されやすいゾーンにまだいると思います。浦和や新潟など一部の地域では根付いていても、イタリアなどのように国として生活に深く結びつくような方向性をまだ持っていません。


では日本では文化としてのプロスポーツでは何が根付いているのか。

その筆頭がプロ野球だと思います。


勿論歴史の長さもありますが、やはりチームが、選手が、そして日本の野球が多くの人から尊敬されています。生活の中にもプロ野球があり、電車の中ではおじさんたちが巨人の弱さを嘆き、おばさんたちが王監督の体調を心配し、若い子達はWBCの活躍に喜んでいます。


長嶋茂雄、王貞治、星野仙一…


コミッショナーのように球界に大きな影響力を持つ人たちがチームを超えて多くの人たちから尊敬をうけています。そしてその影響力におごることなく、彼らは球界の為に時として高齢ながらも体を張り、命をかけてグラウンドに立ち、野球を守っています。


そう。自分を守るのではなく、野球を守っているのです。


一生懸命というのは人の心をうちます。それがまた自分の為以上に、野球の為に一生懸命になるわけですからそれは人々の心を掴むにきまってます。


彼らだけでなく、プロ野球の英雄達は亡くなる直前まで野球に深く関わり、愛しながら突っ走ってきました。


最近でも八時半の男宮田さん巨人のエースだった藤田元司さんなど最後の最後まで自分の体よりも野球を愛し続けて亡くなっていった人たちがいらっしゃいます。



テレビにおけるプロ野球人気が低迷しているといわれていますが、インターネットによる速報情報の入手や多チャンネル化時代の視聴者の奪い合い等の影響をもろにうけてる部分もあったりで、一概にプロ野球がダメになったわけではないと思います。しかし、このように命をかけて野球を守ろうとしている人たちがいる限りは、プロ野球は大丈夫だと思います。




野球が大好きな一生懸命な野球馬鹿に野球は守られ、そして人々は心を奪われ、野球の文化ができてきたんですよね。



ではサッカーはどうでしょうか。


プロ野球界のように業界を牽引する人たちは人々から尊敬されているのでしょうか。


新聞の調査でも93%の人が川淵会長の辞任を迫るなど、尊敬されていないというのは明確です。


何故か。


それは日本サッカーの事を考えている以上に、自分の保身にこだわりすぎるからです。



サッカーを愛する人々が、サッカーではなく自分の立場を守ろうとする人を好きになれますか?尊敬できますか?一緒の方向を向いてサッカーを愛し育んでいきたいと思いますか?





思うわけないでしょ。




サッカーを守ろうという気概の無い人たちの集まり。


監督変える事だけで昇格でき、日本サッカーの進化は監督などへの人任せでサッカーを守る当事者意識の無いサッカー協会の幹部達。



つまりサッカー馬鹿がいなくなった日本サッカー協会てことなんですよね。



釜本さんなんか、我々の世代のスターだったんですよ。そう、三浦カズ選手の前の日本サッカーの大スター。彼を見てサッカー馬鹿になった人たちもいるでしょう。彼を見てサッカー選手になりたいと思った人もいるでしょう・・・。小学校6年生の時脳腫瘍で亡くなった僕の友達の部屋にも釜本選手のポスターがありました。









おい釜本!あんた、サッカー馬鹿じゃなかったのかよ!!!











今日、週刊ポストを買いました。

コンビニでサカダイを探していたら見出しに「川淵会長必死の形相!」とあったので思わず買っちゃいました。するとこんな内容の記事がありました。

まず、週刊ポストが先週以前に報じた内容と言うのはこんなものだったらしいです。


***************************************

・自らの年棒を含む役員報酬の大幅アップを独断で決定

・協会会長として受けた年間3,000万円もの講演料を個人事務所

 の収入としてしまって、その手配を協会職員にやらせた。

・ハイヤーの使用に公私混同の疑い。

***************************************


・・・で、この報道のあとの常務理事会でドラマがおきたようなんです。


常務委員会冒頭で川淵会長が『会長職を続投します』と言い、小倉純二副会長が『新聞でも続投が事実上決定という報道がなされていますので今更内部割れするのもどうか』と続いたようです。


そこで立ち上がったのが新潟県サッカー協会の澤村哲郎理事長


『週刊誌で騒がれているのだから、協会として正式に反論するか、せめてこの場で事情を説明すべき』


サッカー不毛の地と言われた新潟県にサッカーを根付かせて成功を収めた新潟県サッカー協会の男っぷりがまたあがった気がします。


すると他の理事も『文部省も疑惑に対して動き始めてると書いてあったが・・・』と説明を求めたそうです。


それに対して川淵会長から説明があったようです。


『週刊誌なんて勝手に騒ぐだけでウソばかり。相手にする必要は無い!』

『ネタがなくなりゃ止める。それが週刊誌なんだ』


・・・と。


非常にわかりやすい説明で、あまりにわかりやすくて簡潔すぎるため、皆さん納得しようにも、納得できない状況であったことは容易に予想できます。



ちなみにポストは各スポーツ紙と日本サッカー協会のつながりについてこう述べています。


各スポーツ紙のキャップクラスは川淵会長主催のゴルフコンペにしょちゅうでかけているし、子飼いの記者もいるので都合の良い記事を書かせるのは朝飯前。


そんなに仲がいいなら、なおさら疑惑追及なんてできるわけありませんよね。一連の疑惑に対する報道がスポーツ紙からなかなかでてこないのになんか納得してしまいました。


ちなみにポストで疑惑をすっぱぬかれた後、日本サッカー協会から『川淵三郎』の名前で全国の都道府県サッカー協会にある文書が送られてきたそうです。その中身は…。


『W杯での惨敗や次期代表監督人事で心配をかけたことを謝罪し、その後に川淵会長への疑惑は事実無根である』


という内容のものであったそうです。


川淵会長の求心力が低下してきているのを危惧してか、わざわざ全国の身内に謝罪と理解を求めるあたりから見ても、この人本当にサッカーがすきなのかな?って思ってしまいます。


なにより、オシムに謝罪各都道府県の身内に謝罪はできても、国民にW杯の総括やジーコジャパンの後見人としての謝罪や説明ができないサッカー協会のトップってどうなんでしょうかね。


ビジネスで言えば、会長は製品を売る会社の社長。ファンは消費者。


消費者にサッカーという製品を買ってもらい、愛し続けてもらって共に発展していくのが普通じゃないですか。しかし、現在の彼を見ていると商品の不具合の説明もせずに、『反省は部下が後でやりますから』と社長の座に居座り続けているようなものですよね。しかも平田さんに責任を全て押し付けてクビにしてしまって、『全て部下の責任です』という状態にしています。しかも本来責任を問われるべき1人の田嶋氏は年俸2,000万円をもらえる専務理事昇格が内定したとか。すごいですね。


そんな会社の作る製品が本当にユーザビリティに富んだ消費者のニーズに即したものになるのでしょうか。


これ以上ポストの内容を書くとポストが売れなくなっても困るので、是非皆さん、週刊ポストを買ってみてください。定価は330円です。


サッカー協会にある疑惑や川淵会長のなりふり構わずにやった決断など、おいおいおい!という内容のものが盛りだくさんです。ここで全てをお伝えできないのが残念です。




多くのマスコミが尻込みする中、ここまで踏み込んだ週刊ポストさんに拍手。




ちなみに本記事はコメント不可にさせていただきます。

(大量のコメントがついて他の記事のコメントが見つかりにくくなりそうなので・・・すみません。)


ピッチにおける審判は絶対である。



これは自分達が小さい頃から叩き込まれてきた事でもあります。実際野球でもなんでもそうですね。審判が絶対でないと試合は成り立ちません。


しかし。審判が絶対である以上、審判は周りから尊敬されるジャッジをしないといけません。尊敬のされていない審判では選手、チーム、サポーター・・・更に言えばサッカーファンとの信頼関係が築けません。


審判だけ試合の流れにのれない状態は決して好ましいものではなく、審判が絶対である為にはやはり審判の技術向上も必要不可欠であると思います。



そんな矢先に先日山形vs東京V戦でこんな事件が起きました。


『モンテディオ、不可解判定に負けた』

http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/jleague/news/20060723-OHT1T00137.htm


スポーツ報知が報道していますが、注目はここ。


『前半で2トップが一気に退場して0―1での敗戦。サポーターたちは、家本政明主審(33)へ「八百長、家本!」と怒りをぶちまけた。』


報道機関がここまで踏み込んで書くのも珍しいですね。審判といえば川淵会長の傘下にあるような状態で、会長が「今年は○○のような規準にしろ」と言えばそれに従ってきた集団ですから、いわばタブーの聖域でした。そこに今回報知が踏み込んだのは賛美に値すると思います。


確かにサッカーはお金になるとは思いますが、欧州のマスコミのようにもっとマスコミは強い気持ちと正義感をもって記事を書いてほしいと思いますね。


ここ一連の夕刊フジ、スポーツ報知の踏み込んだ記事に拍手を送ります。



ちなみに家本審判は八百長はしていないと思います。

審判の技量の問題なんだと思います。



1日に5,000hitもあって嬉しい限りです。

それだけ多くの人が今の日本サッカーを心配されてるんだなって思いました。こんなBlogでよければ、また気になる事があったらさらりと書いていきますのでどうぞ宜しくお願いします。


そしてこれだけ多くの人に見ていただいたので宣伝をさせて頂きます。



それでは・・・・コホン。






Jリーグも宜しくお願いします!!!






今のJリーグの若手には有望な選手が多くいます。

将来海外に飛び立っていくであろう選手も多いです。



先日、浦和の田中達也選手が復帰していきなり首位川崎からゴールをあげました。


川崎の我那覇選手は、なんと得点ランクベスト30の中でシュート成功率第1位です。


東京Vの森本選手はセリエAカターニャニ移籍しました。



若い世代も沢山育ってきているし、試合自体もかなり面白くなってきています。

伝わるかどうかわかりませんが、Jリーグや高校サッカーをあまりみない人の為に、当Blogの記事から昨年の名シーン(一部今年含む)をちょっと抜粋していきます。少しでも最近の日本サッカーの面白さが伝わればいいなと思います。



2006年1月1日 第85回天皇杯全国サッカー選手権大会 決勝

『浦和の未来、清水の明日、そしてJリーグの将来 -天皇杯 浦和レッズ悲願の日本一に。』

 http://ameblo.jp/lovesc/entry-10007614832.html



2006年3月6日 Jリーグディビジョン1 開幕戦

『春一番とともに吹いた熱い風 -開幕第1節初日 回顧録』

http://ameblo.jp/lovesc/entry-10009832683.html#cbox



2006年1月8日 全国高校サッカー選手権大会

『時間をとめた一本のサイドチェンジ -全国高校サッカー選手権大会 野洲高校初優勝!』

 http://ameblo.jp/lovesc/entry-10007845648.html



2005年12月30日 第85回天皇杯全国サッカー選手権大会 準決勝

『譲れぬそれぞれの誇り -天皇杯準決勝観戦記 さいたまダービー編』

 http://ameblo.jp/lovesc/entry-10007538016.html



2005年12月3日 Jリーグディビジョン1 最終節優勝決定戦

『まさに男祭り&殴り合い Jリーグ最終節 -ガンバ大阪悲願の初優勝!』

 http://ameblo.jp/lovesc/entry-10006730360.html




少しは伝わったかな・・・。


Jリーグにも楽しみな素材が沢山いるんですよ。

ですから、国内も!!国内もひとつ宜しくお願いします!



という事で第14節を終えての勝敗表をご覧ください。


0724勝敗表



チャンピオン・ガンバ大阪が首位です!!!


ガンバ大阪サポーターの皆さん、おめでとうございます。

5-1で名古屋を破っての首位。圧巻です。


アラウージョ&大黒が抜けたんですよね?


でもこの破壊力。さすがチャンピオン。素晴らしい姿です。やはりチャンピオンが強いとリーグがしまります。このまま最後まで盛り上がるように頑張ってほしいと思います。



そして2位には浦和に完封負けを喫した川崎。首位からの陥落です。

ちょっと鹿島に大勝した悪影響がでちゃったのでしょうか、らしくない敗北でした。

巻き返しに関口監督の手腕が問われますね。



3位は浦和レッズ。首位川崎を気迫で圧倒して勝点を積み重ねました。首位相手に勝点3を取れたのは非常に大きいですね。田中達也選手が復帰初ゴールを決めて素晴らしい動きを見せていますので、これでワシントン選手、ポンテ選手が復帰となればガンバ大阪を脅かす最大の敵はこの浦和レッズで間違いないと思います。



当分の間はこの3チームで展開していく事でしょう。

4位の鹿島はやはり前節の川崎戦の敗北が痛かった。しかしまだ3位浦和とは勝点4ですからわかりませんし、勝点10差の清水まではまだまだチャンスはあると思います。


そして一方で誤算となっているのが9位磐田、11位横浜FMのかつての王者組です。特に横浜は勝点13差が大きい。特に今節はベンチワークのミスで勝点3を逃してしまいましたから痛い所ですね。



さて、次に得点王争いを見てみましょう。


0724t得点ランキング


上位陣に順位の変動はありません。外国人勢力が独占しようとしているところに、川崎・我那覇選手、広島佐藤寿人選手が大健闘でランクインしています。


特にこの我那覇選手は、このランクイン選手中でシュート成功率がNo.1という結果を残しています。得点能力の高さを存分に見せ付けている形になっています。日本代表でも見てみたい逸材ですね。


さて、シュートを打たない日本代表FWと言われて久しいですが、今回はシュート数にポイントを置いてみたいと思います。シュートを打つ気がある、いわゆる攻撃の意識が高い選手は誰だろうという事です。


シュート数No.1はマグノ選手でピンクマークをつけています。続いて2位~9位については黄色でマークしていますのでご覧ください。外国人ばかりで残念です。しかしよく見ると日本人が2名いるではありませんか。



ガンバ大阪   遠藤保仁選手 41本

大分トリニータ  高松大樹選手 34本


素晴らしいですね。特に遠藤選手の41本はマグノ選手の52本と差がわずかですから優秀な数字ですし、なにより彼はMFですからね。拍手ものです。これだけ攻撃的ならもう少しW杯でも見てみたかったです。ちなみにガンバ大阪の詳しい情報はガンバ大阪への愛情たっぷりのよなよなさんの『甘口サッカー談義』 でご覧ください。


また、もう1人の高松選手はオリンピック代表として田中達也選手や平山選手といったあたりと共に活躍をしてきた選手ですから、あの若くて粋のいいプレースタイルは健在という感じですね。伸び盛りの選手ですから今後に期待しています。



よく見ると若い世代が得点ランキングに顔を出しています。オシムジャパンは古い井戸の水をまずはすくってみると言っていますが、すくっている間にも新しい井戸には新しい水がなみなみと流れ込んでいるのかもしれませんね。


その溢れんばかりの才能に恵まれた若い水を、そのオシム監督の大きな器でどこまでうけとめられるのか。非常に楽しみですね。




さぁ皆さん。



スタジアムへ行こう!!


W杯での日本の惨敗を受けて入場数が伸び悩んでいるJリーグですが、お隣韓国でもイマイチ盛り上がりに欠けているようです。


というか、むしろKリーグ自体が元々やばいくらい人気ないんですよね。日本では地元密着で成功しているチームが比較的多いですが、韓国の場合はほぼ皆無。


朝鮮日報の記事を読む限り、あぁ納得という感じがしますのでご覧ください。


朝鮮日報より 

「Kリーグは町内のサッカー大会」 

http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__2220283/detail?rd


サポーターがよく黙ってるなと。

なかなかお隣さんの状況も厳しいようです。



そう考えるとJリーグがアジアに残されたクラブチーム最後の望みなのかもしれませんね。

頑張りましょう!


前節、新潟戦初黒星を喫した浦和サポーターは…






0729-1


ものすごく気合が入っていた。





なにより、W杯期間中の試合の無いフラストレーションが勝利でしか発散できない事を知っているサポーターたちは…




0729-2



相手を倒す事しか考えていなかった。






7月22日 19:00

Jリーグ・ディビジョン1 第14戦 等々力陸上競技場


1位 川崎フロンターレ

  vs

3位 浦和レッドダイヤモンズ




試合開始45分前から、熱くコールを始めた浦和レッズサポーター。


0729-3

一応、これはアウエーです。ホームではありません。




絶対に『負けたくない』思いは動画越しで更に伝わってきます。


(何故か3秒分しかUPされない・・・)




そしてこの試合は、そうです。あの浦和のワンダーボーイ『田中達也』が復帰して関東で初めて行う試合なのです。



(何故か3秒分しかUPされない・・・)




さて、試合を見てみましょう。


首位川崎はマルクス選手が抜け、マギヌン選手が加入しました。マルクス選手といえば昨年の川崎を支え、今年の快進撃を演出した大事な選手です。マルコン選手が今年から加入した事で中盤のボールの運び屋が存在する事になり、昨年のように我那覇選手が下がってボールをもらいにいく必要がなくなって、ジュニーニョ、マルクス、我那覇という恐ろしい3トップになっていただけに、このマルクス選手退団がどのように響いているのかが1つの注目点です。再開初戦は鹿島相手に圧勝しましたが、本当の意味で現状を図るには守備が強い浦和は最も適した相手でしょう。


一方の浦和は3位で順当にW杯期間を迎えたものの、再開初戦に新潟にまさかの敗北。ワシントン・ポンテ・長谷部という大黒柱3人を欠いたのが大きく響く形になりました。引き続きこの試合もワシントン・ポンテという両輪を欠きますが、長谷部選手が戻ってきますのでその点では上昇の可能性があります。ただ、得点能力の高い川崎相手に乱打戦をワシントン・ポンテの両外国人不在でどう対応していくのかが注目ですし、前節から復帰した田中達也選手にも注目が集まりました。



まず結果から言いますと、2-0で浦和が川崎を下しました。内容は浦和の完勝でしょう。


結果の差は、試合に臨む意識だったと思います。この両者はナビスコカップでこの2ヶ月で2試合戦っています。(1勝1敗で得失点差で川崎が勝利)


浦和には川崎には勝って借りを返したい気持ちが強く、この試合にかける気持ちが選手の動き、戦術の中で非常に明確に見えていました。一方の川崎は浦和への苦手意識が無い為に、その気持ちが前にですぎて少し浦和に対して油断をしていたような試合運びでした。


結果として川崎は本来の力を出せずに敗退する事になったわけですが、前節で鹿島相手に大勝してしまったのが原因なのか、大味なサッカーになっていました。本来の持ち味である、動いて相手DFをかく乱しながらボールをもらう為のスペースを作る動きが前線になかったのは、やはりマルクス選手のエリアをマギヌン選手とその他のFW陣で明確な分担ができていないからでしょうか。ロングボールを当てる展開は浦和の高さのあるDFにとっては最も対処しやすい展開ですので、川崎の攻めの工夫の無さが浦和のDFを楽にしたといえます。


一方浦和のDFは、ラインを高くする意識がこの試合では特に強く、川崎FWが裏に抜けようとする動きを制していたのもここ2ヶ月で2度戦った事からの対策が万全だった事がわかります。


また、得点の象徴であるワシントン選手がいないという事も全員でなんとかしないといけないという意識となっていて、今まではワシントン選手任せのプレーをしていたエリアでも、全員で意識を共有して工夫した攻め方をしているのが印象的でした。


攻撃の核となる田中達也選手も、身長の高いDF陣相手に1得点と結果を残しました。 彼はシュートへ繋げるボールの呼び込みの速さとうまさ、そしてシュートコースがものすごく的確な選手です。先制ゴールもそうですが、あのシュートの正確さへの自信からくるものなのか、彼はとにかく際どい位置からでも良いシュートを打ってきます。自信に裏付けられている事からくる、シュートを打つ事へのためらいがない今の彼は浦和にとって非常に頼もしいストライカーですね。


また、それによってワシントンだけじゃないぞ!という日本人プレーヤーの1人である永井選手の奮起にも繋がっているようで、浦和のFW陣は益々楽しみになってきました。



そしてこの試合で目立ったのが三都主選手と坪井選手の動きの良さでしょうか、W杯で世界のスーパースター達と戦ってきた自信からか、両選手共にクオリティの高いプレーを随所で見せていました。


三都主選手は従来の左サイドから、積極的に中に切れ込んで時折右サイドに顔を出したりしていました。この時の左サイドには長谷部選手が入っていたのですが、三都主選手が右に展開した時に、右サイドの平川選手が更に余る事になり、かなり分厚い右サイド攻撃となっていたのが印象的でした。W杯で勝利する為に何が必要なのかという気持ちを更に強くしたかのような意識の高いプレーが多かったですね。


また、坪井選手はジュニーニョ選手を徹底して離しませんでしたね。ジュニーニョ選手に出たボールをジュニーニョ選手より先にボールに触っている事が多く、世界での経験が彼にとって大きなモノを授けたのかなと言うようなプレーが見られました。




浦和のキャプテン山田選手が退場、そしてイエローカードが連発で出るという非常に荒れた試合になりましたし、復帰の田中達也選手も足を痛めて何度もうずくまったり、川崎の米山選手も顔面を強打して痛んだりと、川崎と浦和の試合は最近の熱い試合の1つになってきていますね。



ただ正直、浦和に対してここまで油断した感じで試合をするチームは今年ありませんでした。今回の川崎は本当の川崎ではないと思いますし、首位にたって、鹿島に圧勝して緩んだ選手の気持ちをこの敗北でどう立て直してくるかが大きな課題です。昇格後初めて味わう王者の難しさを川崎は今経験しているんだと思います。



初夏の大一番、川崎フロンターレがHPで叫ぶ『修羅場3』の第2試合目は浦和の気迫が上回る結果となりました。