Jリーグを世界標準へ! -19ページ目

Jリーグを世界標準へ!

自分の国のサッカーを愛してこそ真のフットボーラー。

Ameba Visionには面白いサッカー動画が沢山眠ってます。皆さんも是非のぞいてみてはいかがでしょうか!


<ディフェンスのメンタリティ>



<審判も楽じゃないね>




こんにちは。寒いですねえ。風邪ひいてませんか?僕はサッカーで内転筋を以前1度痛めていたのですが、この寒さが追い討ちをかけてくれてる感じがします。先日フットサルをしたのですが、またぶりかえしちゃいました。皆さんも準備運動はきっちりとやりましょうね。勿論運動後のクールダウンもしっかりと。


しかし、納豆の偽装報道?でしたっけ。驚きましたね。当Blogが誕生した頃からのBlog仲間であり、ガンバ大阪の熱狂的サポーターであり、納豆愛好家でもあるよなよなさんが、納豆の効果への疑問 を早い時期から訴えられておりましたが、まさによなよなさんの言うとおりでした。よなさんの言うとおり、必要以上に納豆を購入しなかった僕は納豆供給と需要のバランスが程よく保たれました。ありがとうよなさん。



さて、世間からサッカーのニュースを色々拾ってみました。


サッカー フロンターレMF森、短パンで始動。

森選手、フロンターレの練習初めにおいて短パンで始動したそうです。単に新ユニフォーム披露のあと、長パンを履くのが面倒だっただけだそうですが、普通の事をするタイプじゃないだけに納得ですね。熱血漢ですからね。でも、この森選手、今年の課題に『カードや出場停止をなくす』とあげているようですが、『無理だと思う』とすぐ言い切ったとか。でも、今シーズンのフロンターレはACLがあるので試合数も増えて疲れでイライラする回数も増えるでしょうから無理だと言い切るのもわかるような・・・。



サッカー 沢登さん、引退試合に17,000人!!

すごいですね。こんなに集まったのか・・・。カズ選手やラモス監督、長谷川健太監督などが集まったようですが、沢登さんもGoalを決めたようです。考えてみたらエスパルスはリーグ制覇をした事がないのですね。なんだか意外です。10番を藤本選手に托して、これで本当の見納めです。お疲れ様でした。



サッカー マリノス始動、いきなり戦術練習。

マリノスが今日から始動との事。何がすごいっていきなり午後から戦術練習に入った事ですね。各選手のコンディションを見なくていいの?って思ったりもしますが、実戦的な練習を積み重ねる中で選手のコンディションを上げていこうという事なんでしょう。これも今年にかける意気込みでしょうか。



サッカー レッズMF長谷部、ACLへ強い意欲。

内舘、酒井、永井らと埼スタでのサッカー教室に参加したレッズの長谷部選手はACLにむけて『新しいチャレンジをしたい』と抱負を述べました。持っているポテンシャルは日本のMFでも有数のものだと思います。あの頑強で早いドリブルは最近の日本のMFがなくしかけているドリブルだと個人的に強く思ってます。アジアでの飛躍、そして世界への飛躍とステップアップしていってほしいものですね。



サッカー CAF年間最優秀選手は誰に?

CAF(アフリカ連盟)の2006年年間最優秀選手の最終選考に残った3人はドログバ(コートジボアール)、エトー(カメルーン)、エシアン(ガーナ)でした。確か去年と同じ顔ぶれですよね。3月に結果が発表されるそうですが、個人的にはエシアンかな~なんて思ったりします。皆さんは誰を推しますか?



サッカー モンテッラ、フルハムへ期限付き移籍

ローマ、モンテッラと言えば中田さんとの相性が抜群だったのを思い出しますが、その彼がフルハムに期限付き移籍をするとか。モンテッラがイタリアからいなくなるのは、中田さんの思い出が減る感じで少し寂しいですね。



サッカー ヴェルディ、開幕戦惨敗でラモス監督解任も示唆

ヴェルディの社長も気合が入ってますね。これだけの大補強に成功してるわけですから、そりゃ勝ってくれなきゃ解任だよと言うのはわかります。去年の横浜FCみたいにベテランが機能しそうな布陣ですからね。裏をかえせば、これで結果を出せないとラモス監督と横浜FCの高木監督の能力差がすごく明確に出ちゃうような・・・。てか、ラモス監督はこれで失敗したらもう監督として呼ばれることは当分なさそうですね。ちなみにヴェルディのHPのトップに新加入選手の写真があるのですが、名波選手、なんかパンツ短くないですか?!妙にパッツンパッツンでセクシーなんですけど・・・・。詳しくはHPで→http://www.verdy.co.jp/


正直、名波選手はJ1で限界にきてるなというのは浦和戦を見ていてわかりました。闘莉王選手に寄せられた時に、慌てちゃっていた姿を見て、かつてヴェネチアでプレーしていた時のトップフォームにはもうないんだなあ・・・と感じていました。でも、J2であればJ1ほどのDFの厳しさはありませんからまだまだやれると思います。頑張ってください。



昨日のBlogの末尾にて紹介した猫動画。超かわいかったでしょ?

更に今日はもっとかわいい猫パンチを紹介します。ミッキーロークばりのパンチだそうですよ。



【ぬこvsわんこ ぬこパンチ炸裂!】



では今日はこの辺で。






2年連続で安定した攻撃力を見せた佐藤寿人選手の2006年全ゴール集を発見したのでご覧ください。


【2006年佐藤寿人・全ゴール集】


改めてみると色んなシチュエーション、色んな角度、両足で決められる万能な選手だなと感じます。また広島で頑張り続けている所が素敵ですね。ここまで活躍しながら勝てないとなると移籍してしまう選手が多いのですが、それでも広島で頑張る佐藤選手には日本を代表する名ストライカーへの道を駆け上がっていってほしいと思います。最近にはなかったスピードのある万能型のゴールハンターですよね。




新聞を見ているとJリーグの話題が増えてきたね。

ACLチケットの先行発売も今日から始まっているし、なんかまたJリーグの季節だよ皆さん。血があったかくなってきた感じがしますね。笑


色んなニュースがあるので、僕が気になったものを簡単にあげていきます。



サッカー レイソル・根引、引退→普及コーチへ

29歳での引退だそうです。普及コーチって何?って思う人もいるかもしれませんが、普及コーチという言葉にたいする辞典解説はおそらく無いと思いますが、一般的に普及コーチというのは下部組織のコーチを指します。U-15とかのユースクラス以下かな。育成普及コーチとかとも言われます。レイソルではどのような位置づけになってるのかはわかりませんが、おそらくそのような感じかと。29歳って若いですが、コーチが若くてガンガン動けるのは子供たちにとっては超・最高ですよ。当然実力差も圧倒的だし、憧れをコーチに抱いて、よりプロへの意識が強くなると思います。僕も奥寺さんに憧れてサッカーを始めたんですよ。何故か親に内緒で。憧れがいるって、サッカーに限らずとても素敵な事ですよね^^

子供たちに憧れるコーチになってください。お疲れ様でした。


サッカー ブルーノクアドロス、コンサドーレに加入

昨年セレッソにいたブルーノクアドロス選手なんですが、思い出すのは一昨年の終盤だったかな。確か最終戦に出られなかったんじゃなかったっけ?あの年は最終節に5チームが優勝の可能性を残して並んでいて、彼がいたらセレッソはどうなっていたかな~なんて思ったりしたんですよ。最終節か最終節の前だったと思うけど。個人的にはJリーグにいる外国人ディフェンダーの中では好きなディフェンダーでした。コンサドーレは確か昨年のJ2得点王チームじゃなかったかな。失点を下げるサッカーができれば計算上は来季はJ1ですね。札幌遠征いきたいのでコンサドーレには頑張ってほしいです。


サッカー 黒部、ジェフユナイテッドに完全移籍

レッズに昨年所属(期限付き移籍)していた黒部選手が、今年はジェフフナイテッドへ完全移籍する事になりましたね。これまで期限付き移籍が続いて落ち着かない日々を過ごしていた黒部選手も、もう1度復活をかけて腰を落ち着けてのプレーを望んだのでしょうね。来年の契約が最初から保障されていない期限付き移籍は、期限が切れてもチームに戻れるかどうかもわからないので、メンタル面でも期限付きが2年以上続くのはよろしくないと思いますから完全移籍にした気持ちはわかります。ジェフが良い!という気持ちもあるかもしれませんが、完全移籍で獲ってくれる所をずっと探していたのでしょうね。ベテランと思われている黒部選手ですが、実はまだ28歳です。レッズで共に優勝した仲間としては、もう一花咲かせてもらいたいものですね。でもレッズ戦では活躍させませんよ!!



サッカー レッドスター鈴木、F・マリノスに完全移籍

これは本当に驚きました。てっきりアントラーズに戻るものだとばかり考えていたので。マリノスのユニフォームが彼に似合うのかもちょっと心配ですが、昔の個人的には好きだったウルフカット?にすれば日本代表みたいで似合いそうですね。マリノスは今季はどのようなサッカーを目指すのでしょうか。個人的にはハーフナー・マイク選手を無理にでもエースとして使うのが1番いいと思いますけど。なんせマイク選手のあの身長にさすがの闘莉王選手も「おいおい・・・」って感じでしたからね。彼がユースの頃から叫び続けてきましたが、あの身長をうまく使えるようになったらかなりやばい選手になりそうです。伊藤翔くんよりも、マイク選手をレッズフロントには獲得に動いてもらいたかったなあとも考えたりしたこともあります。



サッカー 70歳以上で東西サッカー開催!

どうやら世界初の試みになったようですよ。70歳以上の現役フットボーラーを集めた『70歳以上東西対抗』が国立競技場で行われて143人もの先輩方がプレーされたそうです。その中にはサッカー協会前会長の岡野さんや1954年、日本が初めてW杯予選に参加したときの韓国戦に出場した山路さん(77)も元気に参加されたそうです。最年長は瀬藤さんの88歳。しかもなんとGK!『いずれは年をとる。こうして元気にピッチにたっている姿を見せるのが、サッカー界への貢献かな』と話された瀬藤さん。いやー、素晴らしい!偉大な大先輩に負けないよう、僕も生涯フットボーラーであり続けたいものです。


ちなみに、この試合の笛を吹いた審判は引退された上川さんと、岡田さんです。何かとトラブルの多い岡田さんのジャッジは70歳以上の先輩方にはどうみえたのでしょうか。



サッカー レッズを支えるスポンサー&新ユニフォーム決定!総額10億円の広告収入!

レッズの今年の胸スポンサー(新・トップパートナー)に明治製菓とDHLが決定したそうです。DHLは国際貨物輸送業界のトップクラスの企業ですね。僕も仕事でかなりお世話になっています。胸スポンサーは国内仕様は明治製菓の『SAVAS』の文字、ACLなどの海外仕様ではDHLの文字が入ります。ユニフォームに名前を入れるスポンサーで10億円という広告収入もすごいのですが、今年のスポンサー探しがすごいなと感じたのは、スポンサーからの支援も取り付けたって所ですよ。まず、明治製菓からはACLのアウエー戦での食事面での全面サポート、ナイキからは吸汗速乾性の高いユニフォームの提供をうけるそうです。DHLは何かないのかな?ちなみにDHLは独自で飛行機を持っていますから、浦和レッズのACL遠征の際に飛行機提供なんかしてくれればいいのに・・・なんて思ったりしますが。Jリーグ勢がトヨタカップまで進んで活躍できるようになってくれば、きっとそのような壮大なサポートも夢の話ではなくなるのでしょうね。それにしてもレッズのビジネスは上手ですね。収入も多いですが、食事などのサポートにより別会社に新規で依頼する手間とコストを省きましたね。スポンサーにもチームへの当事者意識を持たせたのかとちょっとビジネスマンの1人として勉強になりました。



サッカー 福西、ジュビロ退団?

ジュビロの福西選手が退団するという情報が出てますね。有力な移籍先はFC東京だとか。あのベビーフェイスの影で極悪系な削りをする福西選手がもっとも似合うのがFC東京な気もしますよ。ツネ様がいなくなって、この世代で人気のあった選手が少なくなってきたので彼にはもっとその辺でも頑張ってもらいたいものですね。でも、福西選手を放出できるレベルにあるジュビロも若手の層が厚くなってきたんだろうなあ・・・。



サッカー 日本代表の次戦はアルゼンチンかペルー

おそらくペルーになるんじゃないかと言われてますね。川淵会長はアルゼンチン大丈夫!と言ってるようですが。アルゼンチンでもペルーでもどちらでも僕はいいのですが、ペルーってFIFAランクでは日本よりも下ですけど、格下と言い切れるほど日本と実力差は開いてないですよ?ここ数年の対戦成績はこんな感じです。


1999年 KIRIN CUP'99 0-0 引き分け (横浜国際)

1999年 南米選手権   2-3 敗北    (パラグアイ)

2005年 KIRIN CUP'05 0-1 敗北    (新潟スタジアム)


1分2敗で勝ってないのですよ。ぶっちゃけ日本にとってはペルーは強い敵です。でも、なんかマスコミからは『格下のペルー』という記事が多いんですよ。おそらくFIFAランキングを見て言ってるのでしょうが。だから、僕はペルーは逆に早いうちに倒しておきたい相手なんですよ。



サッカー JFLは3月18日開幕

18チームでJFLは今年は3月18日に開幕となるようです。TDK SCとFC岐阜が今年新たに参加しました。TDKは去年の野球の都市対抗でも確か優勝してませんでしたっけ?スポーツ企業としての地位をあげつつありますね。秋田がホームという事で、サッカーではあまり知名度の高くない秋田で一花咲かせてほしいものです。田伏選手を輩出した能代工業の秋田!というイメージが僕の中でまだまだ強いので。秋田県民の皆さん、秋田県でのサッカー普及の為に、どうかTDK SCをよろしくお願い致します。

http://ja.wikipedia.org/wiki/TDK%E3%82%B5%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E9%83%A8


それと佐川急便が合体して岐阜に行っちゃったんですよね。佐川急便といえば東京にあるアマチュア最強クラブのイメージが僕の中で強かったので寂しいです。知人もかつて所属していたり、愛着のあるチームでした。FC岐阜がJFLに今年からあがったわけですから、岐阜ダービーが出来ましたね。サポーターの皆さん、ダービーがある幸せを感じて盛り上がってください。



サッカー ジェフユナイテッド、巻と契約更新

巻選手が6回目の交渉の末、やっと契約したようです。今年のジェフユナイテッドはかなり迷走しましたからね。巻選手も主力の1人としてしっかりクラブにけじめをつけさせたかったのかな?でも気になるのは1年契約って所。これだけ揉めてしこりがまったく無いなんて事はないはずですよね。そうなると来年は巻選手が移籍の可能性もあるわけですね。ジェフユナイテッドはサガンから新居選手、パープルサンガから黒部選手を獲得していますので、もしかしたらフロントは来年の巻選手の流出も計算の中に入れてるのかな?


ちなみに、ジェフユナイテッドの応援ポスター。東京駅などに貼ってあるけど、もっとこう・・・千葉県に貼ったほうが・・・って思ったりもします。僕は千葉県に今は住んでいるのですが、ジェフユナイテッド市原・千葉という言葉にほとんど触れる事はありません。千葉ロッテマリーンズしか目にしません。その辺、もうちょっと活発に活動されたほうが・・・って思ったりしますが、千葉市から東京の間に千葉ロッテマリーンズが存在しちゃっているんですよね。しかも浦安は千葉市にとても近いですから、ジェフユナイテッドにとっては千葉から西は全てマリーンズに抑えられている感じです。しかも、そこは市川・船橋など人口がとても多いエリアなだけに痛いかも。



サッカー パープルサンガ、情熱と努力でJ1復帰を!

パープルサンガは情熱と努力でJ1復帰を目指すと新体制発表会で抱負を述べたようです。パープルサンガといえば、松井大輔・カズ、朴智星といったスターが共存していた時代もあったんだよね。レッズのエンゲルスコーチも監督を務めていたね。そんなパープルサンガが果たしてJ1に戻ってこれるのか。でも、今年の補強では秋田&森岡という守備のメンタリティの注入に成功してるので、結構やれるかもって思いますよ。でも、1年遅かったね。このメンバーで去年をJ1で戦っていたらどうだったのかなーなんて思ったりします。





たくさん書きました。疲れました。

お気づきかもしれませんが、今回はチーム表記をいつもとかえています。普段は『浦和』『千葉』などの地名を使う事が多いのですが、『レッズ』『ジェフユナイテッド』など地名ではない部分を使ってみました。理由はないです。なんとなくかっこよさげだったので。ジェフユナイテッドの場合は、ジェフよりもかっこよさげだったのでそう使いましたが、レッズの場合は世界的にレッズという愛称が広く使われているのでそう使ってみました。いわゆる遊び心です。


では今日はこの辺で。



追伸

かわいい猫動画です。笑いがとまりません。





こんにちは。

どうやら審判にもトレセン制度ができるようですね。

審判と審判を育成するインストラクターを育てるために設立されるそうですが、正直前途多難な気もします。僕が思うに、今は審判と選手、審判とクラブ関係者、審判とサポーターの信頼関係が揺らいでいると思うんですよ。実際、審判という職務はものすごくハードです。草サッカーなどで僕も審判をやる事もあるのですが、選手より走るんじゃないかってくらいの重労働です。例えば、選手は自分から遠くのエリアにボールがあるときは歩きますよね。でも、最近の出入りの激しいサッカーが主流となっているJリーグでは主審は常に走り続けます。これはね、はっきりいってしんどいですよ。線審もそう。例えばエメルソンのような快速FWがいたりするとそれをおっかけるDFも大変だけど、最終ラインに張り付いていないといけない線審も辛い。


色んな所で叫ばれている事だけど、このようなナショナルトレセンを設ける前に、審判の定年制度をもっと若くするべきだと思う。昔は選手を辞めて審判を目指す・・・という事もあったけれど、これからの時代は審判を最初から目指し、プロの審判として試合の流れについていけなくなってきたら引退をしていくという事が大事だと思う。


そうして30代で引退していく審判たちの第2の人生設計として審判育成をしてもらえばいいんじゃないかなって思うんですよね。若くてまだ体が動くうちに指導ができるって素晴らしい事だって僕は思うんですよ。


選手たちは実力で淘汰されていく世界にいます。全てのプレーに生活がかかっています。今日下手なプレーをしたら明日は無いかもしれない。だから、そんな選手を裁く側である審判の世界もどんどん実力で淘汰されていくべきでしょう。



だから変に保護されているスペシャルレフェリーなんてものもいらない。いらぬブランドと聖域が出来るだけだと思うから。



実力社会の中で勝ち残ってきた本当のプロとプロが並び立つピッチこそ、僕は美しいって考えるわけです。



審判は絶対であるといつまでも思い続けていたいので、早く審判が信頼を回復できるような態度を見せてほしいなあと、ふと思いました。




こんにちは。

昨日かな?一昨日かな?ガンバ大阪を巡っての詐欺のニュースがYahoo!のTOP記事を飾っていましたね。



G大阪かたり「振り込め詐欺」発生

http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=sports&d=20070119&a=20070119-00000010-dal-socc



誰も騙されていない模様で一安心と行った所ですが、クラブから寄付等のお願いの情報を入手したら、まずクラブの公式サイトで確認をしてください。そこに記載されていない寄付活動がある場合は速やかにクラブに確認をとる事を徹底してくださいね。


ちなみに、ガンバ大阪は寄付をうけないとやっていけないようなビジネス下手なチームではありません。一昨年はリーグ王者、昨年はリーグ3位、天皇杯準優勝と豊富な資金を得ています。(宮本移籍金は安価な為プラスにはならず)


低迷しているチームならいざ知らず、これだけの結果を毎年残すチームが封筒で振り込め寄付を募るなどまずありません。



さて、大方の補強が終わりに近づいてきていよいよキャンプという季節になりました。

今年は多くのブロガーさんが移籍情報を綺麗に扱っているのでさぼります。笑


年々Blogを書くテンション下がって、今年は閉鎖するんじゃないかってくらいのモティベーションですが、なんとか頑張ってます。いつまで続くこの気持ち・・・て感じです。


さて、補強といえば今オフ最大の日本人市場は阿部選手だったのかな。浦和レッズが今年はどのようなフォーメーションで1年を戦い抜くのか。自分なりにフォーメーション別で幾つか考えてみました。


まずは4バックから。
4バックは欧州の主流なのですが、最近日本でも4・1・4・1を取り上げている所が多いですね。戦術系の人たちの多くも4・1・4・1信者が増えました。皆さん、かなり理論派。すごいですよ。ほんと。自分なんかくそったれだなあなんて思ったりします。


その4・1・4・1で遊んでみましょうか
そんじゃ、ちょっと浦和レッズでの4・1・4・1を考察します。


個人的には浦和レッズでの4・1・4・1というのは浦和の4・4・2で発生しやすい問題点をクリアにした戦術だと考えています。


まず、図の4・4・2を見てください。


浦和レッズは名古屋戦で確か4・4・2をやりました。その時の課題点は中央で組み立てる人がいなかった事でした。図のグレーのエリアですね。ワシントン&ポンテがほぼ横の関係になった事で、グレーのエリアには両サイドの三都主&山田さんが中に入ってくる事も必要でした。しかし、実際にはなかなか入るタイミングが掴めていなかったのかなという状況でした。


また、この試合の4バックは相手が3トップという事で、どちらかというと守りをメインにして人数をかけた4バックだったので両サイドバックは果敢にあがるということはせずに、基本的に名古屋の3トップに張り付く形となっていました。なので、サイドバックの押し上げがない為に、両サイドハーフは蓋をする形でサイドに居続けましたね。


結果的に、ディフェンシブハーフの長谷部&鈴木啓太を橋渡しに前と後ろをある意味ぶっちぎった状態になっていました。言ってみれば堅守速攻がもろに出ていた感じでした。


・・・・が、思ったよりもグレーのエリアに誰も入ってこなかった為に、攻撃がどこかぎこちなく。しかも、グレーのエリアをうめようとディフェンシブハーフの2人がそこに進出していった為に、今度はディフェンシブハーフと最終ラインの距離が広がって黄色いエリアにスペースが誕生してしまいます。


ディフェンスラインはスピードのある玉田選手がいるので、そのスペースを埋めたくても思い切った押上げができないというシーンが続きましたね。


結局センターラインに人数が少ないと嫌なエリアにスペースができてしまうリスクを背負うのですね。結局全体が連動して走り回らないと機能しないのが4・4・2の難しさで、1人1人の役割が明確になっている3バックに比べると難しいフォーメーションだなあと感じます。


・・で、これの対策として使えるのが4・1・4・1じゃないかと。。



4バックの前に啓太選手がいますね。4・1・4・1の良さは色んな人が述べているので多くは語りませんが、全体が間延びしたときに絶対にいて欲しいエリアに絶対にいてほしい人がいるフォーメーションです。名古屋戦で見せた浦和式4バックの課題がこのフォーメーションでだいぶ解消されていくのではないかなと思ったりします。


なので、もしレッズでそれをやるならこの面子かなと。
攻撃時にはこのフォーメーションは3トップに変化するので、浦和の3・6・1と攻撃のイメージは遠くはないですからやりやすいとは思います。


ちなみに長谷部選手と山田さんの位置をこうしたのは、最初はサイドハーフは長谷部選手かな~って思ったのですが、真ん中が啓太選手が1人であるというリスク回避の意味も込めてトップスピードでフォローに戻れる長谷部選手は真ん中に近い位置にいたほうがいいかなという事と、山田さんが中に切れ込んだときに、これまたトップスピードでサイドから追い越していけるスキルが長谷部選手にはありますからこれが妥当なのかなと。あとはやはり長谷部選手の得意な中央突破のドリブルはここでこそ活きるのかなと。


ちなみに阿部選手は浦和よりもガンバ大阪のほうがあうのではないだろうかと書いてきましたが、阿部選手は4バック向きだと思うんですよね。だから浦和が阿部選手を獲得した本音は4バック用、つまりアジア向け、世界仕様なのかもしれないなあと感じたわけです。



・・・ではこのガッツリーゾ。今年は浦和レッズは4バックがいいのか?と考えると実はそうじゃありません。

実際、浦和はレギュラーシーズンは3バックでスタートすべきだと考えています。


あれ?3バックってことなら阿部選手は!?

と思うかもしれませんが、現状阿部選手が浦和レッズで絶対レギュラーを取れるかというとそんな事はないと思います。阿部選手のベンチスタートも十分ありうると思いますし、なにより闘莉王、坪井、堀之内の3人が浦和というチームの中でサッカーをやる上で阿部選手に劣るとは思っていません。昨年の浦和の3バックはそれぞれが持つ役割のスペシャリストとして機能していましたからね。これを脅かすというのはなかなかどうして、阿部選手でも相当がんばらないといけないでしょう。日本代表、ジェフユナイテッドの顔であったかもしれませんが、ここは浦和レッズ。UEFA杯を制した小野選手ですらサブにまわるチームです。


基本的に今年のフォーメーションと顔ぶれはいじるべきでないと考えます。ですから阿部選手が仮にレギュラーを取れたとしても3バック+Wボランチにいきなり入るべきではないのかなと思うわけなんですね。


一般的に考えられそうなフォーメーションは恐らくこんなんじゃないでしょうか。

長谷部選手への攻撃面への期待値を考えるとものすごくアリだと思います。自分も最初はこれを考えました。ただ、これだと浦和レッズの昨年はなんだったのかという事にもなりますから、すんなり長谷部選手がその座を阿部選手に譲るとは考えにくく、こんなフォーメーションはどうかなと考えたのがこれです。




三都主選手の位置にいれただけじゃん!!!

・・・という突っ込みを頂きそうですが、実はこれには自分なりに考えはあっての事です。


昨年終盤に気になった鈴木啓太選手の事と絡めながらお話してみたいと思います。



さて、啓太選手の気になる部分というのは、彼がレジスタに変化している事なんですね。


機能している彼のスタイルは元々はメディアーノ(アンカー)といって専守の役割だったと思います。イタリア代表で言えばガットゥーゾのような中盤の底で汗をかく守備専門の人。しかし、メディアーノから攻撃を組み立てるレジスタという役割に啓太選手がシーズン終盤から変化しているように感じていました。


勿論、オシムの指導によって代表では攻撃参加をするようになった事もあって、レジスタへの意識が強くなっていったのは明らかでしょう。それにより、浦和の攻撃にも1つ引き出しが増えました。これは喜ぶべき事だと思います。しかし一方で浦和がシーズン後半に失点するケースの多くが啓太選手があけたエリアを突かれていたのも事実でした。


これは啓太選手が悪いわけではなく、彼が攻撃参加したシーンでそこをカバーする事ができていなかったのが問題なんですね。つまり、まわりをカバーしていた鈴木啓太がカバーされる必要が出てきたという事です。攻撃の引き出しが1つ増えたと同時に、必要とするカバーリングの約束が1つ増えたという事です。


同じくディフェンシブハーフでコンビを組む隣の長谷部選手はスタイル的に攻撃を組み立てる役割が強いレジスタとしての役割を担ってきましたが、同様に啓太選手までレジスタの役割を果たすようになるとしたら浦和の守備陣にメディアーノという中盤の底で守備を専門とする人が不在となる為に守備が薄くなりがちになります。


シーズン終盤になんとなく脆さを感じた失点シーンはまさにバイタルエリアに人がいないのを突かれており、攻撃参加したときの啓太&長谷部へのエリアへのケアの重要性を感じました。


ですから、今季も引き続きレジスタ志向を啓太選手が強めていくとするならば、彼のケアをどうするかが課題となります。啓太選手は長谷部選手ほどのトップスピードがありませんから、攻撃で高い位置に顔を出しているときにカウンターを受けると、守備に戻るまで時間がかかっています。メディアーノの素質を持つ堀之内選手を長谷部選手の位置に置くのか?それとも啓太選手に再度メディアーノとしての役割を徹底させるのか。


いずれにしても、試合中は啓太選手のエリアはディフェンダーが1人ポジションをあげて埋めるのがベターでしょうから、ディフェンスラインが1枚薄くなることは確実ですね。



・・・とここで話は少し変わります。
3バックとは事実上の5バックです。浦和の守備の強さの秘密は5バックであるという事も言えます。イングランド、スペインなど、欧州の一部では3バックは市民権を得ておらず、ウイングバックは上がりめのサイドバックと言われています。イタリアでも近いイメージで捉えられています。


浦和の伝統になりつつある堅守を支える事実上の5バックであればそのあいたスペースを埋める事は可能です。昨年も何度平川選手や三都主選手が最終ラインでディフェンスをした事か。


(守備時における3・6・1→5・4・1への変化)


つまり、左サイドのウイングバックに守備に長けた阿部選手を入れれば、昨年の守備陣の顔ぶれを壊さないで阿部選手を5バックの守備陣に参加させられるわけなんですよね。つまり、DFが中盤との距離を埋める為に前に出て空いたディフェンスのスペースを阿部選手が入る事でたとえ闘莉王選手が前にでても浦和には完璧な状態で3バックが残るわけですね。また、ディフェンシブハーフの2人の距離からも近いですからディフェンシブハーフが高い位置を取った場合に中に絞ってスペースを埋める事もできます。そして空いた左サイドを長谷部選手と山田さんが使うと。

オシム語録を使うとなると阿部選手にポリバレントを求めるには絶好のポジションなのかなと。オシム曰く『選手を代えず位置を変えて違うチームにするのが本当のポリバレント』だそうですから。


・・・と、これまで3バックは守備のフォメと言い続けてきた裏には3バックは5バックであるというカラクリがあったわけですね。それを前提に考えた場合、ギドが三都主>相馬で1年を過ごした理由が見えてきます。


そのギドは相馬選手をなかなか使わない理由に守備をあげました。三都主選手と相馬選手では攻撃力に出場試合数程の差は無いと考えます。つまりギドの中ではウイングバックとは「ディフェンス」のカテゴリに属していたという事が見て取れます。つまり、三都主選手に求めていたものは守備の比重が高かったのだと。そう考えると4バックの際に三都主選手をウインガーではなくサイドバックやディフェンシブハーフに置いたのも納得です。(たまに相馬選手のディフェンシブハーフを試みていましたが)


つまり、浦和レッズの3・6・1をギドは5・4・1として機能させようとしていたという見方ができます。


ちなみに、自分の中で阿部選手は元来ゲームメイクの出来る前でプレーをするタイプにずっと見えてました。オリンピック代表の時ですら前で使うべき選手だと思っていました。勿論今でも、ですから、攻撃参加がしにくい最終ラインよりも、彼の持つポリバレントと呼ばれる特性を活かす為に、ウイングバックの位置において攻撃時に左サイドからゲームメイクができ、左サイドからゴールにむかう角度のシュートがうてる右ききの阿部というのはかなり有効だと考えます。


右利きが左サイド?左利きが右サイド?という疑問については、欧州を見ればもはやナンセンスだという事は明確でしょうから。




まぁ実際は手堅くディフェンシブハーフか3バックのどこかに阿部選手を入れてくる可能性が高いのですが、成功している時は選手個人のモティベーションの観点からみてもチームを動かすべきではないという考えを元に考えると、これがベターだと思うわけです。


川崎のディフェンシブハーフには谷口、中村という優れた選手がいます。それなのに何故失点が多いのか。それは二人ともレジスタの志向性が高く、前へ前へと行き過ぎるがあまり中盤とディフェンスの間が開きすぎてそこを突かれてしまうからというのも理由にあると思います。


浦和レッズがそうならない為に、ディフェンダーだったオジェック新監督がどう手を打ってくるのか。現役のディフェンダーとして世界を獲ったギドは選手の立場に近い戦術をとりました。選手としては大成しなかったものの、コーチとして世界を獲ったオジェックはギドに比べてより戦術的なアプローチをしてくると予想します。


楽しみというよりは、勉強させてもらう気持ちのほうが強くて緊張しています。


そして最後にもう1つ。
守備専門でやってきた啓太選手が『攻撃』というおいしい果実をかじってしまった事で、彼のこの1年はかなり重要になると思います。一歩間違えれば価値観が定まらなくなって大崩れ、うまく乗り切ればマケレレに匹敵できる存在になれるという勝負の1年になると思います。


ぜひとも日本を代表する選手に成長してほしいと強く願っています。



・・・とまぁつらつらと書きましたが、あまり気にしないでください。笑




日本サッカー界で最大のオープントーナメント『天皇杯』。

今年の決勝戦はものすご顔合わせとなりました。



天皇杯決勝


2007年1月1日 国立競技場

2006年Jリーグチャンピオン

浦和レッドダイヤモンズ(埼玉県)

     VS

2005年Jリーグチャンピオン

ガンバ大阪(大阪府)


この2年のチャンピオン同士の戦いとなりました。

浦和レッズは闘莉王・坪井・ワシントン・三都主・田中達也が不在、一方のガンバ大阪は遠藤選手が帰ってきてベストメンバーという最高の状態です。


両チームのスターティングラインナップは以下の通り。


浦和レッズ 【3・6・1】

 GK 都築

 DF ネネ、内舘、細貝

 MF 山田暢、鈴木啓太、長谷部、平川、小野、相馬

 FW 永井


ガンバ大阪 【3・5・2】

 GK 藤代

 DF 宮本、山口、賽好

 MF 遠藤、二川、家長、橋本、加地

 FW マグノ・アウベス、播戸



ガンバには得点王マグノ選手健在、しかし浦和は同じく得点王ワシントン選手が不在です。浦和は守備でもシーズン開幕当初のスタメンディフェンダーは1人もいませんので、スタメンだけ見ればガンバが優勢で、この試合は浦和にとっては辛抱する時間が多いものになると予測されました。



ちなみにこの試合、浦和レッズを3年間率いたギド・ブッフバルト監督の最後の試合でもあります。


1
ギド監督に捧げるビジュアルともとれそうです。ビジュアルをむこうに置いて国歌を聞くギド。そして国歌の最中ですが、ビジュアルの凄さに思わず見とれてしまった都築選手をテレビカメラは捕らえていました。



一方、ガンバ大阪も宮本選手がオーストリア移籍の為、これがガンバでのラストゲームとなります。


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元日本代表キャプテンもガンバサポーターの前で最後の勇姿です。



国歌の後の記念撮影も終わり、いよいよ2006シーズン最後の試合が始まろうとしています。

試合開始前に、これがコンビを組んで最後の試合になるからか、キックオフ直前にエンゲルスコーチがギド監督に歩み寄って抱擁をします。優勝への希望とギド監督との別れが近づく寂しさが入り混じる浦和ベンチ。


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その横ではガンバサポーターの青を背景に西野監督がじっとピッチを1人見つめ続けてます。最後の1冠をなんとしてでも取ろうと悲壮感が漂うガンバ大阪ベンチです。


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こうして最強の2チームによる日本サッカー界最大のオープントーナメントの頂点を目指す戦いがはじまりました。


試合は当初の予想通り、ガンバ大阪が圧倒的優勢で試合を運びます。

ベストメンバーで臨めたガンバに対して、厚い選手層で穴を埋めたレッズでしたが、連携ではベストメンバーのガンバが1枚上手です。引き出しの多さで浦和陣内に一気に攻め込みます。


特に際立ったのが激しいフォアチェックでした。浦和の連携ミスを誘うようにガンバは激しく前線からアタックしていきました。そのプレッシャーに負けて浦和はどんどんディフェンスラインを下げていきます。


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浦和はガンバにバイタルエリアをのびのびと動かれ、見事に押し込まれています。画面内に8人のレッズ選手がいますが、うつっていない残りの2人はFWです。この画面内にいない事からわかるように、かなり前線とディフェンスラインが間延びしている状況が前半から多く見られました。それもこれも、激しいガンバのプレッシャーの効果でもあるのですが、それと共にもう1つあげられるのがマグノアウベス選手、播戸選手というスピードのある2トップがしきりに裏を狙っていた事もあげられます。浦和のディフェンスラインはこの2人に比べるとスピードは劣ります。つまりラインを上げて裏を取られる事が怖い為、セーフティにラインを低めに構えてしまっていたようです。W杯ドイツ大会の日本のディフェンスのような感じもしました。恐らく闘莉王選手がこれを見ていたら相当怒っていたのではないでしょうか。


しかし、相手にラインをびっちり下げられると逆に攻めあぐねる傾向にあるため、むしろラインを上げてほしいタイプと思われるマグノ&播戸コンビは浦和が自分たちにそれぞれネネ&内館をつけてマンマーク状態にしてきた事でDFを高い位置に引き出す方法をとり始めます。基本的にはマグノ選手が下がり目でボールを受けてくさび役になり、播戸選手がそれに反応して走り、マグノ選手もそれに呼応するようにパス&ゴーで行くという形が一気に増えました。そしてその逆もあったりと、要は2人で3バックを崩そうという試みです。


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上の図は播戸選手が中央下がり目でボールをもらいます。すると浦和はネネ選手が播戸選手にプレッシャーをかけるため、浦和の最終ラインは2バックになります。そこへマグノ選手が目をつけてヨーイドンで裏に全力で抜けようとします。この試合、高い位置に浦和のディフェンスを呼び込んでスプリント勝負をさかんに仕掛ける戦術が徹底されていたように思えます。これをやられるとディフェンスは走り負けする事があるだけに辛いんです。体力もどんどん消耗します。ガンバが攻めのコンセプトをしっかりと持っていただけに浦和にとってはやっかい極まりない攻撃となっていました。



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裏を取られ始めるのと、それを怖がったディフェンスが次にとる行動はラインをずるずると下げ始める事です。それが上図です。完全にラインが下がりきった上、ディフェンシブハーフまで最終ラインに吸収されてしまっています。浦和がこのような状況を出すというのはガンバの攻撃のプレッシャーがいかに強烈であったかがわかるとおもいます。


まず、二川選手がマグノ選手にパスを出します。そして二川選手はそのままマグノ選手の横を抜けてペナルティエリアに突っ込みます。その際、マグノ選手がうまく二川選手の背中側を抜ける感じで中央に行くのですが、2人の体の入れ方が上手な為、うまい具合に二川選手が浦和の内舘&細貝を激突させてディフェンダー2人をその場で潰しました。2人もディフェンダーが崩されればディフェンスに空白ができるのは当然のことで、マグノ選手がフリーでいい位置からシュートをします。しかし、ここは都築選手が好セーブをして防ぎましたが、ガンバの選手の連携が非常にはまっているシーンの1つでした。




前半はガンバのペースで浦和にはチャンスがあまりありませんでした。理由としてはガンバの中盤での圧力に押されているというのもあったのですが、前線でタメが作れない状況の為、カウンターも淡白なものでした。むしろ、ビルドアップというよりもカウンターしか仕掛けられなかったというのが正直なところでしょう。そんな中で、浦和の数少ないチャンスを作り出したのがキャプテンの山田選手でした。



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なかなか前線でボールが落ち着かない為に相手のマークにがっちり掴れていた状況が続いていましたが、山田選手がドリブルでサイドでボールを持ちます。これによりボールが前線で落ち着き、相手のディフェンシブハーフが山田選手につかないといけなくなり、山田選手はガンバの3人をうまくひきつけます。この間に浦和は前線に3人張ってガンバDFと3対3という数的有利な形を作ることができました。ガンバの最終ラインは非常にフラットなラインを作っており、オフサイドを狙っているのがよくわかります。しかし中盤とディフェンスラインが離されてしまったので、相手FWについていきている中盤もなく、オフサイドが完全な賭けになってしまっています。これで山田選手としてはディフェンスラインの裏に放り込めば良い状況になり、ガンバとしては非常に守りにくい状況になっています。案の定、仕掛けたオフサイドも失敗し、永井選手が綺麗に飛び込みました。トラップが少し大きくなった為にゴールにはなりませんでしたが、決定的なシーンでした。ちなみに、山田→平川とサイドチェンジが出来た場合、平川選手についているガンバDFが平川選手につかざるを得ない為、そのエリアが空っぽになります。そこに平川選手が転がせれば永井選手が相手を背中に背負う形で突っ込んでこれるため、そこからシュートにももっていけますし、更に折り返して中央に走りこんでくるであろう小野選手に合わせることも可能だったと思います。色々考えるとよだれがでそうな、面白いシーンでしたね。



前半はガンバがかなり押した展開となりましたが、結局0-0で終了しました。

ガンバは上述したとおり、浦和のディフェンスラインを引き出す動きを2トップが徹底していました。実際、内舘・ネネが引き出されて、そこでできたエリアを狙ったり、崩れたディフェンスラインの裏をとったりとかなり効果的な攻撃をしていたと思います。しかし得点に結びつかずという状況は、紙一重という表現と共に、浦和の守備陣がぎりぎりの所でシュートに対してプレッシャーをかけるべく寄せていたという事も言えると思います。


両者共に1年の最終試合、そして中2日という厳しい日程で疲れ始めるであろう後半。体力消耗と共に戦術にほころびがでてくると思われますから、ベンチワークが1つポイントとなってきます。


さて、後半も開始からガンバがペースを握ります。

後半開始早々という時間帯は浦和がオフェンシブに仕掛ける時間帯なのですが、ガンバが逆に更にオフェンシブにしかけます。後半の浦和のディフェンスラインは前半ほど前に引き出されることがなく、比較的ふんばっています。うまくディフェンシブハーフに下がり目に位置した時の2トップを任せています。あぁ・・・これは結構いけるかな?と思っているとガンバの2トップは今度はこれまでと攻め方を変えてきました。これは監督の指示ではなく、2トップの個人のセンスで判断してやっていたような気もします。


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まず二川選手がボールを持つと、ディフェンスラインギリギリで待つ播戸選手に早いパスを出します。パスが速いために浦和のディフェンスはラインをあげきれずにオフサイドにはなりません。そこで播戸選手はボールを下がり目で待っているマグノ選手に落とします。マグノ選手がボールを受けた位置が非常に良いため、ディフェンスラインは急いでマグノ選手のコースを塞ぎにいきます。このシーンでは内舘選手があたった為、そこにスペースができてしまい、播戸選手はそこに突っ込みます。内舘選手を少しひきつけたマグノ選手はオフサイドになる前にスペースにボールを出しました。細貝選手のファインプレーによって得点はなりませんでしたが、非常に良い組み立てだったと思います。フラットラインを破る時はくさびのプレーからのワン・ツーに近い形が有効ですが、ここもワン・ツーというリズムではないですが、コンセプトは同じようなものでした。相手のディフェンスラインを徹底して2人で崩しに来る恐ろしい2トップです。加地選手がずっと歩いているのは内緒です。


このようにガンバの2トップによって崩され気味の浦和ディフェンス陣は疲れからか、下がりっぱなしの状態になります。ディフェンシブハーフがディフェンスラインに吸収されたり、片方がサイドに引き出されても反対サイドが内に絞り切れなかったりとかなり苦しい浦和の時間が延々と続きました。途中では下図のようなバイタルエリアの空き具合で、よく失点しなかったなと思うくらいです。ガンバの2トップに押されてズルズルラインを下げてしまい、瞬間瞬間で押し上げようにも疲れで足が止まっている状況があらわれているシーンです。


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後半もどんどんガンバに押されていく浦和ディフェンス陣ですが、気持ちだけは切れていないために、最後の寄せはきっちりと出来ていて、ガンバに得点を許しません。この切れない気持ちが、劇的な大量失点で敗れる上位陣を尻目に優勝までこぎつけることができた浦和の2006シーズンの最大の強みでしょう。


しかし、このままでは防戦一方の浦和は得意の後半半ばの時間帯で、平川選手を下げて長谷部選手を投入します。平川選手の位置にはディフェンシブハーフに入っていた山田選手がうつり、山田選手の位置には長谷部選手が入りました。2006シーズンで苦しい試合で決定的な仕事をしてきた山田選手を前に持っていった事で、さあ反撃開始だぞというスタートの意思表示をギド監督は全体に示します。そして更にその約10分ちょっと後に小野選手に変えて岡野選手を投入します。長谷部選手を投入しても依然として流れが大きく変わらないのを見て、更に攻撃をするという意識を全体に植え付けるために岡野選手を投入します。しかもそのポジションはいつ以来か忘れるくらい懐かしいトップの位置です。


これがかなり重要なポイントとなりました。


このわかりやすさがギド監督のうまさだと思います。ハーフタイムを終えると全体統一の機会はありません。全体に監督の意思を示すのは選手交代くらいしかありません。それも、選手がそれで理解できるような交代でないといけません。それを実にうまく、友好的に活用して浦和に反撃の合図を下しました。


岡野投入は相手にとっても非常にわかりやすいもので、押せ押せでグイグイ裏を取ろうとする岡野選手によってガンバディフェンスラインはそれまで維持してきた高さを放棄してズルズル下がり始めます。


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ディフェンスラインが下がるということは、それまで高い位置からプレッシャーをかけてきている前線や中盤との距離が広がって全体的に間延びするという事になるわけです。つまりおのずとディフェンスラインと中盤の間が距離ができ、バイタルエリアががら空き状態となりはじめ、またサイドもガンバDFの前後に広大で無計算なスペースができあがっていきました。この間延びによってガンバは勢いが途切れます。


そして岡野選手投入で活気の戻ってきた浦和の前線がかき回し始めると、間延びしているガンバが中盤のコンパクトさが失われて浦和にポゼッションを奪われ始めます。結果的にこの試合で浦和が中盤を満足に支配できたのはこの時間帯しかなかったと思うのですが、この時間帯で浦和は貴重な先制点をあげることになります。


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この攻撃は長谷部選手からはじまりました。中央からサイドに展開した長谷部選手が家長&遠藤をひきつけます。遠藤選手をひきつけられた事で明神選手は遠藤選手のあけたスペースをカバーしつつ、パスをもらう位置に顔を出したポンテ選手を意識せざるをえなくなり、そこへ浦和の2トップが飛び込む動きを見せた為にガンバのディフェンスラインは一緒に下がらざるをえなくなり、これらの流れによってディフェンスラインと中盤の距離が開きます。そこを狙って長谷部選手がディフェンスラインの裏をめがけてスルーパスを出します。加地選手が内に絞りながら懸命に戻りますが、間に合っていません。前線は3対2と数的には互角です。


飛び出してボールに追いついた岡野選手が2人のDFを相手に粘ってマイナスの角度のセンタリングを出します。ここでガンバが痛かったのは実好選手が途中から永井選手から目を離してしまった事です。永井選手も上手に相手の死角に一旦消えて後ろから前へ入ってきたのでDFも見難いという点もあるのですが、もう少し永井選手を見ていたら前に入られることは無かったのではないかなと思います。関わったすべての選手が技ありだったこの待望の1点でした。これが出来るのが浦和の強みかなと。


ちなみに、多くのチームのDFは肝心な時にボールばかりみてしまう傾向にあります。浦和レッズのディフェンスは肝心な時にボールだけでなくルックアップして周りを良く見ています。だから相手FWを離すことなくプレッシャーをかけ続けることができるのです。これが失点を少なくするのに大事な事であり、ピンチの時の視野の広さがいかに大事かを表していると思います。今の浦和に対抗していくには、失点を少なくすることが大事であり、ペナルティエリア内でDFがどれだけ周りを把握できるかが鍵となると思います。


この一瞬で決めた得点はまぐれではなく、ギド監督が選手交代をうまく使って全体の意識を攻撃に向けさせて軌道修正させた、この試合における1つ1つの積み重ねの結果だと思っていいでしょう。



そしてゴールを決めた瞬間。
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喜びまくるエンゲルスコーチの横で、1人冷静に堀之内選手に交代を指示する(鈴木啓太選手と交代)ギド監督、そしてショックのあまり膝に手をつく西野監督。ガンバとしては後半40分というつらい時間にとても痛い1点で全体が動揺しています。そんな時こそ、監督を見るものなのですが当の監督が既にショックをうけてしまっていますから、事実上ここで勝負ありだったのかなと感じました。監督はこういうショックを受けているシーンを見せてはいけません。


そして浦和は鈴木啓太選手に変えて堀之内選手を投入、そのままディフェンシブハーフの位置に入れます。堀之内選手は実はMF登録されているというのは意外と知られていない事実ですが、彼は本職はMFなのです。


先制点を許したガンバが残り数分間、怒涛の攻撃を見せます。浦和も攻撃をさせないために必死に攻撃で押し返します。一進一退の数分間が続いたロスタイム。ガンバがラストチャンスのフリーキックを得ます。2006シーズンを締めくくるこれが本当のラストワンプレイです。


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ものすごく良い位置からです。決まれば同点→延長、はずせば浦和レッズの連覇が事実上決まります。



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キッカーはもちろんガンバの、そして日本最高の右足を持つ遠藤選手。そして守るのはこの試合、山岸選手を超える神セーブを発揮している都築選手。元ガンバ大阪所属の都築選手にとっては古巣を破って優勝するには最高のシチュエーション。最後の壁。



レッズサポーターの都築選手への願い、ガンバサポーターの遠藤選手への祈りがスタジアム全体に響き渡ります。




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そして静かに遠藤選手が助走。





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ボールは無常にもバーの上。都築選手もしっかりと反応。





そしてロスタイムが過ぎ、ギド・ブッフバルト監督と選手たちによる3年間に渡る長い航海の終わりを告げる笛がピッチ上に鳴り響きます。


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浦和レッドダイヤモンズ 1-0 ガンバ大阪




これだけ多くのチャンスを持ちながら勝てなかったガンバ大阪、ほとんどチャンスが無い中で勝てた浦和レッズ。この両者の差は一体なんだったのでしょう。やはり勝者のメンタリティという言葉をギド監督が使っていましたが、負けない方法を知っている浦和の強みがガンバを凌駕したという事ではないでしょうか。


2006シーズンを通じて浦和は、勝利による勝点3を取る戦い方、ドローを狙って勝点1を目指す戦い方と状況に応じて戦い方を徹底して明確にしてきました。それによって負けない試合をする方法も選手たちに身についていました。これまでのJリーグにありがちだった勝てなければ負けてしまうという強迫観念めいたものではなく、勝てないなら引き分けに持ち込んで負けないという発想の転換を新たにJリーグに持ち込んだのは1つの偉業だと思います。


そしてもう1つは監督の采配の差が勝敗の分かれ目だったのかなと。


11人で動かなかった西野監督に対して時間帯、戦況を考えて交代枠全てをうまく使い切って流れを変えたギド監督。西野監督の場合はあれだけ優位に進めている状況を変えるのにはかなり勇気が必要だったと思います。しかし何度も繰り返される攻撃は逆に相手に慣れられてしまえばまんねり化してしまいます。1人でも投入して攻撃のアクセントに変化を持たせられるだけでも連携で怖さのある浦和ディフェンス陣の意識を再び壊すことができたのでしょうが、それが無かったことで浦和側が守備を計算できるようになってしまい、逆に均衡した状況を浦和の選手交代によって流れを持っていかれてしまった気がします。


監督対監督という戦いもサッカーにおいては非常に重要で、選手を信頼するという事以上に、試合の流れに刺激を与えて、その刺激による流れを自分のチームに引き寄せる技術も日本人監督にはこれから求められるものではないのかなと思います。


西野監督は本当に素晴らしいチームを作り上げたと思います。選手たちはまず問題ないでしょう。日本を代表するチームの1つというのは明確です。あとは西野監督の内面的な部分の強化ではないでしょうか。




そして表彰式。




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最後の大会で初優勝を逃した宮本選手。

オーストリアに行ってもがんばってください。




そして選手たちを見つめる西野監督。


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自らも認めた采配負けの試合、どんな思いで選手たちの表彰式を見つめていたのでしょう。同じ準優勝でも来シーズンへの飛躍を実感しているかのような去年の長谷川健太監督のこの表情とは明らかに違うのが印象的です。



長谷川健太監督

去年の天皇杯決勝レポートはこちら

http://ameblo.jp/lovesc/entry-10007614832.html




そして浦和の表彰式に。


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川淵会長の嬉しくなさそうな表情が実に印象的です。



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そしてカメラは内舘選手がそんな川淵会長をしかとしてスルーする瞬間をキャッチしています。実に気持ちの良い瞬間です。(笑)



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そしてキャプテン山田選手に天皇杯が授与されました。鈴木啓太選手が声をかけていますが『ヤマ、もっと右!右!』ともっと真ん中に寄れとやじっています。



そして待ち侘びたこの瞬間。サポーターが「オ~~~」と声を出して待っています。


山田選手のTVにも入っていた『せーの!!』という掛け声と共に・・・




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万歳!





万歳!




そしてそれを見守るギド監督。



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どんな思いかは背中から伝わってきます。3年間一緒に航海を続けてくるなかで成長した我が子たちの晴れ舞台に満足しているのが伝わってきます。





やっぱり泣いています。この激情家な所がギドの人間くささであり、これだけのメンバーを惹きつけた魅力なのだと思います。



ギドと共にチームを支えたスタッフたち。









そして『子供たち』を代表して『3年間ありがとうございました』とキャプテンから天皇杯を渡されるギド監督。実に感動的なシーンの中でエンゲルスコーチだけが



『champagne!champagne!』



とシャンペンを持って来いと誰かにむかって叫んでいます。(笑)



3年間という時間の中で、世界のビッグクラブトップ10に数えられるようになり、浦和レッズは常勝軍団というよりも、日本を代表するチームとなりました。


リーグ戦

年間チャンピオン 1回

ステージ優勝1回(CS敗退で年間2位も、成績では総合1位)

年間2位 2回


ナビスコ杯

準優勝1回

ベスト4

ベスト8


天皇杯

優勝2回

ベスト4が1回



本当に素晴らしいの一言です。まだ若いですが、ギド監督も名監督と言われる素質を持ち始めたと思います。オジェック新監督の下で今年はアジアに進出します。是非とも12月にトヨタカップでその雄姿をみたいものですね。




おめでとう!浦和レッドダイヤモンズ!





新年あけましておめでとうございます。

昨年も多くの方々にご来訪頂きまして誠にありがとうございました。

今年も細々と書きたいことを書いていこうかなと思っています。

どうぞよろしくお願い申し上げます。


                            ガッツリーゾ

2005年

Jリーグディビジョン1

 優勝   ガンバ大阪

 準優勝 浦和レッドダイヤモンズ

天皇杯

 優勝 浦和レッドダイヤモンズ

ナビスコカップ

 準優勝 ガンバ大阪


2006年

ゼロックススーパーカップ

優勝  浦和レッドダイヤモンズ

準優勝 ガンバ大阪


Jリーグディビジョン1

優勝 浦和レッドダイヤモンズ

3位  ガンバ大阪



そして2006年天皇杯決勝戦。



浦和レッドダイヤモンズ(埼玉県)

    vs

ガンバ大阪(大阪府)



どのチームにとってもプライオリティが低いエリアに入るナビスコカップは除き、この2年間は浦和レッズとガンバ大阪によってタイトルを分け合ってきました。もはや新・2強時代と言っても過言ではない両チームの充実ぶりですね。



この日の浦和レッズは鹿島アントラーズと戦いました。



2006年天皇杯 準決勝

浦和レッドダイヤモンズ vs 鹿島アントラーズ

(埼玉県)             (茨城県)



浦和レッズのディフェンダーのスタメンを見ると『ネネ、内館、細貝』と今年春の開幕時にスタメンでいた選手(闘莉王、坪井、堀之内)が1人もいません。スクランブル体制で組んだディフェンス陣です。一方の鹿島は引退する本田選手をベンチに置き、一戦必勝で戦う姿勢が見えるいつものスタメンです。


そして浦和の中盤は出場停止の長谷部選手の位置(ディフェンシブハーフ)に通常トップ下でプレーしている山田暢選手を置き、2列目に小野選手を配しました。センターバックの真ん中が内館選手という事もあって、守備面での負担が増える事も予想される為、攻撃の意識が強い小野選手よりも、常に役割に徹する事ができて、ディフェンス能力とリスク察知能力が高い山田選手を下がり目で使ったのではないかと思います。実際よく効果が出ていましたから、成功だったと言えると思います。


試合は序盤から浦和がやや優勢で試合を進めます。押し込んでいるのは鹿島なのですが、押し込んでいるだけでゲームは支配できていません。結局最終ラインの手前まではボールを運べてもそこから浦和守備陣によってサイドに押しやられてしまう為、サイドで囲まれておしまいというケースが多く、そしてそこから浦和がカウンターを仕掛けてピンポイントでゴールを脅かされるというシーンが多かったですね。


この試合を見ていて鹿島がやりたいのは細かく繋ぐサッカーだったのかなと感じましたが、それによって鹿島は選手個人の持つダイナミズムを失い、ボールも前線で落ち着くことがない状態でした。なので、浦和としてはポイントポイントさえ気をつければ鹿島は怖くないという印象を抱いていたかもしれません。


かつて優勝は当然の義務のような存在だった鹿島のあまりの変わりように、ある種寂しさを覚えました。鹿島の特徴はスキルフルな選手たちが個人のダイナミズム、存在感によって各エリアを支配しながらサッカーをしていました。しかしこの試合では逆に各エリアを浦和の選手たちに支配されている感じで、早くエリアから抜け出すべく相手をひきつけたりする前にさっさとボールを裁いてしまっていました。これでは守るほうはエリアを崩されないので楽ですよね。こういうサッカーをするようになったのか鹿島は・・・と少し盛者必衰のなんたらというものを感じた瞬間でした。


一方の浦和は鹿島の受身の意識を狙い撃ちするかのように、いつも以上に個人vs個人をベースとした試合運びをします。特にポンテ選手などをはじめとしたドリブラーが多い浦和は、前線でボールがほんとよく落ち着きますね。彼らはドリブルで最低2人はDFをしょってまわりにいる味方選手のマークをゆるくしてからパスを出します。ですからラストパスがマークを背負っていない選手へ出やすいのですね。巷で言われる個人の力だけのサッカーだけではない、約束事もきっちりと出来上がった実に理にかなった攻撃だと思います。


また、守備面においても前線からフォアチェックをかけるにしても、1つ1つのプレーが実に集中しているのが浦和でした。FW永井選手にしてもただやみくもに追い回しているのではなく、必ず相手DFに寄せる時はワンサイドカットをして相手のパスコースを限定させていましたね。当然のプレーでもあり、細かいことなのですが、そこがすごく良い印象をうけました。それによって2列目以降の選手たちがパスルートの先にいる選手をいち早く察知できてそこでボール奪取ができていましたしね。肝心な時の体力を残さないくらいただひたすらがむしゃらにボールを追い回すのではなく、相手のサッカーを支配しながら上手にボールを追いかけて、ボールを奪いやすくする事が大事なのかなと日本代表戦で見せる某FW選手とこの試合の永井選手を比較しながら思いました。


こういう細かいことが無意識のうちにできている点を見ても、浦和の選手たちはきっちりと基礎を教わっているという事、そして集中を切らさないプレーができているという事が見て取れました。




さて、磐田戦のレビューは後日書きますが、磐田と鹿島は若返りの最中です。

しかしこの両者には決定的な違いがあります。それは若手の集中力、意識ですね。


磐田の若手は常にゴールに向かっています。シュートを打つという意識が本当に強烈ですし、シュートにもっていくためのプレーをしているから迷いがありません。はっきり言って浦和としてはやりにくい相手の1つ言ってもいいでしょう。しかし、鹿島の場合は、シュートまで持っていくプレーがイメージできていません。俺が組み立てる!という意識を強く感じる選手もいません。柳沢選手や本山選手も出場していましたが、ボールがまわってこない状況でしたし、チームとして勝つためにどんなプレーを皆でやりたいのかがぐちゃぐちゃになっている気がしましたし、チームとしてみても怖くないなと感じます。


ここが磐田と鹿島の違いなんだなと準々決勝、準決勝を見て比較できました。



かつての王者鹿島がどんな事をしてもタイトルがとれなくなってしまった現在のJリーグ。

元旦決戦となるガンバ大阪は今シーズン4度目の対戦です。


対戦成績は2勝1分で浦和が圧倒しています。

再来年のACLがかかる今試合、宮本選手のJリーグラストゲームにガンバ大阪が花を添えるのか、それとも浦和レッズが絶対王者に君臨するのか。


今からわくわくしてしまいますね。