原油先物価格も今年3月から4月頃の価格に戻りつつありますがまだまだ高額です。前にも書きましたが1バレル$60位にまで落ちないと経済が活性化しない。しかしながらここまで下がってきたのだから少しは気休めであろうが展望が見えてきたという感じでしょう。
9月16日 $95.69 先週終値比5.49%↓
さてそれはさておき、リーマンブラザーズが破綻したようですね。アメリカ金融市場を大きく激震させた原因であるサブプライムローンの余波がじわりじわりと効いてきます。金融ビジネスは様々な金融商品を証券化した形で販売しているため何処がどれくらい被害を受けるのか分からない。
リーマンだけでなくほかの金融機関ももちろん例外ではない。メリルリンチやモルガン、サックスなど大手投資銀行はどう動くのか。
忘れてはならないが、サブプライムショックで全く被害を受けていないのはゴールドマンサックス証券である。
参加していた他の金融機関は漏れなく被害にあっていた。
まず、ここで水が上から下に流れるように川上は被害が無いが川下には決壊などの被害が起こる。もちろん意図的に水を流せるのは川上にいるものである。リーマンや、これから現れるだろう他の金融破綻の恐れがある会社は噴出すると思われる。連鎖倒産も避けられないだろう。
アメリカでは、政府が援助をしなかったことに対する不満が出ているようだが、これは仕組んだことと考えればごく自然な流れである。