前回の続きです!
1話はこちらから♡
私が忘れたい過去として
胸にしまっていたその彼と
別れてお互いに
いい歳になった頃
中学の同窓会で友人が
その元カレの話を
出したことがあったんです。
私は
「本当に人生の汚点だからやめて〜!」
「思い出したくもないわ!」
「人生で1番の後悔!」
などとかなりその人のことを
悪く言って
みんなで笑っていたんです。
そんなことがあった
翌日のこと。
その元彼の兄から
1本の電話がかかってきました。
「すごいタイミングだな〜」
電話に出てみると
その内容に驚愕。
なんとその元カレ
前日に
突 然 死
していました。
しかも時間的に
私が散々なことを
言っていた時間に。
私はどう反応をすれば
いいのかわからず
ただただ前日に
彼を悪く言ったことを
気まずく感じるばかり。
そして何も言えぬまま
彼の葬儀は終わり
私はぼーっとする頭のまま
仏壇の前で
手を合わせていました。
仏壇には
彼の懐かしい顔が飾ってあり
ずっと愛煙していた
タバコが置かれている。
そして見覚えのあるZIPPO。
なんだかすごく懐かしい。
本当に死んじゃったのかな?
ドッキリだったりしないかな?
ふと私がそのZIPPOを手に取ると
そこで彼の兄が
「さやかちゃん、これ、覚えてる?」
「ん〜…??」
「そうだよね、昔のことだもんね。」
そういって話し始めたのです。
まさかこのZIPPOひとつで
私の考えが全て覆されるとは…
続きます!