本当のこと。 ダンマ・ディンニャ(木村里恵) -30ページ目

本当のこと。 ダンマ・ディンニャ(木村里恵)

「あなたはどんな時も最高に輝いている」ことをお伝えするためのブログ。「一人ひとりが自分を許し、本来の自分になることで、世界中が平和になる。」と信じて、「出産に向けて想いを馳せる女性」を対象にした合宿やセミナーを行っている。

これからの夜中の1時に

スリランカに向けて

4人の子どもたちを置いて

家を出る。

右の手を

花笑が握って

左の腕に

風太が頰ずり。

右の太ももを

音々が枕にして

お腹の上に

草志。

「大好きだよ。

いつもありがとう。」

ひとりひとり

伝えてく。

「ママ大すき!」

ひとりひとりが

伝えてくれる。

「だぃちゃき!だぃちゃき!」

草志まで

もうその音を覚えて

繰り返す。


「あぁ

なんだか

みんなと離れるの

さびしくなってきちゃって

スリランカ行くのが

少し嫌になってきちゃったなぁ。」


そう言うと


「じゃあ行かなければいいじゃん。

なんで行くの?」


と音々が言うから


「それは

行くと決めたから

行くんだよ。」

とわたし。

「じゃあなんで

行くと決めたの?」

と言うから

「そうしようかなと

思ったから…」

と言うと

納得したような

納得していないような

間が流れて

「じゃあ行くとき

ちゃんと起こしてね!」

と言い残して

みんな

寝てしまった。


4人の寝顔を眺めて

寝室を出る。

手伝いに来てくださっている

さえちゃんと

話す約束をしていたんだ。





さえちゃんが来てくれたのは

半月前。

さえちゃんは

少し疲れているから元気がないと

ここみんなの家に

来れるまで

2ヶ月間かかった。


ここに来てからは

3日後に

ボラバイトに行こうか

迷い始めたさえちゃん。


その希望と不安と迷いの

入り混じる中にいた。


さえちゃんが

来てくれた次の日


「私は

地球をより良くしたくて

生まれてきたのだと

思っています。」


そう

話してくれたときの

クリアで

まっすぐな

さえちゃん。


彼女がまた

慣れ親しんだやり方に戻りたくなって

その役を演じるときに

やるせなさを感じることや


彼女に何かを

偉そうに

伝えたくなる時も


彼女の瞳を

見せてもらっていたから


彼女を信頼することができた。


どんな瞬間も

さえちゃんを

私を信じること、


私は

自分自身を見張ることに

気を配ること、


さえちゃんは

私にとって

この

みんなの家にとって

ギフトなのだと

気付いていること、



わたしには

それしかできないんだ。



さえちゃんの気持ちが

揺れ続けることと

スタッフとの話し合いの中で

私がここを発つ前に

彼女がこれから

どうするのか


結論として

話し合っておく必要があった。



「里恵さんと私は違うから…」



さえちゃんからのメッセージ。

伝えた方が良いと思った。



「ここに来てくれたこと

心から心から

ありがとう。

でも一度ここを出た方が

良いと思う。」


さえちゃんのこと

心の奥の方で

いつもいつも

愛していると感じているよ。


私たちが

ひとつであることも

知ってる。


だから

恐れず

伝えることができた。


「里恵さんは

私のことを勘違いしてると

思います。

話す時間をください。」


「今は

子どもとお別れするから

子どもと一緒の時間を

過ごしていたいんだ。」


「ではここで

子どもたちのいるところで

大丈夫ですから。」


「そうじゃなくて

子どもとゆったり

時間を過ごしたいの。

子どもが寝たら

時間を作るから。」


そう言い残して

子どもとベッドルームへ入った私。


この時期に

スリランカに行くことは

みんなの家のオープンが決まる前に

決めたことだった。


そのあと

たった1ヶ月で

現実は急ピッチで

動き

このみんなの家を

11月11日に

オープンすることが決まり

オープンに向けて

毎日たくさんの方々が

手伝いに来て下さり

この「みんなの家」を

一緒にやっていく仲間まで

できた。


そんな状況の中で

私が

子どもたちを置いて

初旅に行くことに

後ろめたさを

感じていた。


スリランカへは

瞑想をしに行く予定でいた。

「必ず

みんなに

何倍にもしてお返しできる

自分になって

帰って来ます。」


そう仲間や

自分自身に

宣言しても


心のどこかに

曇りがあった。


子どもの愛しさに

この旅が

どんな現実を

持ってきてくれるのだろうかと

考える。


そして

寝室を出たその食堂に

さえちゃんは

凛として

立っていた。


「里恵さん

私覚悟が決まりました。

だから里恵さんは

もう、安心して

スリランカへ行ってきてください。

一週間後

成長した私を

里恵さんに見せられることを

楽しみにしています。


里恵さん

今から出発まで

少しでも

休んでください。


キムさん

里恵さん

みなさんの愛を

たくさん感じました。


今まで

ずっと信じてくださり

ありがとうございます。」


もうそこには

自分に足りない何かを

追い求めようとする

さえちゃんは

いなかった。


さえちゃんも

わたしも

泣いていた。


奇跡が

起こったんだ。


「さえちゃん

ありがとう。

ありがとう。

ありがとう。


今ここで

わたしと

さえちゃんの間で起きた

この空間を

この時間を

死ぬ時の

冥土の土産にするね。笑」


そう言ってハグ。


「さえちゃん

もし、さえちゃんが

ここにいるのなら

さえちゃんに

ご相談したいことが

あったんだけど…」


「なんでしょうか?」



草志がわたしと離れて

過ごしているその間

草志が

お腹を空かせていないか

オムツが濡れて

冷たくなっていないか

気にかけてもらうことは

できないかしら…


もちろんキムが

やってくれると言っているのだけど

男の人は

作業で忙しいと

後回しになってしまうことも

あると思うの。


それをさえちゃんの女性の視点で

気にかけてあげて

貰えないかな…」







「わたし

一週間

草志くんのお母さんに

なれるんですね。

ありがとうございます。

こんなチャンスを

わたしにくださり

ありがとうございます。」


さえちゃんは

目に涙を浮かべたまま

そう言ってくださった。



「ありがとう。

ありがとう。

わたしは

スリランカで

何もしてあげることが

できないけれど

向こうで

草志のことも思うたびに

あぁ今頃きっと

さえちゃんが

草志のことを

気にかけてくれている。

ありがとうって

スリランカから

思っているね。

きっと

いつもいつも思っているね。」




こんな奇跡が起こるとは

思ってもみなかったんだよ。


わたしが

スリランカへ発つ

その前に

ここ

本来のじぶんに還る

「みんなの家」で

もう

奇跡は

始まった。



この

さえちゃんに

出会うために

スリランカへ行くことに

なったのだと

思えた。



ありがとう。



わたしのいない間

ここ

みんなの家に

来てくださるみなさん

支えてくれているスタッフ、

待ってくれている家族、

さえちゃん、

心から

心から

ありがとうございます。


また

一週間後の私たちに

出会えることに

わくわくと

心からの感謝を込めて。

ありがとうございます。

行って来ます。

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わたしが

この場所

長野県にある

戸隠神社奥社鳥居前に

座って

ご参拝に来られた方々に

言葉を書かせていただけるように

なったことは

わたしの人生に起きた

奇跡。

あれから3年。

ここで

日々出会う方に

さまざまなことを教わりながら

奇跡は起き続けています。

目の前に座ってくださった方に

言葉を書かせていただくとき

毎回

感動を頂き

日に何度も

目に涙が浮かびます。

その方のすばらしさ、

その方が生きた人生の尊さ。

何気なく過ぎてしまうような

出会いが

言葉を書かせていただくことで

いつも気づかされる。

「あなたはすばらしい。」

ということ。

わたしという

妄想の自分が

できることは

なにもないと

思い切れたとき、

守られ

愛されていることに

気がついた。


わたしにできることは

なにもないけれど

ただ

願うことが許されるのなら

この命を

望まれるように

使って頂くこと。

だから

もう

何も

怖がる必要はないんだ。

そう思えるのは

日々あなたに出会い

こんなにも

応援してくださる方々に

出会わせていただけること。

戸隠神社奥社で出会い

「みんなの家」

のオープンに向けて

支えてくださっている

方々。

「里恵さんの思うことを

  実現させてください。」

とこの私を

信頼してくださる

そのこと。

お手伝いに

来てくださった

方々。

一週間をともにしてくださったり

時には

たった1日しか

一緒に過ごす時間はないのに

「子どもと家は大丈夫。

 できることをしておくから。」

となかなか仕事に行けない私を

奥社に送り出してくださった。

私に会いにきてくださって

私のいない我が家で

「みんなの家」のお手伝い。

「役に立ちたくてきたのだから

 役に立てることが一番うれしい。

 ダンマちゃんは

  自分のするべきことを

  してください。」

と。

仕事から急いで帰ってくると

我が家の子ども達

家族たちとの笑顔。

一歩ずつ

味わいながら

歩みます。

心から

心から

ありがとうございます。

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「今日は」

今日は

全てが

うまくいかなかった。


仕事に出ると

「振込忘れないでね」と

郵便局の前で

キムからメッセージ。

通帳は家だ。

急いで

戻り

途中まで届けに来てくれた

キムから

通帳を受け取って

再び郵便局へ。

12:34

自動ドアが開かない!

ATMは12:30までだったんだ!

キムに電話。

私が仕事するなら

街の郵便局まで走るよ

とキム。

同時に大雨。

これでは仕事ができない。

雨だから

私が行くと伝えて

家に着くと

雨が止む。………

軽トラから

自動車に乗り換えて

急いで

走り出す。

今度は

携帯を忘れて来て

振込先がわからない………




なんだか

楽しい気持ちに

なってきた。

なんだか

涙まで

出てきたんだ。

それは

言葉にするのなら

「祝福されている」

そんな気持ち。

一緒に行く

とついてきた

花笑と

大きな声で歌う。

なんだか

全てがうまくいかない

1日は

ただ

ここに

この子の笑顔があることの

ただ

ここに

私の命があることの

喜びを

思い出した。

これ以上に

完璧なことなんて

ないんだね。

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「希空ちゃん」

大好きな

10歳のノアちゃんが

わたしに噛み付いた。


放してって

言ったけれど

ノアちゃんは

放さなかった。


わたしの心が

ノアちゃんを

恐れていること、

彼女は

気付いていたんだ。


そのことが

悲しかったんだね。


脳梁欠損症

という障害を

チャレンジ心で

お空の上で選んだ

ノアちゃん。


でも

時々

神様に

願うことがある。


あぁ

もう少し

障害を軽く

して欲しい

と。


ノアちゃんを見ていると

自分を見ているように

感じることが

ある。


一緒に

遊んだり

笑ったり

ひっかかれたりした

子どもたちと

ベッドの中で

おしゃべり。


「希空ちゃんも

困ってるんだって。

感情と

身体のコントロールが

うまくいかないんだよ。

里恵ちゃんみたいだね」


そう言ったら


「希空ちゃんの方がマシだよ」


と音々。




心が騒ぐと

部屋で瞑想する私を

「今、お母さん瞑想中だから。」

と放っておいてくれる

幼い子どもたち。笑。



ノアちゃんと

過ごした3日間。

ノアちゃんを

愛してくれた

家族や

近所の友だち。

そう。


いつも

わたしを

愛してくれている

家族や

友だち。



ありがとう。


みんなが

それぞれ

同じ道を

歩いている。


違った

身体で

違った

人生で

同じ道を

歩いているんだ。


ありがとう。

ノアちゃん。


ありがとう。

みんな。

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希空ちゃんと

希空ちゃんのお母さんの紀子さんが

一緒に作って下さる作品。

希空ちゃんが詩を書いて

紀子さんが絵を描きます。
「かみさまへ」

かみさま

今日も

この

目の前の命が

愛しいです。

ありがとう。

かみさま

どんなときも

与えられているものに

気がついて

いられますように。

かみさま

この人の

この

あるがままを

あるがままに

しておいて

やれますように。
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