ありのままとそのまま | 宮城夫婦のどこまでLOVE♡ラブするの!
「ありのまま」っていったいどんな状態なんだろう。

「ありのままで、って一番難しい!」

という声が聞こえそう。

そうですね、
ホントにそう。

言葉の意味じゃないけれど、相手に遠慮も配慮もない状態を「そのまま」とすれば、
そのままがいいんだ!これが私だ!と押し付けることじゃない。

恋愛すると、嫌われたくないから、一番いい自分でいようとしてしまいます。
相手に好かれるように優しくしてみたり、気を配ってみたりね。
相手によく思われたいから、という理由だとしても、
そこで優しさが出てきたとしたらそれは、その人の優しさ。
気配りもしかり、気が回らない人はやろうと思っても、どうしていいいかわからない。
自分の中にあるものやイメージからしか出て来ない。
今まで出したことのなかった自分の底力みたいなのが引き出される、
自分の本来持っている優しさや愛情が育てられるのが恋愛の醍醐味。

これは恋愛に限らず、人との関係性もそうですね。
誰かと一緒に生きていくには、いい感じでやっていった方がいろんな意味でスムーズ。
人と調和していくというのは、社会性があると評価されたりする。
ここは、人間が必ず通る道なんでしょうね。
それが行き過ぎると、自分を見失ってしまいがちだから、自分を取り戻していくことが大事だったりする。

どちらか、ではなく、両方、大事なんです。
だから両親がウルサく人様がどうのこうの、世間体やらなんやら
ちゃんとしなさい、なんちゃらかんちゃら、というのは間違いではないんです。
社会性を身につけてもらわないと世の中で生きていくのに困るだろうと教えてくれている訳です。

ありのままは、よく見せたいという自分もそのまんまの自分も全部。
それを受け容れるのは、なぜか難しいと感じてしまうのも人間ならではなのかもしれません。

優しい人ほど、自分のことを優しくないと言います。

これは心理カウンセラーになって一番衝撃を受けたことです。

優しい自分も
優しくなりきれない自分も
イジワルな自分も
素直になれない自分も

ぜんぶ。

それは、相手に認めてもらうことではなくて
自分が受け止めていくことなんだろうな、と思う。

最高にステキに見せていた恋愛相手に
深まれば深まるほど
最高に醜い部分を見せることになる。


それでも愛し合えるということの奇跡。


惹かれあう時は、間違いなく自分では欠点だと思っている部分で惹かれあう。
これは無意識なんだろうと思う。

そして、お互いにいい相手であろうとする。
そこが原点であり、愛を育てる秘訣だと思う。

だからといって、自分を大切にしない相手を守ろうとしてはダメ。
それは自分も相手も大切にしていない。
これ、本当に難しいことですね。
どこからどう変わってしまったのか、氣づかないうちに
とんでもないことになってしまう。

理想に向かっていくのはいいけれど、
自分を追いつめない。



ありのままがそのままになる。

それが自己一致の旅なのかもしれませんね。


パートナーシップは、それを日々、体験として教えてくれます。