読書2020-29。 | おだやかな構図~くまのきもち~

おだやかな構図~くまのきもち~

おっさんゲイカップルの、淡々とした日常の記録です。

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N木賞なんスけどね(唐突の極み)。
 
こないだ決まって、
今回は某・チンピラ(キライ)が受賞したようなんですが。
ん~、対抗馬もなく想定内っつーか、
驚きが微塵もない結果でしたねぇ。
 
ま、今のご時世、
獲っても売り上げにゃ結びつきませんからねぇ。
「箔」っつーことで、ひとつ。
 
受賞作は、まさかの「犬テーマ」。
ノミネートの時は興味を惹かれたんですが、
今、そのテーマはウチ的に地雷。
 
当分、読めそうにありません。
 
そーいやコレ(受賞)に関わるニュースで、
コメントしてた宮部サン見て
「あまりの老けっぷり」に瞳孔開いたわ~。
 
うわぁ。
 
 
200 樋口有介さん「礼儀正しい空き巣の死」。
 
独特の文体はキライじゃないけれど、
今はちょっと合わなかったかな、と。
時間を置いて再読すれば、また感想も変わるでしょうか。
 
長編を読み通す気力が無くて、
休み休みの読書スタイル。
 
とりあえず粗筋は追ったものの、
ナニも残らないまま読了。
 
キャラクターが、ちょっとね。
 
201 似鳥鶏さん「難事件カフェ」。
 
うわぁナニこの表紙絵BLかよ。
……と思いつつ読み始め、
なんだろうこの既視感は、と思ったら。
 
新装で続編との抱き合わせ売り、とか。
ま、詳しくは覚えちゃいないからいいんですけどね。
 
設定も面白く、
よくまとまっているものの、
なんかモヤるのは読み手のモンダイでしょうか?
 
うーん、ビミョーだわ〜。
 
 
202(130)月東湊さん「犬神と内緒の六日間」。
 
犬神(攻)×高校生(受)
 
なんだろう、この萌えなさ具合。
端的に言って「10KAN」やんけ。
顎が尖って線が細くて目がデカい、
昔の少女漫画のような絵も気持ち悪いし。
 
モフる気も起きず、
あらすじを追って終了。
 
 
203(131)火崎勇さん「花嫁の品格」。
 
あーそーいや「ハケンの品格」の新しいの、
やってることすら忘れてて観てねーなぁ。
なんか時代外れっつーか、
キョーミ薄れちゃってもうね〜。
 
さて、本作。
デイトレーダー(攻)×大学生の家政夫(受)っつーカップリングで、
まぁ激甘い仕様なんですが。
 
火崎さん作品なんでねぇ、
読みやすいし破綻もしてないんですけどね。
なんか読んでてイラつく展開でコレがまた。
 
相性、なんでしょうかね。
 
204(132)橘かおるさん「愛艶のきずな」。
 
妖(攻)と神社の神職小僧(受)。
フツーにエンタメで面白かったんですが、
萌えたかっつーとそうでもなく。
 
スイスラ読めてエロもあってハピエンで何も残らないという、
BLらしいBLっつーんですかねぇ。
 
ワタクシの好みでなかったっつーだけで。
 
205(133)雨月夜道さん「不可解な男」。
 
秘書(攻)×社長令息(受)。
雨月さんは他作品でハマって、
イキオイで他の作品を手配したんですが。
 
やーコレ、リーマンもの鬼ハズシ~。
「天然の攻氏」が「豹変」するところがキモなんでしょうが、
そこが「不可解」でノれねっつーのよ。
 
ハナシに入れ込めないまま頁が尽きて。
萌えない上にツマラナイっつー残念具合でした。
 
作家買いも善し悪しだよなぁ。
 
206(134)矢城米花さん「茨の呪縛 目覚めのくちづけ」。
 
ルポライター(攻)×生け贄の小僧(受)。
横溝っぽい伝奇ホラーで孤島モノですよ。
攻氏がなかなかに萌え案件で、
それなりに面白く拝読しました。
 
ま、メインの話の底の浅さはねぇ、ソコはソレ。
BL基準では水準を満たしてますんでね。

ラストの脱出行には腰が砕けましたが、
ソレも含めて当たりでしたかね。
 
 
この後、久我有加さんの「芸人シリーズ」なんぞを摘み読みして、
ハズレ続きのストレスを解消しましたが。
週に1冊くらいはね~、当たってくれないとヤサグレるっつーのよ。