N木賞なんスけどね(唐突の極み)。
こないだ決まって、
今回は某・チンピラ(キライ)が受賞したようなんですが。
ん~、対抗馬もなく想定内っつーか、
驚きが微塵もない結果でしたねぇ。
ま、今のご時世、
獲っても売り上げにゃ結びつきませんからねぇ。
「箔」っつーことで、ひとつ。
受賞作は、まさかの「犬テーマ」。
ノミネートの時は興味を惹かれたんですが、
今、そのテーマはウチ的に地雷。
当分、読めそうにありません。
そーいやコレ(受賞)に関わるニュースで、
コメントしてた宮部サン見て
「あまりの老けっぷり」に瞳孔開いたわ~。
うわぁ。
200 樋口有介さん「礼儀正しい空き巣の死」。
独特の文体はキライじゃないけれど、
今はちょっと合わなかったかな、と。
時間を置いて再読すれば、また感想も変わるでしょうか。
長編を読み通す気力が無くて、
休み休みの読書スタイル。
とりあえず粗筋は追ったものの、
ナニも残らないまま読了。
キャラクターが、ちょっとね。
202(130)月東湊さん「犬神と内緒の六日間」。
犬神(攻)×高校生(受)
なんだろう、この萌えなさ具合。
端的に言って「10KAN」やんけ。
顎が尖って線が細くて目がデカい、
昔の少女漫画のような絵も気持ち悪いし。
モフる気も起きず、
あらすじを追って終了。
203(131)火崎勇さん「花嫁の品格」。
あーそーいや「ハケンの品格」の新しいの、
やってることすら忘れてて観てねーなぁ。
なんか時代外れっつーか、
キョーミ薄れちゃってもうね〜。
さて、本作。
デイトレーダー(攻)×大学生の家政夫(受)っつーカップリングで、
まぁ激甘い仕様なんですが。
火崎さん作品なんでねぇ、
読みやすいし破綻もしてないんですけどね。
なんか読んでてイラつく展開でコレがまた。
相性、なんでしょうかね。
204(132)橘かおるさん「愛艶のきずな」。
妖(攻)と神社の神職小僧(受)。
フツーにエンタメで面白かったんですが、
萌えたかっつーとそうでもなく。
スイスラ読めてエロもあってハピエンで何も残らないという、
BLらしいBLっつーんですかねぇ。
ワタクシの好みでなかったっつーだけで。
205(133)雨月夜道さん「不可解な男」。
秘書(攻)×社長令息(受)。
雨月さんは他作品でハマって、
イキオイで他の作品を手配したんですが。
やーコレ、リーマンもの鬼ハズシ~。
「天然の攻氏」が「豹変」するところがキモなんでしょうが、
そこが「不可解」でノれねっつーのよ。
ハナシに入れ込めないまま頁が尽きて。
萌えない上にツマラナイっつー残念具合でした。
作家買いも善し悪しだよなぁ。
206(134)矢城米花さん「茨の呪縛 目覚めのくちづけ」。
ルポライター(攻)×生け贄の小僧(受)。
横溝っぽい伝奇ホラーで孤島モノですよ。
攻氏がなかなかに萌え案件で、
それなりに面白く拝読しました。
ま、メインの話の底の浅さはねぇ、ソコはソレ。
BL基準では水準を満たしてますんでね。
ラストの脱出行には腰が砕けましたが、
ソレも含めて当たりでしたかね。
この後、久我有加さんの「芸人シリーズ」なんぞを摘み読みして、
ハズレ続きのストレスを解消しましたが。
週に1冊くらいはね~、当たってくれないとヤサグレるっつーのよ。