「転ばぬ先の杖」なんて保険みたいなものではありません。
保険をかけるのは大事ですが、
保険をかけてじっとしているなんて、どうでしょう。
四柱推命は中国皇帝の帝王学ですから、
もっとダイナミックに生きる術を教えてくれるはずです。
占いは、試練やつらい事を避けるためのものではなく、
起こったことから学び、利用して自分で運命を切り開くためのものです。
会社が、どんなに健全な経営をしていても、どんなに良い商品を売っていても、
株価が下がったり、世間の波の影響を受けたり、政策が変わったりなどの被害は免れないことはあります。
一人の人間にしても、どんなに正しく生きていたって
子供がグレたり、なんだかんだと、とばっちりを受ける事は起こり得るのです。
そんなことを避けるために、
天中殺だからおとなしくしていましょう?
空亡だから辞めときましょう?
行動に適した時期というのはありますが
何もしないなんてことはもったいないことです。
「命」(使命・天命・役割)という視点が抜け落ちていると、
小さなトラブルを恐れて動かなくなる傾向がでてきます。
死ぬときは死ぬんだから、充実した人生を送りましょうということです。
交渉や外交や商売での戦略も、
いつもいつも丸く収まっていればいいかというと、そうではないですね。
押したり引いたり、挑発したり、下手に出たり。
それが堂々と出来るのは、
自分が(組織が)存在している意味や意義がわかっているからです。
恋愛に関しても同じことが言えますよ。
それに、トラブルも上手く利用して優位に持っていければ一流ですよね。
先に運命を知って備えることは、もちろん出来ますが、
四柱推命の神髄は、長い目で見て、運命を操作するための帝王学であり、
一流になるための学問でもあり、なんです。
「君子知命」
君子たる者、自分の命を知って、自己の出処進退は自分で決める。
そして、亡くなる時に
「あたし、頑張ったなあ!」と思えたら最高ですね。