メキシコの治安、駐在員の家族としての責任 | 世界のどこに住んでも、これが私!と言い切れる幸せな生き方【東京/オンライン】

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こんにちは。
メキシコ在住
駐在妻+メンタルコーチの清江です。
今日は
治安の良くないところに
駐在員の家族として住んで実感している
「責任」と「伝える難しさ」
について、記します。

私が住んでいる
グアナファト州のCは、
残念ながら、
治安が良いとはいえない街です。

そのため、
夫が勤めている会社からや、
日本領事館からや、
地元の口コミなど、
治安や事件情報をシェアしあって、
暮らしています。

「昨日、◯◯通りで銃殺事件があったから、今週は通るのをやめよう」

なんて会話が日常的です。

さらに、
そこを通らないと、どこにも行けないじゃん!
というくらい身近な場所で、
事件が起こることもあります。
(先日も、すぐ近くで車強盗がありました)

街の中でも、
この辺りは危ない
事件が多い
という場所がありますし、

車の中には一切ものを置かないなど

リスクを避ける上での心構えもあります。


こんな環境なので、

残念ながら、

「どうしてそこ行ったの?」

「どうして車にもの置いて出かけちゃったの?」

と、

注意不行き届き
や、
自己責任、
自覚の欠如
と見なされることも多いのです。

車上荒らしくらいでは、
ニュースにはなりません。
口コミで知ることしかありません。

不注意で起こった
「やっちまった」事件も
口コミからしか、知ることができません。

起こっている事件の数は、
聞いているよりも、
把握しているよりも、
ずーっと多いのです。

日本人でも
メキシコ人でも、同じです。


このブログでも
何度もお伝えしているのですが、
メキシコ内でも、
治安は「街」単位で異なります。

それゆえ、

そんなこと言ってたら、どこにも行けないじゃん。
という意見もあると思います。

実際、さほど気にせず出かける方もいるでしょうし、
事件にあわなきゃいいやと思う方もいるでしょう。

それも自己責任ですし、
それぞれのお考えで決めたことですから、
どうぞ。


私は、
もし自分が旅行者でしたら、
もっと色々出かけてみたり、
夫と行く休暇の旅先も、
もっと冒険してみるだろうなぁと思います。

でも。

今は、
駐在員の家族として暮らしています。

今の私にとって、
ざっとリスクを挙げますと、

①夫と自分にとって、生命の危険があること
②夫と自分にとって、お金を奪われる危険があること
③自分の不注意で、夫の会社に迷惑をかけること

これらを招かぬよう、
注意を払っています。

ここで暮らすということは、
治安とは切っても切り離せないと覚悟すること。

正直、窮屈だな・・とは思いますが、
失敗しちゃったじゃ済まされないことも
起こりうる環境なのです。


日本から、
駐在が決まった等の理由で、
メキシコに関する治安の問い合わせを受けることがあります。

日本が平和すぎるので
(それはとっても素晴らしいことです!)
ギャップがありすぎて、
説明しても、しきれません。

心して行きます!と腹をくくってくる方もいれば、

「家族で協力すれば大丈夫ですよね?」
などと、どうにかなる系の方には、
保証はありません、としかいいようがありません。。
(いや、むしろ、人数が多いほどリスクは増えませんか?)

怖がらせてはいけないと、
治安について話さない人もいます。

それもわかる。

私は、
現実は現実なので、
住んでから後悔するよりも、
誇張せず、
話せる範囲で、
ちゃんとお伝えしたいと思っています。

3年住んでみても、
伝え方の正解はわかっていません。
難しいです(汗)。

でも、時折、
「治安について、具体的に聞いておけたおかげで、心の準備ができました。」
と言っていただけたりすると、
これでよかったのかな、とホッとします。
ありがとうございます。

まだまだ、
どう伝えるかの試行錯誤は続きそうです。

私だけではありません。
治安の良くない地域で暮らしている人は、
そんな努力もしているのです。


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