2021年、令和3年。

今年もパンデミックの不安に包まれた一年だった。

  私としては、ワクチンの普及が早く進んだことで日本の社会全体が安心感を得ることができた、と実感している。もちろん、変異ウイルスなどの話があるので油断はできないのは事実だが。

  ワクチンの供給、ロジスティック、を整えた公務員の方々、滞りないようにとワクチンの打ち手となった医療の方々。

副反応の報道はありつつも、しっかりとワクチンを打った全ての方々。


 その方々全ての努力がこの冬、安心感につながっているのだ。


  身近にいる人を大事にしたり、遠くの人に思いを馳せたり、もどかしかったり。正解がわからない未知なもの、それに負けない!とみんな頑張った。


  今年の師走はなんとなく忙しさ、年末の雰囲気が戻ってきた。2020の師走はなんだか実感が湧かなかった。


  ありがたい、忙しさ、慌ただしさもそう思う日が来ようとは。

 

  今年のうちにやりたいことはまだいくつかある。 

   まずは今年、出会ったさてな人や場所に感謝を告げたい。

  

   私は、今年の春から新しい環境で、様々な初めましてと出会った。


   この場所も、出会った人も

あたたかいです。  ありがとう。


   夏が来た

   キラキラと眩しい光

   突き抜ける青い空

   とんでもなく暑い気温


   TOKYO 2020も始まった


   私は思う

   夏は本来はみんなウキウキで

   楽しくて、誰かに会ったり

   久しぶりに身内の所へ帰省したり


   夏ってそんな季節だったはず


   パンデミックは私たちの当たり前にあった幸せを、当たり前じゃない尊いものだと知らせてきた


   会いに行きたい人や場所がいくつもあった

   どれも行かないでいる


   それでも毎日は過ぎゆくし

   医療従事者の方々はとてもがんばっている

   私は何もできないけど


   ただ幸せであれと、真っ先に、彼らが早く幸せな日常に近い未来に戻れますようにと祈る。心から願う。


   祖父が亡くなった8月だ

はやいなぁ、じいちゃん、見守ってくれているはず、ばあちゃんは91歳になりました

          パンデミックが起きても野菜は元気に育っています


   畑で野菜がたくさん出来るとじいちゃんが作った畑にロマンを感じてあらためて感謝しています


   夏は、色々思い出す

   私の大事な人々が

   素敵な夏を過ごせていますように



       


   春麗らかな4月。

有人知人周辺の変化。春の訪れは生活の変化の訪れだったりもする。


   私は最近dvdで過去の映画作品を見る機会が増えた。

   映画好きの知人が増え、情報共有することで、知らなかった名作の存在が山ほどあることに気がついたからである。


   映画の良いところはストーリーと、画像、音楽、が作り手の世界観として提供されるところだ。

   同じ題材だったとしても監督が異なったらきっと全く違うものになるだろう。


   


   


  ↑昨日dvdでみた映画


   『プリシラ』

オーストラリアの作品で、1994年公開。


パッケージからして砂漠の広大な景色とカラフルで派手なドレスの三人!インパクトがすごい!

  SATCの映画版予告に砂漠を歩くサラジェシカパーカーたちの姿があったが

さらに華やか!さらにゴージャス!と言ったところか…


      ストーリーは3人のドラァグクイーンのロードムービー的な、でも、それぞれに問題と愛すべき点がある所、偏見や差別、家族。と重たいテーマをずっと描いている

……なのに内容は軽やかで、なんだかみている側が元気になってくる。



   この作品が公開された94年。

まだまだ世の中は狭量で、インターネットも携帯電話も一般化されていない時代。


  多様性なんて言葉すらなかった。

それでも、日々懸命に、お化粧して元気出そう!と言いながら、暮らしている人々の姿は今と変わらない。


  プリシラ、美しいお化粧を施されたバス。でもそのお化粧は、深い傷口をカモフラージュするためのもの。


  どんなに傷つくことには慣れても、

傷つかなくなることはないんだ。


  この映画に出てくるファッション、景色!がまた壮大!


  ABBAの音楽が軽やかに。


薔薇の花束が枯れないように、そっと差し伸べる優しさがあるよなぁ…


     プリシラは進む。そして、ありたい場所へ帰っていく。


  ここにいたい、と思える場所に気がつけるなら、きっとは人は幸せなんだ。とハッとさせられる作品。


  とても前向きな気持ちと、誰かに優しくなりたくなる作品!


  プリシラのバスを見つけたら、きっと飛び乗ってしまうだろうなぁ…


  27年前の作品は輝きを増している。