春は素晴らしい。朝の光が美しい。

4月になり、ニュースは忙しない。


   春というワードは明るい未来を連想させるからだろうか。

ニュースは忙しないのにどこか明るい。


   なぜ期待するのだろう。

昨年だって、その前だって春を過ぎ、秋、冬になると世の中は暗い重い雰囲気だったのに。


   人間の人間たる所以は感情の生き物だからだという。


  何度挫けても何度くらい冬を迎えても

春にはきっと、うまくいくと思わせる力がある。


   人間が単純なのか、季節という巡りの凄さなのか。


   判断は難しい。でも、きっとうまくいく。そう思いたくなる春の1日。


   大事にしたい。



   2/7 NHK大河ドラマ麒麟がくる
最終回を迎えました。
   明智光秀から見た戦乱の世の不条理、やるせなさ、という視点を変えたらこう見えるのだ、という当たり前にも関わらず
すごく新しいストーリーでありました

   そしてここからは私の妄想
『こうであったら、精神的にはハッピーであったであろう妄想歴史無視たらればストーリー』

  最終回、信長は言います。
明智十兵衛光秀に対して
『わしを変えたのは戦ではない、其方(十兵衛)だ。』
 『二人で茶でも飲んで暮らそう』

麒麟がくる、の世界観の中で信長にとって十兵衛がいかに特別な存在だったか思い知らされる言葉です。
秀吉にはこんな言葉かけないであろうと簡単に想像できますから。

   では時間を巻き戻します。
信長は桶狭間の戦いで今川を倒しました。
麒麟がくる、では
今川との戦から戻る信長の前に現れた十兵衛は信長に聞きます。
『次は、どうなされますか?』

信長の答えは『美濃をとる。帰蝶が喜ぶ』
だったのです。

   歴史をガン無視して良いならば、
信長は、美濃と尾張を、統治し、海のある尾張から、美濃へ物流を整え、民を豊かにして、帰蝶に褒めてもらいながら、明智の荘の田畑も保護して、十兵衛にも褒められて、穏やかに過ごすことができたなら…

信長はきっと皆から愛されたでしょう。

  大好きな十兵衛と帰蝶が感謝してくれる!喜んでくれる!と信長自身も幸せだったと思うのです。

   しかし…十兵衛はうっかり?
大きな国を作るのです!と信長に進言してしまいます。
   ここからが、破滅の始まり…だったのかとなると思います。

   信長は大きな国を作ることは十兵衛も喜んでくれるという大きな理由を持つ野望となりました。

 信長はどんどん傲慢になっていきます。
喜んでくれるはずと行動するも、相手が喜ばぬなら押さえつけてしまえ!という身勝手な思考になってしまう。

 ○従わぬなら成敗すれば良いだけじゃ!
 ○帝さえもひれ伏す世を作る。

この発言から見えることは
大きな国を作るにあたり、恐怖政治的な
力で押さえつけることでの大きな国。

という世界観です。

  十兵衛はなんども
それでは人はついてこない!と言っていました。

  十兵衛も信長が大好きだからこそ、
人に慕われる君主になってほしいと心から思っていたと見えます。

  歴史にたらればはありません。

でも麒麟がくる、信長には幸せな生涯を送ってほしかったと思える、不思議な魅力がありました。

  妄想ストーリーではありますが…

何て、最終回の後に思ったりする夜なのです。


 節分が過ぎ立春も過ぎた。春へ向かおうとしている2021年。
世の中は相変わらずゴタゴタしている。

  どこかの会長が
『女性が理事に増えると会議が長引く、
一人が手を挙げると私も私もと他の人も手をあげて意見を言う』
と言うようなことを言った。

  このおじいさん、私は少し同情的な目で見ていた。彼は体調芳しくなく、昨年には、報道記者に『開催の頃まで生きてるかわからないじゃないか』的なことを質問されていた。
  いくら何でもこんな質問は非道徳だと感じていた。

  しかし、最初に述べた
『会議長引く発言』
       民主主義において、質問や意見はたくさんあったほうが良いはずです。 

  いろんな疑問、考えをみんなが共有した上でより最善なものを選ぶことができるのが民主主義だと思うのです。

  意見も質問も出ない、そんな会議に意味などないのです、本来は。

  そこが一番問題なのだ。女性が云々もよくないけど、民主主義の核たる、多様な意見の尊さを、疎ましいと感じさせる発言の仕方をしていることが、大問題なのだ。

  問題が起きたとき、問題の本質は何かを見逃したらいけないと思う。 

  結論ありき、で会議をすることが多かったんだろうなと邪推したくなる。


  もちろん彼の中にいまだにか男尊女卑的な性格が内包されてることは見ていても否めない。
  だけど、この話で一番問題なのは、
人々の意見や疑問を軽視する姿勢なだと私は感じています。

  
  

   教養や礼節は幾つになっても大事ですね。