2/7 NHK大河ドラマ麒麟がくる
最終回を迎えました。
明智光秀から見た戦乱の世の不条理、やるせなさ、という視点を変えたらこう見えるのだ、という当たり前にも関わらず
すごく新しいストーリーでありました
そしてここからは私の妄想
『こうであったら、精神的にはハッピーであったであろう妄想歴史無視たらればストーリー』
最終回、信長は言います。
明智十兵衛光秀に対して
『わしを変えたのは戦ではない、其方(十兵衛)だ。』
『二人で茶でも飲んで暮らそう』
麒麟がくる、の世界観の中で信長にとって十兵衛がいかに特別な存在だったか思い知らされる言葉です。
秀吉にはこんな言葉かけないであろうと簡単に想像できますから。
では時間を巻き戻します。
信長は桶狭間の戦いで今川を倒しました。
麒麟がくる、では
今川との戦から戻る信長の前に現れた十兵衛は信長に聞きます。
『次は、どうなされますか?』
信長の答えは『美濃をとる。帰蝶が喜ぶ』
だったのです。
歴史をガン無視して良いならば、
信長は、美濃と尾張を、統治し、海のある尾張から、美濃へ物流を整え、民を豊かにして、帰蝶に褒めてもらいながら、明智の荘の田畑も保護して、十兵衛にも褒められて、穏やかに過ごすことができたなら…
信長はきっと皆から愛されたでしょう。
大好きな十兵衛と帰蝶が感謝してくれる!喜んでくれる!と信長自身も幸せだったと思うのです。
しかし…十兵衛はうっかり?
大きな国を作るのです!と信長に進言してしまいます。
ここからが、破滅の始まり…だったのかとなると思います。
信長は大きな国を作ることは十兵衛も喜んでくれるという大きな理由を持つ野望となりました。
信長はどんどん傲慢になっていきます。
喜んでくれるはずと行動するも、相手が喜ばぬなら押さえつけてしまえ!という身勝手な思考になってしまう。
○従わぬなら成敗すれば良いだけじゃ!
○帝さえもひれ伏す世を作る。
この発言から見えることは
大きな国を作るにあたり、恐怖政治的な
力で押さえつけることでの大きな国。
という世界観です。
十兵衛はなんども
それでは人はついてこない!と言っていました。
十兵衛も信長が大好きだからこそ、
人に慕われる君主になってほしいと心から思っていたと見えます。
歴史にたらればはありません。
でも麒麟がくる、信長には幸せな生涯を送ってほしかったと思える、不思議な魅力がありました。
妄想ストーリーではありますが…
何て、最終回の後に思ったりする夜なのです。