リヒトに年末年始に来ていた
ユッチさんのブログで知った映画
ＰＥＲＦＥＣＴ ＤＡＹＳ
ヴィム・ヴェンダース監督が作ったとなれば、
これはどうやってでも見なくては！
あらすじ
東京・渋谷でトイレ清掃員として働く平山（役所広司）は、
静かに淡々とした日々を生きていた。
同じ時間に目覚め、同じように支度をし、同じように働いた。
その毎日は同じことの繰り返しに見えるかもしれないが、
同じ日は1日としてなく、
男は毎日を新しい日として生きていた。
その生き方は美しくすらあった。男は木々を愛していた。
木々がつくる木漏れ日に目を細めた。
そんな男の日々に思いがけない出来事がおきる。
それが男の過去を小さく揺らした。
＝＝PERFECT DAYS 公式HPより抜粋＝＝
映画はエンターテイメントだから、
非日常的なド派手なストーリーが好き！
という方も私の周りには多くいらっしゃいますが、
私はこの映画のような日常を描く作品が好き。
アラーム代わりの箒の音
薄いお布団
大事に育てている拾ってきた植物
彼のためだけにあるような自販機
掃除道具が機能的に詰め込まれた軽自動車
古びたカセットテープ
彼の職業は、東京都内の公衆トイレの清掃。
なんで、こんな使い方するんだ！
もっと、キレイに使えばいいのに！
など、思わず、とにかく目の前の一つをキレイにする。
トイレを利用する人たちの邪魔にならず、
トイレを利用する人たちを温かい眼差しで見つめ、
淡々と、手を動かし、一日の業務を終える。
仕事が終わったら、
自転車で銭湯に行って、汗を流し、
いつもの居酒屋で毎日似たようなものを食べ、
家に帰ったら、枕もとのライトをつけて、本を少し読む。
毎日、その繰り返し。
休みの日はコインランドリーに行き、
撮りためた写真を選択し、箱に収める。
古本屋で新しい本を探し、
素敵な女将がいる小料理屋で少しだけ贅沢な時間を味わう。
どこにも無駄のない生活は
物足りない、単調な面白くない日に写りがちだけど・・・
この映画を見ているうちに、
私も、こんな生活送りたい！！！
と切に願うのでした。
しかし、まだまだ欲と執着まみれの我が身（笑）
そんな生活を送るためには
何かを手放さなければなりません。
そして、そのなにかは一つ、二つではないはず。
モノを握りしめて得る幸福感
モノを手放して得る幸福感
これからの人生は
モノを手放して得る幸福感に満ちた人生を送りたい。
そんなことをじっくりと考えることができた
いい映画でした。
なんなら、もう一度観に行きたい・・・
（という、欲にすぐ塗れる（笑））
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