「心学」より
積小為大
積小為大(せきしょういだい)と云う言葉がある。
字の如く、「小さい事の積み重ねがやがて大きい事を為す」の意。
...小さい事は意外と疎んじ易い。
この言葉は善悪両方に通じる。
他人が分からない悪事もやがて大きくなり、
隠しきれないようになって、自分一人では収拾つかなくなる。
善事もやがて大きくなり、他人へ善の影響を与える。
自分の徳や金銭も同じこと。
積み上げた小さい徳や僅かな金銭が人生を豊かにしてくれる。
小さい事を面倒臭がる人間は大きい事を為し難い。
人間、大きい事を目指すが、その基本は小さい事である。
その為に「自分が為すべき小さい事」を書く必要がある。
頭の中に設計図を描いても、不安定な状態の図面になる。
こまめに小さい事をまず書いてこそ、大きくなる道が観える。
面倒臭い事を為すことが成功の扉を開かせる。
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