消防音楽隊、「要る?要らない?」の前に。 | 大石よしのりオフィシャルブログ Powered by Ameba

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大石欣則

 兵庫県警察音楽隊もあり、地元の各学校の吹奏楽部もある中で、緊縮財政の神戸市で「神戸市消防音楽隊」が、本当に必要か?

 今日の神戸市会決算特別委員会第三分科会消防局の審査(いよいよ最終日)の質問です。
 与党会派からは、肯定的な意見が出ているようですが・・・大石が、みんなの党時代より追及してきている「神戸市消防音楽隊」についてです。

 一昨年、平成24年10月5日の決算特別委員会でも質問をしていますが、こういった問題はしつこく、しつこく言ってこそ、動き始めるもの。
 今回も追及しますが・・・けっして「早期に、排除、解散を薦めるものでもなく、コストを出すべき」と提言しています。それから、存続の是非を問いたいと思います。

過去の質疑(ダイジェストと言っても、長い)です。

大石:
消防音楽隊 については,発祥や存在その重要性を十分に理解しています。また,地元の防災訓練のときにも来ていただいて,市民の目や耳を楽しませていただいており,存在そのものが消防防災教育への啓蒙となっていると思っております。それを前提にご質問させていただきます。
 ただ,2007年に大阪市
消防音楽隊 が廃止され,何の弊害ももたらしていないことを考えると,今,存在を再考するべきではないかと考えています
 神戸市全体が行財政改革を断行している今,当該音楽隊に一体幾らかかっているのか。そもそもの収支が明確にされていないのはなぜでしょうか
 23年度の歳出では,917,000円計上されています。それは防災教育広報演奏費として処理されていますけれども,この歳出はいわゆる被服費とか,機材費とか,移動費という支出だと思います。そこに人件費は当然計上されておりません。が,いろいろひもといていくと,
消防音楽隊 には出演を依頼して,来ていただいた際には,報酬を受け取るときもあるじゃないですか。したがって幾ばくかの収入もあるわけで──多分そんなに多くないと思いますけれども,消防音楽隊 単体の事業体としての収支を明らかにされるべきだと思っています。それだけが仕事ではなくて,特別消防隊としてのお仕事もあるということも十分承知の上での質問でございます。こういった年報も拝見しております。
 例えば,我々いつも民間企業に置きかえるのですけれども,民間企業に置きかえなくても,我々のいる議会,議会運営に関しても,23年度の決算額,議会運営費を225,200万円で決算を終えています。これは我々の議員報酬,議員費,職員費という人件費に運営費の合計で計上されているように,議会自体が1事業体としてみなされています。いま1度,
消防音楽隊 のあり方そのものを問うべきであるという時期であると思いますが,また,消防音楽隊 を1事業部としての単独収支を公開するべきだと思いますが,局長のご見解をお伺いしたいと思います。



古曾消防局市民防災総合センター長:特別消防隊(消防音楽隊)の業務について簡単にご説明をさせていただきますが,特別消防隊の運用に関することでございます。特別消防隊は,大規模な災害への対応といたしまして,昭和3710月から音楽隊を中心として編成されたものでございます。
 ということで,阪神・淡路以降,市民防災総合センターの所属職員で編成をしているところでございます。特別消防隊といたしましては,委員ご指摘の分以外でも市内での災害出動,また市内での大規模なイベント警備,消防署での警防要員派遣時の後詰めといいますか,警備補完といったものがございます。また兵庫県下広域総合応援協定に基づく応援出動のほか,緊急消防援助隊登録部隊として国内の大規模災害に備えておるところでございます。
 また,出動に至らなかったものでも,先日の姫路市の化学工場火災でございますが──実際は出動しませんでしたけれども,神戸市消防局の部隊が出動しておりました。後方支援,また交代要員として要請があるものとして,休日でございましたけれども,出動準備を行っておるほか,市内の災害につきましても,ふだんの災害から,災害が発生すれば無線を傍受するなど,災害の情報を把握し,要請があればすぐに出動できる出動準備を行っておるところでございます。
 また,そのほかの業務といたしまして,防火対象物の査察支援も行ってございます。各消防署に職員を派遣しまして,消防署が行う査察業務の支援を行ってございます。ことしの5月に発生をいたしました福山市のホテル火災に伴う緊急査察につきましても,各消防署に派遣をいたしまして,音楽隊による査察を行っておるところでございます。
 それから,音楽による消防広報演奏でございます。これは神戸市が主催する行事・式典をはじめ,小・中学校に震災の教訓と命の大切さを伝えますいのちのコンサートや,また消防局,消防署,地域などが行う行事など,演奏活動を通じまして,防火・防災の広報を行い,市民生活の安全・安心の確保に努めておるところでございます。
 昨年3月の東日本大震災では,音楽隊員も緊急消防援助隊の一員として出動いたしましたが,その後,同年の5月16日から22日まで,岩手県,宮城県,福島県内の避難所,小・中学校11カ所で東日本支援コンサートを実施をいたしております。また,これらの東日本震災での経験は,いのちのコンサートでの防災教育により強く生かせているものと考えてございます。また,こういった東日本大震災のコンサートにつきましても,緊急消防援助隊の自己完結という姿を生かせたのも,消防員であります音楽隊員ならではかと思っておるところでございます。
 それから,演奏に係る経費といたしまして,派遣要請によりまして
消防音楽隊 として消防広報演奏等を実施しているところでございますが,市内におきます消防に関する後方訓練,防災教育の内容を含まない行事の場合については,要項に基づきまして経費の徴収負担を求めているところでございます。平成23年度では,消防広報演奏は165件演奏いたしました。そのうち,要請者に経費を求めたものとしては,29件,374,800円という状況でございます。その主なものといたしましては,観光客船の歓迎式典でございますとか,船舶の進水式,そういったものが主なものでございます。
 それから,
消防音楽隊 の歳出でございますけれども,歳出につきましては,物件費でございまして,毎年消防費の中の経常予算に計上いたしておるところでございます。平成23年度の決算額といたしましては,1109,000円となってございます。主なものといたしましては,楽器,事務用品等の消耗品費,演奏服の維持管理費,燃料費とか,それから講師謝礼費というものが主なものでございます。
 また,現在の
消防音楽隊 の業務につきましても,神戸市行政経営方針でありますとか,事務事業外部評価委員の指摘に基づいて,業務等々については常に見直しを行っておるところでございます。また,平成22年につきましても,演奏の一部の見直しを行ったところでございます。消防音楽隊 は,広報演奏を行う上で,特別消防隊員としての災害出動でありますとか,防火対象物の査察も行っておるところでございます。これらの現場の体験を生かして,消防吏員による広報演奏を行い,防災教育,消防広報による市民の皆様に実効性のある広報ができているものと思っております。また,消防音楽隊 の演奏活動は行政と市民の皆様との密接な関係を築いて,市民の皆様の参画を促すものであると思ってございます。市民の皆さんからも,多大なご声援とご支援をいただいておりまして,市民の皆様の大きな期待が寄せられるものと思っております。今後ともそれにお答えできるように努めてまいりたいと考えております。
 以上でございます。



大石:ちょっと言い方がきつく聞こえたと思うんですけど。全部否定しているわけじゃなしに,前向きな提言をさせていただいているつもりです。まず,消防音楽隊 なんですけれども,全部,承知の上でお聞きしていまして,じゃあ,なぜ一事業体として予算を計上されないのかという質問をさせていただいたはずなんですね。人件費を入れたとしたら幾らぐらいでしょう。
私は,特別消防隊としての職務もあるとおっしゃっていますけれども
防音楽隊 を残すために,わざわざその仕事を創出しているとしか思えないんです。確かに,あの音楽のレベルを維持しようと思ったら,相当練習もしないといけない。それと年間160何回出るとなれば,演奏活動もしくは練習でほとんどそれで費やしてしまうのではないかと思います。
 もろもろ,年報の中でも調べてみますと,「のじぎく国体」のときの警備ですとか,不発弾処理の警戒ですとか,そんなに警備会社にお願いしても変わらないようなことをされているかなというのが感想でございます。その中で,特別
消防音楽隊 として,まだこれから残すことの意義,それと単体として考えた場合,事業予算,1年にお幾らぐらいかかると想定されていますか。21人の消防音楽団員を維持するのに幾らかかっているか,まずお答えいただけますでしょうか。



嶋消防局長 まず,消防音楽隊 が単体事業というふうにご指摘ございましたけれども,先ほどセンター長からも説明がありましたように,音楽隊というのは,音楽活動を通じて広報活動をすると。そして災害活動にも従事していると。災害活動を通じて,そういった経験を通じて広報していくことによって,消防職員が音楽隊として広報活動をしていく上で,非常に経験に説得力があるということで,消防局としては単体というのではなしに,全体として考えておるというところでございます。
人件費については,今のところちょっと算出してございません。
 以上でございます。



大石:これは興行ではないので,プラスマイナスすると,絶対に赤字はわかっているんですよ。ただ,それは全部広報宣伝費として処理されたらどうですかということで,人件費も含めて恐らく2億幾ばくかなと思います。それを開示した上で,存在の是非をもう1回我々の議会の中で問うてみるべきではないかという時期に来ていると思います

http://shikai.city.kobe.lg.jp/db-search/


神戸市消防音楽隊になるには? ⇊
http://www.city.kobe.lg.jp/safety/fire/outline/music/QA.html

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