オープンデータと。 | 大石よしのりオフィシャルブログ Powered by Ameba

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誠意・敬意・熱意をモットーに、希望の種を蒔き続けています。
大石欣則

 一昨日、兵庫県公館で行われた講演会「オープンデータをどう活用するか!?~国自治体のデータから何が生まれるのか~」に参加してきました。

 オープンデータ(特定のデータが、一切の著作権 特許 などの制御メカニズムの制限なしで、全ての人が望むように利用・再掲載できるような形で入手できるべきであるというアイデア)の開示・提供により、市民サービスを向上させようという取り組みを福井県鯖江市で実践した例です。

 神戸市の職員の方々も来られていたので、後発にはなりますが、ぜひとも検討していきたいと思います。
 参考記事(ハフィントンポスト)がありましたので、以下に引用・・・。

"コンピューターおじいちゃん"を生む街 鯖江市が「オープンデータ」先端を行く理由

http://www.huffingtonpost.jp/2013/11/05/sabae-opendata-wired_n_4216392.html

近年、政府や地方自治体が行政に関わるデータを公開し、それを行政や民間がウェブサービスやアプリという形で利用できるようにする、「オープンデータ」の動きが、急激に進んでいる。

日本政府も6月「世界最先端IT国家創造宣言」を閣議決定 。オープンデータを推進する方針が確認された。そんな中、草の根レベルで日本の最先端を行く「オープンデータ」を実践している自治体がある。福井県鯖江市だ。

福井県の中央部に位置し、人口6万人を抱える鯖江市は、メガネ、漆器、絹に続く第4の産業の柱に「IT」を据え、「データシティ鯖江」として、オープンデータをいち早く推進。今年3月には産官学からなるオープンデータ流通推進コンソーシアムの最優秀賞を受賞 したほか、公開されているデータの数で2位の横浜市を倍近く突き放して1位になるなど(CityData調べ )、「日本で最もオープンデータが進んでいる街」といって過言でない。

なぜ鯖江がオープンデータの先端を行く都市になったのか。

10月31日に東京都内で行われたイベント「Wired Conference」で、鯖江市長の牧野百男氏と、「データシティ鯖江」のもう一人の立役者、IT企業「jig.jp 」の福野泰介代表取締役社長が語った。



jig.jpの福野泰介代表取締役社長

■「データをXMLでくれ!アプリ作るから!」

鯖江の成功モデルの原点は、福野氏という「スーパーエンジニア」が行政を突っついて、データ公開を促したことにある。福野氏は鯖江市にある福井工業高等専門学校出身。経営するjig.jpの本社がある東京と、開発拠点のある鯖江を往復する生活だ。

jig.jpは元々、ガラケー用のウェブブラウザを開発していた。時代がスマートフォンへと移りゆく中、ブラウザの新製品を開発しようと、ウェブの標準規格化団体「W3C」に入る。W3Cは次の世代のウェブの標準を決める、世界的に権威のある非営利団体だ。そこで「ウェブの父」と言われる、ティム・バーナーズ=リーが、オープンデータを理想としていることに衝撃を受けたという。

「彼の考えていることは『行政にデータを公開させて、サービスを開放せよ』ということで、すごく感銘を受けました。新しいWebの世界を行政から進めていかなければならない、と思いました」(福野氏)


オープンデータの基本的な発想

2010年12月、福野氏はさっそく、行政の説得に動く。だが相手はお役人。技術の専門家ではない。W3Cのスタッフを連れて「理論武装」し、市長を訪問する。

「提案資料はA4ペライチで、文章量は少なく。とにかく、『データシティということでXMLでやればかっこいいです』と伝えました。裏付けのために、『世界の潮流です』と言いたいがために、W3Cを説得して『冬はカニが美味しいんだけど』と鯖江に来てもらったりしました。一鯖江市民として、『XMLで情報を出してくれたら、アプリを作ります』と約束しちゃって」(福野氏)

XMLはインターネットで用いられる記述様式。この方式でデータを置いておけば、ウェブサービスやアプリでそのデータを読み込み、さまざまな形で加工できる。まずはここに絞った。

「提案があったとき、これだ!と感じました。情報共有するのにこれ以上の方法はないと。当時は右も左もわからずに『やってくれ』と指示しましたが、今になってみればそれがよかった。こういう動きは、直接民主主義につながる感じもしますね」(牧野市長)


牧野百男鯖江市長

「アプリを作ってくれる」という市長と福野氏との口約束と、市長自身の決断をきっかけに鯖江市の行政はデータ公開の準備を始める。技術的な指導をしたのも、ほかならぬ福野氏だ。

「XMLでやって、といってもわからないと思うので、Facebookでやりとりして市のデータが公開される直前まで確認してたんですね。で、出した瞬間に私がアプリを作るという『出来レース』だったわけですけど(笑)」(福野氏)

こうして、民間が突っつき、行政が動き、市民を巻き込んでいく、という「草の根オープンデータ」の歩みが始まった。




■78歳のおじいちゃんがJavascriptでオープンデータをアプリにする街

市民が軸になって進めている鯖江市のオープンデータだが、先端都市の課題はどんなものなのか。「市民と職員のリテラシ教育と災害情報の充実」と牧野市長は言う。

市民のリテラシ向上についても、リーダーシップを発揮しているのは福野氏だ。男性高齢者をターゲットに、プログラミングを教えるワークショップを開設。ただネットを見る、スマホを使う、というところではなく、一気に、「オープンデータを使ったアプリを作る」ところを狙っているのがユニークだ。

「78歳のおじいちゃんがJavascriptでオープンデータをベースにしたアプリをガンガン作っていけるような世界を作っていきたいです」(福野氏)


 以上



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