1.保育所の待機児童の解消について
まもなく,神戸市長選挙が行われるが,立候補者4名,どの方も待機児童ゼロを掲げている。こども家庭局としては,いち早くこの命題に取り組んでいただかなければならないと思っている。
昨年,禅昌寺保育所の廃止があり,替わりに須磨区内に保育所をということで高倉町に保育所が建設されることになった。近隣の方から相談も受け,瞬時に500名の反対署名が集まるということがあった。結局は今年4月に定員90名の保育所が開設されたが,大きなハコを整備するよりは,利用者のための選択肢が色々とあっても良いのではないかと思っている。
昨年,会派で東京都の認証保育所の視察をさせていただいたが,非常に興味深かった。例えば,認証保育所は駅前徒歩5分という建設の補助の条件があったり,社会福祉法人ではなく,株式会社の参入を積極的に誘致するなど非常に面白い取り組みであった。区によって取り組み状況は異なるが積極的に導入されている区は,明らかに待機児童を解消していっている。
株式会社で参入しているのが,乳幼児器具の販売会社や食事の会社であったのだが,独自の特色を出している。例えば乳幼児器具の販売会社であれば,マーケティングデータも取れるので,サンプルを配ったり,安く販売したりするなど特典がある。また,保育時間に関して,13時間以上と義務付けられており,夜遅く帰ってこられるお母様方にとって非常に便利であるとともに,二重*保育の問題も解決することとなっている。
メリット,デメリットはあると思うが,神戸市として認証保育所の積極誘致についてどう考えているか。
(長田局長)
横浜市でも導入されているが,東京都の事例で申し上げると,保育士の割合が6割以上であれば認証して運営費を補助するということで,都独自の認証保育所として整備をされてこられたようである。
最近の状況をお聞きしたのだが,全ての区ではないが,平成27年度に本格施行される「子ども・子育て支援新制度」に向けて,認証保育所を認可保育所又は小規模保育事業に移行させようという方向で検討している区もかなり多く出てきていると聞いている。また,保護者の中には認証保育所を望まれない方もいらっしゃるということで,認証保育所の新規整備を取り止めた区もあると聞いている。
本市としては,待機児童の解消に向けては認可保育所の整備による対応をしてきたところであり,今後も認可保育所の整備を基本としたいと考えている。
また,平成27年度から予定されている新制度においては,給付対象となる施設を整備することが基本と考えており,逆にそうでなければ市独自の財源で整備をしていかなければならなくなる。そういう観点から,新制度で取り入れられる小規模保育も含めた色々な支援メニューを活用したいと考えているが,ご指摘のあった認証保育所は現在のところは考えていないというのが率直なところである。
(再質問)
こういった問題は,スピードが大事であると思っているが,新制度の移行を待ってということになると,スピードという面ではどうかということになる。もちろん,子どもの安全が確保される保育ということが大前提ではあるが,スピードという意味では,認証保育所の導入が不可欠ではないかと考えている。
先ほど,西理事が言っていたが,高架下など良い条件とは思えない認証保育所もあるようだが,駅のすぐ近くでお母さんがすぐに迎えにいくことが出来たり,またあるところでは,インターネット中継を取り入れて子どもの安全をリアルタイムで見られるといった特典を付けているところもある。
市として,スピードという意味で,何に特化すべきと考えているのか再度お伺いしたい。
(長田局長)
スピードある取り組みということで,先ほどは27年度の新制度のことを申し上げたのだが,それまでの間の25,26年度については,待機児童解消加速化プランの新たな手法も含めた支援メニューを最大限に活用し,先日承認いただいた補正予算も含め,保育の質を確保しながら,量についても前倒しで整備していきたい。
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