放課後NPO #11。 | 大石よしのりオフィシャルブログ Powered by Ameba

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誠意・敬意・熱意をモットーに、希望の種を蒔き続けています。
大石欣則

今回お届けするレポートは国際プログラム~フィンランド編の第2弾。

ついにフィンランドの小学校の授業を体験してもらいました。
先生も実際のフィンランドの小学校の先生です。

内容はレポートをご覧ください、なのですが、
私はその先生に注目をしました。
Eija先生という女性です。

フィンランドの学力のひみつを語る際に欠かせないのが、
先生の存在。
フィンランドでは先生が人気の職業であり、
非常に尊敬される存在である、とのことです。

今回Eija先生を見ていてそのことを実感しました。

・事前の準備(素晴らしいプリントを用意してくれました)
・服装(マリメッコを中心としたフィンランドファッションで登場)
・声(非常によく通る素晴らしい声量)
・表情(とても表情豊かな表現)
・時間配分(きっちり時間内に収めます)

などなど、本当に素晴らしい仕事をしてくれました。

そして彼女を見ていて、教師の役割を思いました。

日本の
教師…教える 子ども…教わる
に対して、
フィンランドでは
教師…問いかける 子ども…考える
となっているようでした。

なるほど、本で読んだフィンランドの学力のひみつはこれか、
と私たちも実感した1日でした。

12月には09年のPISAの結果も発表されます。
日本の教育も頑張りたいところです。

フィンランドの授業を日本に持ち込んだ内容がぎっしりと記載されています。
今週のレポートぜひお楽しみください!



☆【赤坂・青山子ども中高生共育事業】共育国際プログラム第2弾~フィンランド編PART2~☆




本日は赤坂・青山子ども中高生共育事業である
「豊かな自然と教育の国フィンランドを学ぶ」
の第2回を行いました!

今回のタイトルは「学力世界一!フィンランドの授業を体験」
もちろんテーマは「教育」

OECDが行ったPISA(国際学力到達度調査)にて、
世界一を2回連続で獲得しているフィンランド。

世界的にも今フィンランドの教育が注目されております。

本日は、
・フィンランドとは
・フィンランド語講座
・フィンランド授業体験
の3本立て。

部屋の隅には、ずらりと並ぶムーミングッズ。
今日もフィンランドを堪能してもらいます!





では早速始めましょう!


まずはフィンランドの風景写真を見てみましょう。
こちらは冬のフィンランドの写真です。

辺り一面、雪化粧。
美しい白銀の世界が広がります。



それから前回の復習も兼ねて、
フィンランドの首都、人口、音楽等を学びます。

また、今世界的に注目されている教育に関しても
フィンランドの先生・教育システム・学びの3つに分けて説明。



教育の特徴としては、
・先生は人気の職業である
・幼稚園から大学まで教育費は無償である
・少人数でグループワークが中心の授業などなど。


また、注目すべきは子どもたちの学び。
フィンランドでは、
正解を求める力というよりは、考える力を育てる教育が重視されております。
これがまさにPISAで世界一を獲得した理由でもあると言われております。

それではこの後、
フィンランド流の考える力を育てる授業を体験してみましょう!



ここからは前回同様Eija先生とJani先生にバトンタッチ。
Eija先生はフィンランドの小学校で実際に教師をしている方ですので、
フィンランド教育のプロです。


とここで、
フィンランドの授業を体験する前に、フィンランド語を少し学んでみましょう!
Eija先生特製のフィンランド語学習シートを使用します。

ムーミン一家が登場し、とてもかわいらしくアレンジされてます♪



「こんにちは!」「やあ!」「さようなら!」など基本的な挨拶や、
「あなたのなまえはなんですか?」ー「私のなまえは・・・」といった自己紹介などを練習。

前回も先生はフィンランド語で進めましたので
なんとなく子どもたちもフィンランド語を聞いていたのですが、
本格的に学ぶのは今回が初めて。

ちょっぴり恥ずかしそうに小さな声で、
先生の言った言葉をリピートします。



2人でペアになって、
フィンランド語でコミュニケーションをとってみましょう!

恥ずかしがっている子には先生が、
「モイ!(やあ!)」「ヘイ!(やあ!)」と声をかけると、
子どもたちも「ヘイ!」「モイ!」と返答。
フィンランドの音自体は非常にかわいらしい♪



興味を持った子は、「これはカタカナでどう書くの?」と
積極的に読み方を聞いてきます。
フィンランド語にはまってくれたようです♪


それでは本日の授業にまいりましょう。

本日は、
・Ajatus kartta(マインドマップ)
・5つの算数ゲーム
それぞれ30分ずつ2つの授業を体験します。

まずは前半のAjatus kartta(マインドマップ)をやってみましょう。
こちらは考えを整理するときや発想を促すときに使用する手法で、
日本でも社会人になったら使っている方も多いかと思います。

フィンランドでは教科に限らず、
普段の授業からこのマインドマップを使用しております。


まずは先生が簡単に使い方を説明。

「各班に分かれ、それぞれの班にムーミンのキャラクターを1つ与えます。
それを模造紙の中心に書いて、そこから例えば、
”どんな服を着ている?””どこに住んでる?””何歳?”など、
与えられたキャラクターに関することで
実際のキャラクター設定に関係なく自由に想像して広げていきましょう!」とEija先生。



それではスタート!4つの班に分かれ、
”ムーミン””ムーミンのママ””スナフキン””ミー”の
4つのキャラ人形をそれぞれの班に与えます。


こちらの班は、与えられたムーミンママの人形をじっと見ながら、
「しましまのエプロンをしている」「黒いバッグを持っている」など、
まずは人形を見てわかることを書いていきます。

その後徐々に、
「金持ちかも!」「40代後半!」など、
見て分かることではなく自分で想像したことをどんどん記入。


そうです。
今回のポイントは”自由に想像・発想”すること。
いかに自由にイメージを膨らませ、発想することができるか、
それをためらわずに書くことができるかがポイント♪

最初は知っていることや見てわかることだけを書いていましたが、
徐々に自由に想像するのが楽しくなってきたのか、
なんだかにやにやしながら、
自分が思いついたことを自由に模造紙に記入していました!



こちらはミーをテーマにマインドマップ作り。
わずか10分ほどの間にずらりとワードを書き連ねることができました!



こちらはムーミン。



10分したら、班ごとに模造紙に書いたことを前で発表。
「帽子を被っている」「緑のズボンを履いている」など、
知っていることや見て分かることを発表する子が多かったのですが、
「普段は料理を作らず外食をしている」など、
自分で考えて思いついたことを発表する子もおりました!

ポイント、つかんでますね!



それでは後半の5つのゲームにまいりましょう。

今回5つのゲームをご用意。
1つ目はこちらの暗号クイズ。
様々な絵がそれぞれどの数字を示しているのかを考え、
絵の下の四角に左の数字列を入れるゲーム。



2つ目はこちらの推理ゲーム。
3つの文から推理をして、1つの答えを導き出すゲームです。



(以上2つのゲームは、
フィンランド式算数の本を参考にさせていただきました)


3つ目は神経衰弱算数。
神経衰弱同様、トランプをめくり同じ数字を見つけます。
同じ数字が出たらその数字を数式の空欄に入れていき、数式を全て完成させるゲームです。



4つ目はサイコロ算数。
3つ目同様、サイコロの出た目を数式の空欄に入れ、数式を全て完成させるゲームです。



最後の5つ目は自由想像ゲーム。
与えられた紙の上に描かれた無意味な線を見て、
自由に想像し、絵を描くゲームです。



今度は低学年班、高学年班など5つの班に分かれ、
それぞれのゲームを4分ごとプレーし、順々にローテーションします。

ではスタート!!!!


4分しか時間がないため、
それぞれの班、時間との闘いです・・・

こちらは2つ目の推理ゲーム。



やはり解くのが速いのはさすがは高学年チーム。
3つの問題を「終わった」とあっさりと2分で片付け、
自分たちでオリジナルの問題を作るほど。



「終わった!!」
4分以内に問題を解き終わり、歓喜に包まれる3年生班!
その横では神経衰弱算数に必死のもう1つの3年生班。

時が進むにつれて、各班チーム内で協力し問題に向かうようになり、
部屋もますますヒートアップしてまいりました!





こちらは5つ目の自由想像ゲーム中。
こちらは問題を解くというよりは自分の好きなものを自由に想像して
のんびり絵を描く場所。



与えられた波線から想像したのは、おばけやへび。
(独特なものではちの巣といったものもありました!)





各班白熱しておりますが、それぞれのゲームに割ける時間はわずか4分。
Eija先生のベルがなり、あっという間にゲームの時間が終了!


以上2つの授業には、
・自分で好きなように自由に考えること
・学びの楽しさを学んでほしい
といったEija先生の2つの想いがこもっておりました。

参加してくれた子どもたち、2つの授業を通じて、
Eija先生の想いを感じてくれたのではないかと思います。

これでプログラム全ての内容が終了いたしました!


今回学んだことをみんなに聞いてみると、
・フィンランドは日本に比べて学校の時間が早いことが分かった
・日本の授業もフィンランドの授業も両方とも楽しいと思った など、
フィンランドの文化に触れ、身の回りの日本との違いを感じてくれたようです。


最後にEija先生から、
「今回フィンランドの授業を受けてみて、
普段みんなが受けている授業との違いを少しでも感じてくれたら嬉しいです」と一言。



普段はなかなか触れることのない諸外国の文化。

今回のプログラムの目的は、フィンランドの文化を学び、
またフィンランドの文化を自分たち日本のそれと比較してみること。

様々な海外プログラムを紹介し子どもたちに触れてもらうことで、
その国の文化に興味を持つことはもちろんのこと、
その後に自分たちの日本のいいところを顧みることができるはずです。

また、世界にはいろんな人がいることを学ぶことで、
相手のことをより深く理解し、
今まで以上にまわりの人を大切にしてくれたら
これ以上に臨むことはありません。


Eija先生、Jani先生、
フィンランド大使館の皆様、多大なるご協力本当にありがとうございました!




*全プログラム、今までのプログラムの様子などは下記ブログにて掲載しております。

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放課後NPOアフタースクール】
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