今日は個人的趣味の記事になります。おつきあい出来る方はおつきあいお願いします
これは、たまたま見つけた動画です。
が、Mitakaというソフト、数年前に私もインストールしていたのを忘れていました。
本当に美しいですよ。宇宙は。
国立天文台4次元宇宙プロジェクト
http://4d2u.nao.ac.jp/html/program/mitaka/mtk_tutorial.htm
再びズームアウトを続けましょう。
小惑星帯の外側に木星があり、 その外側の10天文単位ぐらいの所に土星があるのがわかります。
木星と土星の軌道 |
軌道のスケールに比べると、惑星の大きさは非常に小さいので、 惑星の名前は表示されますが、形は見えません。
これでは寂しいという場合には、メニューから 「表示」-「惑星・月」-「拡大率」を設定して、惑星を大きく表示してみましょう。
さらにズームアウトすると、天王星と海王星の軌道を見ることができます。
この海王星までの8つの惑星が現在の定義での太陽系の惑星です。
(2006年の国際天文学連合総会で惑星の定義が見直され、 これまで、惑星として扱われてきた冥王星は「準惑星」(英語の表記は dwarf planet) として分類されることになりました。)
天王星、海王星、冥王星と太陽系外縁天体 |
この画面では、海王星の軌道の少し外側に、主に氷からできている小天体、 「太陽系外縁天体」がリング状に分布しているのがわかります。 冥王星は、このような天体の代表的なものと考えられています。
少し寄り道をして、探査機ニュー・ホライズンズによって詳細な表面の様子が観測されたばかりの 冥王星とその衛星カロンを見ることもできます。
冥王星とその衛星カロン |
それでは、さらにズームアウトをしていきましょう。
エリスとセドナ |
冥王星のさらに向こうを「エリス」と「セドナ」という 少し聞き慣れない天体が回っているのがわかりますね。
これらは、ともに2003年に発見されたサイズの大きな太陽系外縁天体で、 主に氷からできていると思われています。 「エリス」は冥王星よりも少し大きいと考えられていて、 惑星の定義が見直されるきっかけにもなりました。
宇宙の果てを目指して
それでは、宇宙の果てを目指しましょう。
ズームアウト・ボタンやホイールを使って、どんどん遠くへ向かいます。
太陽系の惑星が見えなくなるほど遠くへ来ると、やがてほうき星のふるさとである「オールトの雲」が見えてきます。 (オールトの雲は、まだ観測的に確認されたものではなく、 表示されているのは理論上の想像図です。)
ここから先は、恒星の世界です。
スケール線の単位も、天文単位から光年へと変わります。
オールトの雲と太陽近傍の星々 |
さらに遠ざかると、 星座でおなじみの星々が次々と視界に入ってきます。
太陽近傍の星々 |
ここで表示されるのは、天文観測衛星「Hipparcos」が位置を測定した星々です。 ある程度正確な位置が得られている約3000光年の範囲内の星を見ることができます。
さらに遠くまで来ると、銀河系の姿が見えてきます。
これは、様々な観測と理論によって作られた銀河系の想像図(モデル)です。
銀河系 |
銀河系は、直径約10万光年の 円盤型をした巨大な星の集団で、 約2000億の星を含むと考えられています。 私たちの太陽系は、 銀河系の中心からかなり離れたところにあることがわかりますね。
銀河系を横から見てみると、星々は円盤状に平べったく分布していることがわかります。
横から見た銀河系 |
私たちが地球から見ている「天の川」は、このような銀河系の星々を銀河系の中から見た姿です。 銀河系は、別名「天の川銀河」とも呼ばれます。
さらにズームアウトしていくと、宇宙には銀河系と同じような銀河が無数に存在していることがわかります。
銀河系は、アンドロメダ銀河や、大マゼラン雲、小マゼラン雲などの30余りの銀河とともに「局部銀河群」と呼ばれる銀河の集団を 形成しています。
局部銀河群 |
銀河系も小さくなって見えなくなる距離まで来ると、そこはもう銀河の世界です。
ここまで来ると、表示されている1点1点は、星ではなくて銀河を表しています。
銀河系の近くの銀河の分布 |
さらにズームアウトをしていくと、 数十億光年にまで達する、最新の SDSS の観測結果を見ることができます。
宇宙の大規模構造 |
銀河が扇形に分布しているように見えますが、 これは現在までに観測が行われたのが、この領域の中だけだからです。 実際には宇宙全体にわたって銀河が分布しています。
扇形の中の銀河の分布をよく見てください。 銀河が濃く集まっているところとほとんど存在していないところがあるのが分かりますね。 これは「宇宙の大規模構造」と呼ばれています。
その外側には、SDSS により得られたクエーサーの分布を見ることができます。 そして、さらにその外側には、Planck衛星により観測された宇宙マイクロ波背景放射の球殻状のマップと 138億光年の円が見えてきます。
我々の観測できる宇宙の限界まできました |
宇宙マイクロ波背景放射のマップは宇宙誕生から約40万年後、 つまり宇宙ができて間もない頃の温度の揺らぎを表しています。 観測されたのは平均の温度対して約10万分の一という非常に小さな揺らぎですが、 このわずかな揺らぎがその後に宇宙の大規模構造が作られていく種になったと考えられています。
とうとう138億光年先まで来ました。
宇宙の年齢は138億年と考えられているので、 私たちの知ることのできる宇宙はここまでです。
最後に三鷹まで戻りましょう。
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最近借りた、この本も良かったです。
子供も喜んでいました。- 宇宙の地図/朝日新聞出版
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0m
10m
100m
1000m
10000mと地球をドンドン離れていくイメージの映像が繰り広げられる写真と宇宙の資料が詰まっています。
そして最終的には宇宙の果てまでいきます。
(おそらく現代の人類が認知できる範囲以内での宇宙の果てのこと)
リブログした過去記事に関係がありそうな本です。
ちょっと高いけど、図書館で借りて読んで惚れ込んだので買っちゃいました。
量子論からのアプローチや、哲学、脳科学、魂の影など多岐にわたり、宇宙を検証していきます。
- 投影された宇宙―ホログラフィック・ユニヴァースへの招待/春秋社
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