シリア空爆したロシアが悪とは限らない | 日本が良くなりますように

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ロシアがシリアを空爆した理由


「プーチン最後の聖戦」の北野幸伯さんのメルマガより


前にも紹介したこの方は日本の偏向メディアの薄っぺらい報道を深く切り込んでいきます。

ただし、既存の新聞、メディアを使って説明しているいところがポイントです。


日本は特に海外のニュースはアメリカなど欧米の報道を何の検証もせずに垂れ流しにしています。

良くも悪くも欧米の良いイメージしか流れてこないのは当然です。


ロシアが何故、シリアを空爆したのかを私の拙い文章で申し訳ないですが要約してご紹介します。


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まず、どこの新聞にも出ている一般的な報道


1.ロシアはシリア空爆をはじめた。

2.プーチンは「イスラム国」を空爆すると言っていたが実際は、「反アサド派」を空爆している。


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北野氏の解説



 前提 < シリアのアサド政権 = 親ロシア 反米 >


○ 2010年 「アラブの春」と呼ばれる革命により、中東・北アフリカ諸国で独裁政権が崩壊


○ 2011年 シリアでも革命運動


そこで アメリカは 「反アサド派」を支援


             欧米マスコミ → 反アサド派 = 民主主義を求めるの勢力


             実際は 反アサド派 = イスラム国(アルカイダ系武装勢力)が含まれている

                             


※ 証拠の記事

<シリア北部の町占拠、反体制派とアルカイダ系勢力 対立の背景
トルコとの国境沿いにあるシリア北部アレッポ(Aleppo)県の町、アザズ(Azaz)で18日に戦闘になったシリア反体制派「自由シリア軍(Free Syrian ArmyFSA)」と国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系武装勢力「イラク・レバントのイスラム国Islamic State of Iraq and the LevantISIS)」が停戦に合意したと、イギリスを拠点とするNGO「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」が20日、明らかにした。>([AFP=時事])




アメリカが支援している反アサドはアメリカで9.11をおこしたアルカイダ系!


まとめ

1.アルカイダといえば9.11を起こしたとされる勢力。

2.欧米が敵視している「イスラム国」は、「元アルカイダ」であると同時に(善である  

  はずの)「反アサド派」だった。

3.欧米は、この事実を知りながら「反アサド派」への支援をつづけていた。

4.「イスラム国」が急速に拡大した最大の理由は、欧米からの支援が間接的に彼らに

  流れていたこと



〇 2013年8月 オバマ氏が「シリアを攻撃する」と宣言


〇 2013年9月 オバマ氏断念


アメリカ → アサド軍が化学兵器を使ったから

実際   → 化学兵器(サリンガス)を使っているのは 反体制派

これがばれて攻撃断念された


証拠の記事


<シリア反体制派がサリン使用か、国連調査官AFP=時事5月5日()配信

AFP=時事]シリア問題に関する国連(UN)調査委員会のカーラ・デルポンテ調査官は5日夜、シリアの反体制派が致死性の神経ガス「サリン」を使った可能性があると述べた。
スイスのラジオ番組のインタビューでデルポンテ氏は、「われわれが収集した証言によると、反体制派が化学兵器を、サリンガスを使用した」とし、「新たな目撃証言を通じて調査をさらに掘り下げ、
検証し、確証をえる必要があるが、これまでに確立されたところによれば、サリンガスを使っているのは反体制派だ」と述べた。>




〇 その後、「元反アサド派」だった「イスラム国」が独自の勢力と化し、イラクとシリアで急速に

   勢力を拡大。


〇 2014年8月 アメリカと同盟国が「イスラム国空爆」開始

               1年ちょっとで3000回


○ イスラム国は弱体化するどころか、ますます勢力を拡大している。

   アサド政権にとって、「深刻な脅威」になってきた


○ アメリカは反米(親ロ)のアサド政権を打倒するために、「イスラム国を利用しているのではないか?」

  とロシアは見ている。


○ ゆえに、シリア空爆の第1の目的は当然、アサド(親ロシア)を守ることである


  空爆のターゲット = アサド政権を脅かす勢力

  ・ イスラム国

  ・ 反アサド派 (欧米支援)


<今回の空爆について、ロシア側は「シリア側の要請を受けており、合法的」と訴えている

米、オーストラリア、フランスによるシリア空爆は、アサド政権や国連安保理の承認を得ておらず国際法違反」(プーチン氏)との主張を強調し、ロシアの軍事行動の正当性を訴える狙いがある。>
(毎日新聞101



○ 2015年3月 AIIB事件により中国がアメリカの最大の敵になる。


○ 2015年5月 米ケリー国務長官はロシアを訪問

  「ウクライナの停戦合意が維持されれば制裁解除もありえる」と発言


○ 2015年7月 アメリカとロシアは「イラン核問題」を解決


○ 2015年9月末 習近平訪米するも、まったく歓迎されず


こういう状況の中、ロシアは


1.アメリカは中国との戦いで忙しく、シリア問題に本気で取り組めないだろう

2.欧州はシリアからの「大量難民問題」で苦しんでおり、批判はしても、ロシアのシリア介入を歓迎する

  だろう


難民の流れを止める一番の方法は「シリアを安定させること」

口ではロシアの空爆に反対しつつも本音では「プーチンがんばれ!」ということになる


そこで「実際に何もできやしない」とプーチンは読んで空爆を実施した。


もう一度言いますが、

目的→ 反米親ロのアサド政権を守ること

ゆえに、空爆のターゲット 「イスラム国」と「反アサド派」


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勝手に要約して申し訳ないですが大体こんな感じで書いていました。


アメリカが善、ロシアが悪と必ずしも言えません。


だからといって

実際にロシアが善だと言っているのはなく北野氏はただ単に事実をのべられており


プーチン・ロシアは超現実主義だということです。


北野氏によればアメリカの情報ピラミッドだけに頼ってはいけないともおっしゃっています。


知っている人は知っていますがね。


北野氏のメルマガ、お薦めです。