『シュガーアップル・フェアリーテイル~銀砂糖師の家~ 』此匙,(原作:三川 みり) | choco's Book Cafe

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カリフォルニア在住です。
ラノベに嵌っています。
(時々、恋活、日常生活、糖尿病の事も書いています)

最近見たアニメ、『シュガーアップル・フェアリーテイル』。

 

さすがに、今、小説を20冊読むのは難しいのですが、まだもう少し二人のことを見たいと思ったら…。

 

二人が結婚した後のお話のコミックス3巻がありました~。

 

これはもう、買うしかないです~。

 

3冊は「大人買い」なのかどうかちょっと怪しいですけれど…。

 

読みました~。

 

 

 

 

あらすじ:

銀砂糖師のアンと戦士妖精のシャルの夫婦は、ミスリルと3人で、森で小さな砂糖菓子店を営みながら暮らして居る。急遽銀砂糖子爵のヒューから、砂糖林檎収穫の交渉人として駆り出されることになった。女商人スカーレットが、今は亡きアンの母エマとしか交渉しないと言って、さらには、亡くなったはずのアンの父から母宛に「君に会いたい。交渉を引き受けてくれ」という謎の手紙まで届く…。

 

アンのお話と言うよりは、女商人のスカーレットさんと、その元夫の物語ですねぇ。

 

もちろん、あくまでも、主役はアンとシャルなんですけれどねぇ~。

 

う~ん。こちらは、ちょっと、私の目線から言うと…胸糞悪いお話だった…。

 

商人のスカーレットさんはおぼっちゃんである元夫を守って幸せにしたかったのに、守ろうとしすぎて、やることなすことが裏目に出てしまったんです。

 

夫のことを愛して、夫のためにしたことで、夫が追い詰められていったんです。

 

そこに現れた可哀そうな女に旦那を取られるんですよ~~。

 

自分が情けない系のだんせいのくせに(笑)、自分が守ってあげなきゃいけないような女の方が好きって、男ってしょうもない~~!

 

と怒りを覚えた私です。

 

実は、もともと領地は元夫のものだったのですが、結婚のときにスカーレットの名義になってたので、元夫は、別れたのに、「返して」~ってしつこくやってくる。

 

まぁ、元夫の財産だったので、夫側から見たら、「盗られた」と言えますけれど。

 

なんか、スカーレットさん、嫌な奴なんだけれど、かわいそうでした…。

 

たぶん、離婚経験のある女性なら、スカーレットさんのほうに共感するんじゃないかなぁ~。

 

頭の弱そうな優しいだけの元旦那、良い人なんだろうけど~~~。

 

そして、そのまた夫に寄生している新妻~~。

 

嫌い。

 

完全に共依存な感じの夫婦なんですよね。

 

悪い人じゃないのはわかるけど、なんか、「元妻」からしたら、憎らしい相手だし。

 

スカーレットさんが最後にびしっとかっこよく決めたのですけれど、わたしは読んでいる間、「(元)夫よ目を覚ませ~」と思ってしまいました。

 

ん~。

 

そしてシャルが、ちょっと正気を失う場面もあって、「大丈夫か~?」と思ってしまった。

 

アンはぶれなくて素敵だし、ミスリルも可愛かったですけれどねぇ(可愛いけど大人でワインとか飲んで二日酔いとか…)

 

このコミックス3巻は、ラノベの18巻のところがコミカライズされているものです。

 

読んだら、絶対続きが気になりますよ~。

 

だから、小説のほうの19巻と20巻を衝動買いしてしまいました。

 

どうせなら、コミックスで最後まで読みたかった。

 

と思うのは贅沢ってものですよね。

 

小説で読みます。

 

6巻からぐ~んと間が空いてしまったけど、まぁ間はおいおい読むとして。

 

星は7つかも…。

★★★★★★★☆☆☆

 

小説も面白いし、コミックスも面白いのですが、どうしても、この元夫の夫婦が嫌いで、星が減りました~。

 

人間、良い人ばかりじゃないのだけれど~、やっぱりこういう人たちは、嫌いなものは嫌いです~。