『私のことはどうぞお気遣いなく、これまで通りにお過ごしください。』くびのほきょう | choco's Book Cafe

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備忘録的感想です。
現在は、ラノベに嵌っています。
(時々、恋活、日常生活、糖尿病の事も書いています)

ウェブ版を「小説家になろう」さんで読ませていただきました。

 

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書籍は3万時加筆があるようです。

 

 

あらすじ:

公爵令嬢メリッサが7歳の時に大好きな母が亡くなった。10歳の時に両親を亡くした同い年の従妹アメリアが引き取られて養女になり、その日から、メリッサを無視するようにアメリアだけを可愛がる家族。メリッサとアメリアの魔力の相性が悪く二人とも怪我をしてしまい、二人は離れて過ごさなければならなくなったのだが、領地へ送られたのはアメリアではなくメリッサだった…。

 

わぁ。

 

読んでいてめっちゃもやもやしますよ。

 

腹立つ~!

 

あまりにもヒロインの家族がひどすぎて。

 

母親が居るときには普通の家族だったのに。

 

母が亡くなり、母にしか興味がなかった父親とその母親(祖母)は、母と同じような雰囲気を持っているアメリアを気に入っちゃう。

 

メリッサをないがしろにしてアメリアばかり可愛がる。

 

兄も、アメリアを可愛がる。

 

家族の中でハブられてるようなヒロイン。

 

いじめられてはいないけれど、とにかくアメリア優先で、ないがしろにされまくりです。

 

それなりにがんばって愛されようとしたけれど、アメリアは一枚上手。

 

二人とも可愛がってあげろよ~~!って何度言いたくなることやら。

 

アメリア、たぶんサイコパスなんじゃないかしら。

 

裏表ありまくりです。怖いわぁ。

 

アメリアとメリッサが怪我しても、家族はアメリアだけを気遣います。

 

こともあろうか、実の娘より養女を手元に置くことを選ぶのです。

 

父と祖母と兄では実はこの行動の理由がちょっとちがうのですが(そこは読んでのお楽しみ)。

 

第2王子婚約者(候補)だったのに、いつの間にかアメリアが横取り。

 

家族何もしてくれな~い。

 

めっちゃストレス溜まりそう~。

 

そんな中で、ヒロインの唯一の楽しみはピアノを弾くことなんです。

 

寂しい気持ちはあるけれど、過ごしにくい思いをしているより領地に行って思い切りピアノを弾くことがヒロインは楽しい~。

 

そこである少年と出会って、心を通わせていきます。

 

そして、そこでヒロインは自分で人生を切り開いていく決意をします。

 

そこからは逆転めざしてがんんばるヒロインです。

 

領地で出会った少年にもある秘密がございます。

 

最後まで読むと、「ざまぁ」もあって、すっきりします。

 

読み始めは、たぶん、みなさんも、思い切りモヤモヤすると思います。

 

それに耐えて読み進めると徐々にヒロインが強くなっていって、最後にどか~んと「ざまぁ」が楽しめますよ。

 

父親が子供より妻優先ってのは決して悪いことではないですけれど、ちゃんと子供は見てあげて~。

 

お兄さんは、母に執着ってよりは別な理由があったのですけれどね~(それも読んでのお楽しみ)。

 

星は8つ

★★★★★★★★☆☆

 

スピンオフ作品があるようなので、そっちも読みたいと思います。

 

私のこと'も'どうぞお気遣いなく、これまで通りにお過ごしください。