シャドウワークとは、

 

その名の通り

自分の無意識の部分=影(シャドウ)を知ること。

 

これは、無意識の自分は有意識の自分を補っている。

 

 

つまり、無意識における自己は

有意識における自己と対を成すという考え方に基づいている。

 

 

シャドウワークで重要になるのは、

ポジティブな側面よりもネガティブな側面。

 

ネガティブな側面は、

私たちが無意識のうちに抑制しているものだから。

 

 

シャドウワークの概念を生み出したのは、

かの有名な精神科医/精神分析医のスイス人のカール・ユング。

 

 

ユングいわく、

影(シャドウ)は「その人の盲点」で、他人の欠点となって現れる。

 

 

人にはみな影があり、

自分の影を理解すれば、

人に対する怒りや批判の源が見えてくる。

 

 

「自分の影は自分では見えません。

他人に投影されて初めて、私たちは自分の影を目にします」

 

 

 

この無意識化されたシャドゥが世界に投影されていることに

私たちはまったく無自覚なので

 

どう考えても相手の所為だったり、

攻撃されているように見えちゃうんだよね。

 

 

攻撃性が、

内罰的だと悲劇のヒロインや鬱になりやすく

外罰的だと戦うか逃げるかのどちらか。

 

 

このシャドゥについての説明が分かりやすく書かれているのが

天外伺朗さんによるこちらの著書↓

 

 

 

天外さんいわく、

 

超自我規制(ジャッジ)が厳しいにも関わらず

仮面(ペルソナ)をうまく使いこなして

社会に適応できる人ほど、

 

統合のレベルで分離が激しく

このシャドーがモンスター化して

私生活の家族やパートナーとの関係に大きく

 

はたまた反対活動や陰謀論に

悪の根源を押し付け敵と化すそうです。

 

 

また、この葛藤のエネルギーを使って

なにクソと戦いのエネルギーに昇華するという

勝ち取り体験はずっと戦い続けていかなくてはいけない

果てしなき不足感をもたらします。

 

そう考えると、自立期に入って

自我が発達して自らの意志や決定権で

人生を生きようとし始まった不登校や適応障害と言われる

 

社会や学校や親の言うことを聞けなくなった子供たちは

なんと健全な発達を歩んでいることでしょう。

 

 

さて、シャドウの統合に戻りますが、

 

なかなか投影されたものを

自分に引き戻し自分事として扱うのがむずかしいのが現実。

 

自分の真意というものが

自分には見えないようになっているのが

無意識が映し出す鏡の法則のマジック。

 

 

前回、感情の統御について書いたけれど、

 

 

 

その感情の統御をより具体的に扱うには

シャドウワークが必須。

 

自分の人生に起こっている問題を扱って

外側の葛藤や抵抗を

 

自らの内に引き戻し、自己受容する。

 

 

以前わたしが元夫との間で繰り広げていたドラマは

まさしく自己否定の嵐が吹き荒れていた。

 

 

互いに依存的な関係性の中で

どこまでが自分の領域で

どこまでが相手の領域なのかを見失い、

 

エンパス(共感能力者)なので

相手の感情も自分の感情も

へその緒でつながる母子依存のように

紐づいてしまっていて

 

本当に大変な思いを経験しました。

 

 

この共依存というシステムから

卒業するには

勇気と痛みが必要でした。

 

 

感情の整理という作業。

自分の感情をどうやって収めるか。

 

 

いろいろやってみて

様々なワークショップや講座を受け、

ずいぶんお金もかかりましたが(笑)

 

自分の感情にフォーカスして

その感情を客観的に観察する

自己意識を高めて俯瞰するというテクニック。

 

 

人はネガティヴな感情は

自分の物ではない受け入れがたく否定しがちです。

 

ですがその感情が実は

自分の真の欲求をニーズを

隠し持っている張本人なのです。

 

その感情は何を源に起こっているのかを

探っていくことで、

 

他人に外側に押し付けた

非難やダメ出しや攻撃性が

 

自分自身の在りたい姿へと

エネルギーが変換されリソースとなります。

 

 

ともすれば

些細なできごとからずっと気になって

手放せない日常から

 

 

シンプルに自分の感情と対話して

本当の自分の真意を

快適に生きる。

 

 

あらゆる葛藤を手放し、

本当の自分のニーズを生きる

魂の旅に歩き出しましょう~🙌🙌🙌