ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。
今日は、群馬県前橋市の『群馬會舘食堂』です。
最寄駅は、上毛電気鉄道上毛線の『中央前橋』。
JR 両毛線『前橋』駅からは徒歩20分程度掛かりますので、バスを利用し『県庁前』で降りると便利です・・・頻繁に出ています。
『中央前橋』駅から徒歩10分。『群馬會舘』の地下にあるレストランです。群馬県庁の前にあるこの建物は、1930(昭和5)年に建てられた群馬県最古の公会堂です。
赤煉瓦の階段を下ります。
建物の完成とともに開業しましたので、90年以上の歴史があります。
食堂というネーミングですが、世が世なら私など足を踏み入れることが出来ない高級レストランなのです。
ビーフカツは、『上州牛フィレ ビーフカツレツ』の名でメニューアップされ、単品で税、サービス料別の6000円・・・結構なお値段です。
価格が変動していることもあります。
こういう店ではワインでしょう、そんなご指摘もあろうかと思いますが、私は瓶ビールにします。
お通し・・・このような店ではアペタイザーというべきでしょうか・・・として湯剥きのトマトが出て来ました。勿論、冷えています。塩を付けて頂くとトマトの甘さが際立ち、超美味。ビールによく合います。
メインの『上州牛フィレ ビーフカツレツ』が登場し、テーブルはこんな具合になりました。ライスは小にしました。
な、な、なんですか、これは!素晴らしいビジュアル。私のビフカツ史上で間違いなくBEST5にランクされると思います。通常はホールで提供されますが、カットして頂きました。
厚いフィレ130g程度がミディアムレアに揚げられています。
綺麗な色の薄い衣に包まれたフィレ・・・見ただけで絶対に間違いないのが分かります。
ほとんど甘さを感じないデミグラスソース。コクがあり超美味。さすが老舗レストランです。
柔らかく、ジューシー、そんな月並みな言葉では表現できない味。肉にはデミグラスソースを邪魔しない程度に塩胡椒が施されています。我ビフカツ史上NO.2決定・・・NO.1は、いまだ神戸の『ビストロ アンリー』です。
人参のグラッセ。程よい甘さで箸休めにピッタリです。
レリッシュに獅子唐は珍しいですが、これとても良いです。もう一つ欲しいくらいです。
刻んだベーコンの入ったマッシュトポテト。クリーミーではなく、ジャガイモの食感をわずかに感じることができる仕上がり。薄塩で何とも言えない美味しさです。
ライスは小にしましたが、普通でもよかったかも。
東京の下町育ちの不作法極まりない人間は、高級店でもこんなことをやってしまいます。でも手間暇掛けて作られた絶品のデミグラスソースを残すのは、もっと不作法だと思います。本音を言えば皿を舐めてしまいたいくらいですが、さすがにそこまではできません。
お値段は張りますが、その価値は十分にあるビフカツでした。美味しかった!
ご馳走様でした。
群馬県前橋市大手町2-1-1
群馬會舘地階
027-221-2595
11:30-14:00 17:00-20:00
水曜日休み
次回は、本日15:00に『街角アート編』。茨城県水戸市の『永久に』です。