ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットなどをご紹介します。
今日は
東京都墨田区鐘ヶ淵の
『隅田川神社』です。
最寄駅は
東武スカイツリーライン
『鐘ヶ淵』。
駅から徒歩７分
墨堤通りに面して
一の鳥居があります。
鳥居の右の柱の前には
『水神道』と彫られた
石柱があります。
左の柱の前には
『水神社 舩霊社』と彫られた
石碑があります。
このいわれについては
後ほどご説明いたします。
鳥居を抜けると
『白鬚東アパート』があり
その先には公園のようなものが続きます。
ここは本当に神社の参道？
そう思われるかもしれませんね。
『白鬚東アパート』の先にあるのは
都立東白鬚公園
その中を通るこの道も参道なのでしょうか？
参道（？）を１００ｍほど進むと
鳥居と社標が見えてきます。
こちらが『隅田川神社』です。
神社の由緒は不祥ですが
鎌倉幕府初代将軍の源頼朝が
創建したと伝えられていますので
８００年以上の歴史があることになります。
もとの社名を『浮島神社』と言い
『水神社』、『水神宮』などとも呼ばれ
『水神さん』として親しまれてきました。
地域の鎮守神であるとともに
隅田川一帯の守り神として
水運業者や船宿など川で働く人々の
信仰を集めてきました。
これが
一の鳥居の前にあった石碑の
『水神社 舩霊社』の由来です。
現在の社名になったのは
１８７２（明治５）年です。
三の鳥居をくぐり
右に折れると社殿がありますが
その前にいつもの如く寄り道をします。
鳥居の左側には小さな庭があり
歌碑や石碑がいくつかありますが
得意でないのでパスします。
と思ったのですが
この石碑に興味が湧きました。
何か文字が刻まれていますが
不鮮明で読み取ることができません。
裏面には
奉納者が鮮明に読み取れました
『木挽町舩持中』。
木挽町は
現在の銀座１～４丁目の東側部分で
私が生まれ育った新富町の隣町です。
現在では
埋め立てられたり
首都高速道路になってしまったため
銀座界隈に川はありませんが
昔は何本も水路があり
船の往来も盛んだったそうです。
歌碑群の隣には藤棚があり
その先に不思議なものが見えます。
説明がないので推量になりますが
橋の親柱だと思います
～これも水運に関連していますね。
手水鉢の素晴らしさに感動しました。
社殿は
現在地より１００ｍほど北にありましたが
首都高速向島線の建設に伴い
１９７５（昭和５０）年に
ここに移されました。
現在の拝殿は１８５８（安政５）年
その奥の幣殿と本殿は
１８６４（元治元）年に建てられたものです。
蟇股の彫刻
シンプルですが素晴らしいものです。
本殿脇障子の彫刻も
素晴らしいのですが
アングルが悪く上手く撮影できません。
拝殿の天井の照明には
『水』の文字が配されています。
そして
何よりも驚いたのがこれです。
通常であれば
狛犬か神狐が置かれていますが
どうも様子が違います。
なんと亀のようです。
水に関係ある神社ということで
狛犬ならぬ『狛亀』が護っています。
かなり獰猛な面構えです。
ん？
亀に耳ってありましたっけ？
社殿の脇には
摂社が並んでいます。
摂社の手水鉢
現在は使われていませんが
前に置かれた石が気になります
・・・何かは分かりませんが。
こちらは摂社と言うよりは祠
右側の社に不思議なものが見えます。
劣化が激しく
正確には判別できませんが
牛のようにも見えますし
亀のようにも見えます。
横に回って見ると
どうも亀のようです。
錨が置かれています
やはり水運の神社ですね。
最大の謎はこの鳥居
出入りができません。
現在地に移される前は
この先に境内があったものと思われます。
またか・・・
と思われるかもしれませんが
素晴らしいと感じた石と石造物を
最後にいくつかご紹介します。
水神社に因んだ舟石？
骸骨のようで
夜に見たら怖いかも。
味のある燈籠。
全国レベルでは無名の神社ですが
興味深いものがたくさんありました
隅田川神社
東京都墨田区提通２－１７－１
次回は、本日１５時に他人の迷惑を顧みず私の好きな曲をご紹介するMUSIC編。The Cyrkleの『Red Rubber Ball』です。