MUSIC編~The Waterboys『The Whole Of The Moon』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回は『MUSIC編』。私の好きな楽曲をご紹介します。

 

今日は、The Waterboysの『The Whole Of The Moon』です。

 

 

The Waterboysは、1983年にスコットランド人のMike Scottを中心にロンドンで結成されたイギリスのロックバンドです。1983年にデビューアルバム『The Waterboys』を、1984年にセカンドアルバム『A Pagan Place』をリリースしますがいずれも不発に終わります。

 

1985年にサードアルバム『This Is The Sea』を発表し、全英アルバムチャートで最高37位にランクされ注目され始めます。このアルバムのレコーディングには、U2の『Sunday Bloody Sunday』でバイオリンを弾いたことで知られるアイルランド人のSteve Wickhamが参加しています。

 

Steve Wickhamの音楽性に惹かれたMike Scottはアイルランドに移住し、アイリッシュ・トラッド・ミュージックに傾倒します。1988年にはSteve Wickhamが正式にバンドに加入し4枚目のスタジオ録音『Fisherman's Blues』をリリースします。アイルランドの伝統音楽を取り入れたこのアルバムは、イギリスのアルバムチャートで最高13位、アメリカでも同76位にランクされます。続く1990年に発表された5枚目のアルバム『Room To Roam』は、アメリカでは180位止まりでしたが、全英アルバムチャートでは最高5位にランクされるヒット作になりました。

 

しかし、Mike Scottのロック志向に考えを異にしたSteve Wickhamがバンドを去り、The Waterboysは実質的に解散します。1993年にThe Waterboys名義で『Dream Harder』というアルバムがリリースされていますが、これはMike Scottとスタジオミュージシャンによるレコーディングで、Mike Scottのソロアルバムと言っても過言でない作品です。その後2000年にバンドが再結成され現在に至っています。

 

The Whole Of The Moon』は、1985年にリリースされたサードアルバム『This Is The Sea』からのファーストシングルで、イギリスのヒットチャートで最高26位にランクされました。また、1991年にリリースされたベスト盤『The Best Of The Waterboys 81-90』から再度シングルカットされ、イギリスのヒットチャートで最高3位、アイルランドで同2位にランクされる大ヒットになりました。Steve Wickhamのエレクトリックバイオリンが印象的な素晴らしい曲です。

 

次回は、明日3月4日(月)に番外編。東京都台東区新御徒町の居酒屋『まこつ』をテーマにします。