スピンオフ編~東京都杉並区高円寺・本社より摂社に興味津々でした『氷川神社』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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全国各地のビーフカツを紹介している超変人の超マニアックなブログです。最近は国内、韓国、中国などのB級グルメについても書いています。

ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットなどをご紹介します。

 

今日は

東京都杉並区高円寺の

『氷川神社』です。

 

最寄駅は

JR中央線『高円寺』。

 

駅南口から徒歩2分

緩やかな坂を下ると

玉垣が見えてきます。

 

こちらが

高円寺の『氷川神社』。

 

創建年は不明ですが

1189(文治5)年の

源頼朝による奥州征伐の際に

当地で帰農した部下が

大宮の『氷川神社』より勧請し

社殿を建てたという説があります。

 

また

16世紀半ばの天文年間に

宿鳳山高円寺』と同時期に建立され

同寺が別当寺になったという言い伝えもあります。

 

両説には350年程の差がありますが

資料が火災で焼失していることから

詳らかではありません。

 

鳥居をくぐると

右手に手水舎があります。

 

私が参詣した時には

きれいな花手水になっていました。

 

1945(昭和20)年

東京大空襲により社殿が焼失し

1947(昭和22)年に

仮殿が造営されます。

 

現在の社殿は

1971(昭和46)年に

社務所、神楽殿とともに造営されたものです。

 

社殿を護るのは対の狛犬

向かって右には子取りの阿形。

 

左には玉取りの吽形。

 

社殿の左側には

摂社のものと思われる鳥居があります。

 

鳥居の扁額に書かれた社名が

とても気になります。

 

『気象神社』

お天気に関係のある神社なのでしょうか?

 

参道の先には祠があり

対の狛犬に護られています。

 

右側の阿形は左前脚を上げている

珍しい姿です。

 

左側の吽形も右前脚を上げています

このような狛犬は初めて見ました。

 

こちらが『気象神社』です

日本に・・・すなわち世界に

ここにしかない神社です。

 

1944(昭和19)年に

現在の高円寺北4丁目にあった

帝国陸軍気象部内に造営されました。

 

軍にとって気象条件は

戦略、作戦を講じるのに重要な要素であったため

科学的な根拠に基づき予報がなされていましたが

予報適中を祈願するなど

観測員の心の拠り所として造営されたそうです。

 

第二次世界大戦終了後

連合軍総司令部の神道指令により

撤去されるはずでしたが

連合軍宗教調査局の調査漏れで残存しました。

 

その後

関係者が連合軍当局に払い下げを申請し

1948(昭和23)年に

『氷川神社』境内に遷座しました。

 

現在の社殿は

2003(平成15)年に再建されたものです。

 

祭神は『八意思兼命』

(やごころおもいかねのみこと)

晴・曇・雨・雪・雷・風・霜・霧の

八つの気象条件を司る神と言われています。

 

因みに

下駄の表裏で天気を占う民間風習は

鼻緒が『八』の字に似ていることと

『八意思兼命』の『八』を掛けたとの説もあります。

 

絵馬掛けに違和感を覚えます。

 

よく見ると

下駄の形をした絵馬です

・・・流石『気象神社』です。

 

本年4月19日の晴天祈願

あと2か月弱

晴れるといいですね。

 

なんか異様なものを発見

色とりどりなタコがぶら下がっています。

 

タコではありません

『照々みくじ』というお御籤で

てるてる坊主。

 

ということは

これはお御籤掛けですね

・・・よく見ると可愛いです。

 

社殿の脇に百葉箱が置かれ

実際に観測が行われているようです

・・・再び流石『気象神社』。

 

本社の『氷川神社』よりも

摂社の『気象神社』に興味津々。

 

春の旅に出る前に再度参詣し

道中の晴天を祈願しよう

などと殊勝なことも考えましたが

生来の不信心であることに加え

旅程が2週間もあることから

無理かなと諦めました。

 

氷川神社

東京都杉並区高円寺南4-44-19

 

次回は、本日15時に他人の迷惑を顧みず私の好きな曲をご紹介するMUSIC編。Depeche Modeの『Enjoy The Silence』です。