スピンオフ編~静岡県静岡市葵区・スペイン風のデザインが素晴しい建物『静岡市役所本館』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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全国各地のビーフカツを紹介している超変人の超マニアックなブログです。最近は国内、韓国、中国などのB級グルメについても書いています。

ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットなどをご紹介します。

 

今日は

静岡県静岡市葵区の

『静岡市役所本館』です。

 

最寄駅は

静岡鉄道静岡清水線

『新静岡』。

 

駅から徒歩6分

静岡県庁と向かい合う

洋風の素敵な建物です。

 

鉄筋コンクリート4階建てのこの建物は

1934(昭和9)年に

中村與資平氏(1880.02.08-1963.12.21)の

設計により建設されました。

 

氏は浜松市出身の建築家で

豊橋市公会堂』、『静岡県庁本館』など

多くの建造物を手がけました。

 

中村與資平氏は

スペイン風を基調とする様式を採用し

『市の王冠としての意味』を担うものとして

モザイクを施したドームを持つ

高塔を設計しました。

 

この塔は

静岡市の開放性と明るさを表現するもので

『あおい塔』の名で市民に親しまれています。

 

東海地方の枢軸としての

静岡市にふさわしい外観を整えるため

車寄せなどが付加され

市が当初要求したものよりも

壮麗な設計になりました。

 

には

破風のようなデザインの車寄せの屋根

中央には欧風の飾り付けが施されています。

 

建物は左右シンメトリーで

中央部分の建物の窓は

荘厳な意匠になっています

 

こちらは4階部分の窓

細長いアーチ状の枠が

とても印象的です。

 

最上部には

ステインドグラスが嵌め込まれています。

 

3階と2階の境に施された

コーニスのようなものが素敵です。

 

車寄せには

重厚な鉄扉があります。

 

かなり傷みが激しいですが

荘重なデザインです。

 

エントランスホールの天井

シンプルですが優雅な意匠です。

 

2階と3階は非公開ですが

1階の一部は見学することができます。

 

玄関正面にある階段室は

壁、柱、階段ともに

琉球石灰岩で作られています。

 

壁には

化石を見ることができるとのことで

一所懸命探しましたが

見つかりませんでした。

 

踊り場にあるステインドグラスは

扉になっていて中庭に続いています。

 

こちらが扉の外側です

全面的にステインドグラスのドアは

初めて見ました。

 

建物のほんの一部しか見られませんでしたが

外観部分だけでも見応えあるものです。

 

静岡市役所本館

静岡県静岡市葵区追手町5-1

 

次回は、本日15:00にオンストリート編。過去の旅などで脳裡に焼き付いている街角の光景をご紹介します。テーマは、静岡県三島市です。