スピンオフ編~愛知県豊橋市・ロマネスク様式を基調とする素晴らしい建築物『豊橋市公会堂』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットなどをご紹介します。

 

今日は

愛知県豊橋市の

『豊橋市公会堂』です。

 

最寄駅は

路面電車の豊橋鉄道市内線

『市役所前』。

 

電停の直ぐ前

市役所の前にあります。

 

ロマネスク様式を基調としたこの建物は

1931(昭和6)年に竣工しました。

 

設計は

ソウルの『朝鮮銀行本店(現、貨幣博物館)』

『静岡市役所本館』などを手掛けた

静岡県出身の中村與志平氏

(1880.02.08-1963.12.21)。

 

左右シンメトリーで

正面大階段の両側にあるのは階段室です。

 

階段室のシンボルは

四方に配置されは羽ばたく大鷲と

半球ドームです。

 

現在の大鷲は

20世紀末の改修工事の時に

新たに作られたものです。

 

建設当時のものは

公会堂のシンボルとして

建物右脇に保存・展示されています。

 

モザイクタイルを貼った半球ドームは

1910~20年代に

カリフォルニア州で流行した

スペイン統治時代の建築様式の復興を試みる

スパニッシュ・コロニアル・リバイバル建築を

模したものです。

 

階段室最上階の正面と左右には

小さなベランダが備わっています。

 

ベランダを建物内から見るとこんな感じで

実用と言うよりも装飾のように思えます。

 

ベランダの上部には

ステインドガラスが取り付けられています。

 

階段室内から見ると

素晴らしいデザインと色調であることが

よく分かります。

 

階段室は

美しいフォルムの

螺旋階段状になっています。

 

階段室にも

ステインドグラスを備えた

素敵な小窓があります。

 

正面玄関は

コリント式列柱によるロッジアで

素晴らしいファサードを形成しています。

 

アカンサスの葉が象られた柱頭

まさにコリント式の柱です。

 

ロッジアの内部は

至ってシンプルですが味があります。

 

この細長いランプシェード

とても素敵ですね。

 

両ウィング3階の窓

階段室屋上のドームを意識したような

半円形の装飾が印象的です。

 

大階段脇の2階の窓

ヨーロピアンなデザインの鉄格子が

いいアクセントになっています。

 

建物側面のコーニス

飾り気はありませんが

素晴らしいなと感じました。

 

イベント開催中のため

室内の見学は不可でしたが

外観だけでも十分に堪能できました。

 

豊橋市公会堂

愛知県豊橋市八町2-22

 

次回は、本日15時に他人の迷惑を顧みず私の好きな曲をご紹介するMUSIC編。The Beatlesの『The Ballad Of John And Yoko』です。