ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回は『街角アート編』。街を歩いていると、見逃してしまいそうな処に面白いオブジェなどのアート作品があります。そんな有名アーティストや無名アーティストの作品を不定期にご紹介しています。
今日は、東京都台東区上野の『アリ・アリング』です。JR上野駅前に展示されたこの作品は、埼玉県出身のアーティスト飯野一朗氏によるもので、バベルの塔を想像させる大理石の上り坂を蟻が卵を運び上げている姿のオブジェです。以下、作者のコメントです。
作品中の大理石は、一つの世界を象徴している。この世界には一つの約束があり、夢や希望、生命や成長、創造と未来という同じ目標に向かって協力する、蟻達の美しい姿を表現したものである。
彼らはこの世界の中で、自分達の輪廻の中に最も美しいものを取り込んでいるのです。
これは、一つの理想であり、本作品はこれを表現したものである。
タイトル:アリ・アリング
制作者:飯野一朗
制作年:1989年
次回は、明日10月17日(火)に番外編。東京都千代田区神田神保町の路麺店『嵯峨谷神保町店』をテーマにします。