ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットなどをご紹介します。
今日は
東京都練馬区春日町の
『愛染院』です。
最寄駅は
都営地下鉄大江戸線
『練馬春日町』。
駅から徒歩１分
山門に至る長い参道があります。
参道の脇には
１９４０（昭和１５）年に建てられた
『練馬大根の碑』があります。
近年では宅地が増加し
それとともに練馬の畑は少なくなりましたが
かつては練馬と言えば大根
大根と言えば練馬と言われるほど
練馬の名は大根によって
江戸、東京の人々に親しまれてきました。
特に練馬大根の沢庵は
特産品として全国的に有名となり
それを記念した
『東京練馬漬物組合』がこの碑を建立しました。
参道の突き当りには
風格のある山門があります。
『愛染院』は
正式名称を『練月山愛染院観音寺』と言い
１４３７（永享９）年に創建された
真言宗豊山派の寺院です。
創建当初は
現在地より南に６００ｍほどの処にありましたが
寛永年間（１６２４～１６４４年）に
現在地に移されたと言われています。
寛政年間（１７８９～１８０１年）の火災により
境内の殆どの建物が消失しましたが
１６９７（元禄１０）年に建てられた
『赤門』と呼ばれる朱塗りの山門は罹災を免れ
１９８０（昭和５５）年に改築されているものの
造設当時の姿を残しています。
『愛染院』で特徴的なのは
山門の並びにある長屋門です。
長屋門は
武家や豪農の屋敷に見られるもので
寺院では珍しいと思います。
長屋門には
警護のものや来客の従者が控える
小さな部屋がありますが
『愛染院』では誰が利用していたのでしょう？
再び山門に戻り
瓦屋根を見上げると
しゃちほこが備わっています。
しゃちほこと言えば城
そんなイメージがありますが
もともとは寺院などで
火除けの守り神として飾られていたもので
城に取り入れられたのは
織田信長の安土城が始まりと言われています。
寺社仏閣をご紹介する私の記事では
不信心が故でしょうか
境内をあちこちをフラフラし
なかなか本殿・本堂に辿り着きません。
今回は少しだけ反省し
まず最初に本堂へ行き参拝しました。
１９８０（昭和５５）年に再建されたもので
建築物としては大きな特徴はありません
・・・罰が当たりそうな言いぐさですが。
参拝も無事（？）済みましたので
大手を振って境内を徘徊することにします。
まずは山門近くまで戻り
鐘楼を見学します。
１９８０年再建の鐘楼は
その名の通り
一段高い処にある楼閣で
一般の参詣者も上ることができます。
梵鐘は
１７０１（元禄１４）年の鋳造で
寛政年間の火事の際にも罹災せず
原型のまま残ったものです。
鐘楼の隣には
『西山稲荷神社』がありますが
由緒等は不明です。
墓所の入口には
１７３９（元文）年に奉納された
『六地蔵』が並んでいます。
よく見ますと
８体の地蔵尊が並んでいますが
手前の６体が元文のもので
奥の２体は後に奉納されたもののようです。
『大師堂』
こちらも１９８０年に再建されたものです。
『大師堂』の隣にあるのは
同じ年に再建された『多宝塔』
他の建物に比べ派手な造りです。
２つの建物の周りには
とても趣きのある石造物が
たくさん散在しています。
こちらの画像では
九重の塔とその奥に変った形の燈籠。
奥の燈籠の正面
なんとも言えない風情です。
十三重の塔
『大師堂』前の左側の燈籠
『大師堂』前の右側の燈籠
五重塔
と思いきやなんと・・・！
燈籠も兼ねていて
五層の全ての階が火袋になっています。
庫裡の近くにも
素晴らしい燈籠があります。
石造物の素晴らしさに圧倒され
まとまりのない記事になってしまいました
・・・私の拙い文章力ではこれが限界です。
愛染院
東京都練馬区春日町４－１７－１
次回は、本日１５時に他人の迷惑を顧みず私の好きな曲をご紹介するMUSIC編。The Flaming Lipsの『Yoshimi Battles The Pink Robots Pt.1』です。