スピンオフ編~埼玉県草加市・高さ5mの立派な富士塚があります『瀬崎浅間神社』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

全国各地のビーフカツを紹介している超変人の超マニアックなブログです。最近は国内、韓国、中国などのB級グルメについても書いています。

ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットなどをご紹介します。

 

今日は

埼玉県草加市の『瀬崎浅間神社』です。

 

最寄駅は

東武スカイツリーライン

『谷塚』。

 

駅から徒歩3分

県道49号線に面した神社です。

 

創建時期は明らかではありませんが

瀬崎と呼ばれるこの辺りの中心部に

『浅間神社』がありました。

 

1627(寛永4)年に開山された

『善福寺』が寺の守護として

明暦年間(1655~1658年)に

元の地から現在地に勧請し

別当寺になったと伝えられています。

 

鳥居の両脇には対の狛犬が鎮座していますが

これがなかなか興味深いものです。

 

向かって右側には

口を開けた阿形で

岩乗りになっています。

 

経年劣化が進んでいますが

趣きのある意匠です。

 

向かって左側には

口を閉じた吽形

こちらも岩乗りです。

 

阿形ほどは劣化が進んでおらず

精悍な表情をはっきりと見ることができます。

 

岩乗りの狛犬は

何体か見たことがありますが

見下ろせるものは初めての経験です。

 

参道を見下ろす吽形を

見下ろすという不思議な光景です。

 

参道の階段を上り切ると

左手に2基の燈籠があります。

 

形自体も変わっていますが

同じ型のものが2基並ぶという

珍しい配置になっています。

 

神楽殿は

1928(昭和3)年の建立

祭の時以外は閉ざされています。

 

手水舎の建立年は不明です。

 

現在の拝殿は

18世紀後期の建立とされています。

 

社殿彫刻は

龍ではなく獅子が彫られています。

 

参拝者を睨みつけるような獅子の木鼻

いいデザインですね。

 

現在の本殿は

1842(天保13)年の造営で

壁四面に素晴らしい彫刻が施されていますが

網で囲われた覆屋内にあるため

はっきりとみることは難しい状態です。

 

『浅間神社』は全国に散在し

主に富士山に対する信仰の神社です。

 

そのため

『浅間神社』の中には

富士山を模した『富士塚』が

築造されていることが多々あります。

 

『瀬崎浅間神社』にも

1916(大正5)年に建造された

『富士塚』があります。

 

1942(昭和17)年

山梨県の富士山五合目に鎮座する

浅間神社の姉神である『磐長姫命』を祀る

『小御嶽神社』に祭祀変されました。

 

高さ約5m

山体を富士山の溶岩で包み

富士山五合目以上の姿を写しています。

 

『富士塚』を登拝することで

富士登山と同様の霊験が得られるとされていますが

多くの『富士塚』が

築後相当の年月を経ていることから

富士山の山開きの日のみに

登拝が許されています。

 


2014(平成26)年

建造から100年近くが経過し

破損個所が多く危険になったため

修復工事に着手し

失われたいた男坂、女坂が復元され

2016(平成28)年に竣工しました。

 

画像は復元された男坂で

急な坂でストレートに頂上に向かいます。

 

こちらは女坂

蛇行しながら緩やかな傾斜で

山頂に登るようになっています。

 

男坂も女阪の

通常時は立入禁止になっています。

 

本殿と富士塚の間の一角には

小規模な庭園もあります。

 

庭園の片隅に大きな石があり

『三拾貮貫目余』など

重さが刻まれています。

 

境内で開かれた

力自慢大会の優勝者のもののようです。

 

境内にはこの他に

『天神社』や『椚木稲荷神社』などの

摂社もありますが

今日はここまでにしておきます。

 

瀬崎浅間神社

埼玉県草加市瀬崎3-3-24

 

次回は、本日15時に他人の迷惑を顧みず私の好きな曲をご紹介するMUSIC編。Pulpの『Something Changed』です。