MUSIC編~Nina Simone『Ain't Got No, I Got Life』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

全国各地のビーフカツを紹介している超変人の超マニアックなブログです。最近は国内、韓国、中国などのB級グルメについても書いています。

ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回は『MUSIC編』。私の好きな楽曲をご紹介します。

 

今日は、Nina Simoneの『Ain't Got No, I Got Lifeです。

 

 

Nina Simone (1933.02.21-2003.04.21)は、ノース・カロライナ州出身のアメリカ人シンガーでジャズ、ゴスペル、フォーク、ブルースなど幅広いジャンルで活躍しました。また、1960年代の黒人公民権運動などにも参加するなど市民運動家としての側面も持っていました。

 

1959年にデビューアルバム『Little Girl Blue』をリリースして以降、2003年に70歳で亡くなるまでに19枚のスタジオ録音アルバムと14枚のライブアルバムを発表しています。ジャズやR&B分野での人気は高かったものの、一般的な知名度はさほどなくアルバムチャートにランクインすることは殆どありませんでした。

 

Ain't Got No, I Got Life』は、1968年にリリースされたライブアルバム『'Nuff Said!』からのシングルカットで、ミュージカル『Hair』の劇中歌『Ain't Got No』と『I Got Life』のメドレーです。全米ヒットチャートでは最高94位と奮いませんでしたが、ヨーロッパでは大ヒットし、イギリスで最高2位、オランダでトップを獲得しています。

 

Ain't Got No』では、『家もない 靴もない 金もない 地位もない スカートもない セーターもない・・・』と無い無い尽くしが歌われ、『I Got Life』に入ると『それでも何か持っているんだわ 誰も奪い取れないものを 私には髪がある 頭がある 脳みそがある 耳がある・・・』と有る有る尽くしに変り、最後は『私には、燃やし続けたいだけ燃やせる命があるの』というメッセージで終わります。 

 

因みにアルバムタイトルの『'Nuff Said!』は、Enough said!の省略形で『もう分かったのでこれ以上言わないで!』くらいの意味になります。

 

次回は、明日2月27日(月)にスピンオフ編。ビーフカツからも他の食べ物からも離れ、東京都台東区浅草の『世界のカバン博物館』をテーマにします。