スピンオフ編~滋賀県近江八幡市・ヴォーリズ建築が残る町並み『池田町洋風住宅街』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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全国各地のビーフカツを紹介している超変人の超マニアックなブログです。最近は国内、韓国、中国などのB級グルメについても書いています。

ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットなどをご紹介します。

 

今日は

滋賀県近江八幡市の

『池田町洋風住宅街』です。

 

最寄駅は

JR琵琶湖線、近江鉄道の『近江八幡』。

 

メインストリートの小幡町通りを

北に15分ほど歩き

小幡上筋の交差点を左折すると

2本目の通りが池田町通りで

煉瓦塀の町並みが現れます。

 

こちらが『池田町洋風住宅街』で

ウィリアム・メレル・ヴォーリズ氏が設計した

4軒の家屋が建ち並んでいます。

 

ウィリアム・メレル・ヴォーリズ氏については

こちらをご参照ください。

 

一番手前にあるのが

1935(昭和10)年築の

『旧近江家政塾』。

 

『近江家政塾』は

ヴォーリズ氏とともに

『近江兄弟社』を創立した吉田悦蔵氏の妻

清野夫人が婦人教育のために発足させた私塾です。

 

数あるヴォーリズ建築の中では

ひと際和風色の強い建物で

現在は一般の方の住居として使用されているため

見学は外観のみになります。

 

隣にあるのは『吉田悦蔵邸』

1913(大正2)年の竣工で

アメリカンコロニアル様式の洋館です。

 

現在でも吉田悦蔵氏の曽孫がお住まいで

事前予約で内部見学することが出来ますが

今回は時間の都合で断念しました。

 

煉瓦塀、木製門扉、アメリカンコロニアルの建物

泣く泣く見学を諦めましたが

次回は必ず訪問したいと思っています。

 

3軒目は『ウォーターハウス記念館』

1913(大正2)年に

近江兄弟社の社宅として建てられ

ウォーターハウス一家が住んでいました。

 

ウォーターハウス氏は

早稲田大学の講師として来日し

ヴォーリズ氏の活動に共鳴し

神学を学ぶためいったん米国に帰国し

ハートフォード神学校で3年間修業します。

 

再来日して東京で日本語を習得した後

近江八幡へ移住し近江兄弟社に参加します。

 

一般公開はされていませんが

春秋に期間限定で特別公開されます。

 

こちらも残念ながら

旅程が合わず見学することが出来ませんでした。

 

4軒目は角に建つ『ダブルハウス』

1920(大正9)年築の二世帯住宅です。

 

現在も一般の方がお住まいで

内部を拝見することは出来ませんが

二世帯住宅とはいうものの

かなりの部屋数があるようです。

 

玄関ポーチが

いかにもアメリカンな感じで印象的です。

 

煙突は1本だけですので

二世帯共通だったのでしょうか?

 

4軒の住宅は

赤煉瓦塀で囲まれていますが・・・。

 

よく見ると

焼き損じの脹れた煉瓦や

短い煉瓦も使われています。

 

ヴォーリズ氏が不良品の煉瓦を

塀の材料として再利用したもので

これが独特の味わいを醸し出しています。

 

今回の近江八幡は

神戸・大阪ツアーの帰路に

無計画で立ち寄ったため

見学できなかった場所や

見逃したところも多々あります。

 

機会を作って再訪し

じっくりと探訪したいと考えています。

 

次回は、本日15:00にオンストリート編。過去の旅などで脳裡に焼き付いている街角の光景をご紹介します。テーマは、中国上海市です。