ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回は番外編、ビーフカツからは離れます。テーマは、東京都板橋区志村坂上の路麺店『さかうえ』です。
最寄駅は
都営地下鉄三田線
『志村坂上』
駅から徒歩５分
２０１８（平成３０）年にオープンした
路麺の隠れた名店です
ビルのエントランスの一角に設けられた
完全立ち喰いの小さな店で
地元では根強い人気があります
そば、うどんは温のみ
冷たいものはありません
・・・最近の路麺店に多い傾向です
きつね、たぬき、かき揚げなど
オーソドックスなものに混じり
聞き慣れないものを見つけました
『ひっぱり風つけうどん・そば』
一瞬『つっぱり風』と読んでしまい
それ系の方々のための麺かなと思ってしまいました
物見高いは江戸っ子の常
なんだか分からないまま
『ひっぱり風つけそば』を注文
かけそばと別盛りの具で税込５３０円
どのように頂いていいのか
途方に暮れます
価格が変動していることもあります
そばは白麺か黒麺を選びます
のど越しを味わうならば白
そばの風味をいかした田舎風蕎麦の黒
更科より藪派ですので
当然の如く黒麺を選択
・・・これからどうする
取り敢えず分からぬまま
蕎麦を頂いてみました
二八ですが腰があってとても美味
出汁もかえしも秀逸で
透明感溢れる蕎麦つゆ
これは美味過ぎます
さてここからが問題
別盛りの納豆、生卵、鯖缶、薬味の葱
これをかけそばに投入する（？）
なんか違うような気がするので
ご主人にお伺いしたところ
まずは具をよく混ぜろとの指令
第２の指令は
蕎麦をひぱって具の器の入れる
・・・それで『ひっぱり風』ね
第３の指令は
蕎麦を具によく絡めて喰え
・・・こんなの初めてです
ビジュアルはよろしくありませんが
これは経験したことのない美味しさです
特に鯖缶の風味が蕎麦を引き立てます
で、ご主人
これはどうしたら良いの
そもそもこれは何
具の味が薄かったら少し入れろとのこと
味見したところ特製の出汁醤油のようですが
私は使いませんでした
最後は
残った具に蕎麦つゆを入れて飲み干しました
・・・これはご主人の指令ではありません
帰宅後にネットで調べたところ
『ひっぱりうどん』は
山形県内陸部の郷土料理とのこと
ご主人が山形県出身なのでしょうか
いずれにしても路麺店で
美味しい郷土料理を頂けてラッキーでした
ごちそうさまでした
東京都板橋区志村１－３５－１０
電話番号非公開
８：３０－１７：００
月曜日休み
次回は、本日１５：００に『街角アート編』。兵庫県姫路市の『二コラ』です。