ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットなどをご紹介します。
今日は、埼玉県春日部市の『防災地下神殿』です。
最寄駅は
東武アーバンパークライン
『南桜井』。
駅から約３㎞
徒歩４５分程度掛かります。
駅前からバスが出ていますが
本数は極端に少ないです。
タクシーも少ないので
車やバイクで行かれる場合以外は
事前にタクシーを予約した方が賢明です。
『防災地下神殿』の見学はネットでの事前予約制
集合は『龍Ｑ館』になります。
『龍Q館』の正式名称は『庄和排水機場』
どんな施設なのかは後ほどご説明します。
見学ツアーは『龍Q館』２階での
概要説明から始まります。
『庄和排水機場』は
県内の中小河川の氾濫を防止するため
大雨時の洪水を取り込む地下放水路
『首都圏外郭放水路』の終点。
『首都圏外郭放水路』は
地底５０ｍを貫く総延長６．３㎞のトンネルを通じて
取り込んだ水を江戸川に流す
世界最大級の地下放水路で
６基の立杭（巨大竪穴）で構成されています。
ちょっと分かりにくい画像ですが
左側の４本の円柱が立杭
中央の建物が『防災地下神殿』です。
概要説明が終わりましたら館外に出ます
・・・こちらの広大な芝生の下に
『防災地下神殿』があります。
こちらが『防災地下神殿』への入口
地下２２ｍまで２００段近い階段を下ります
・・・危険防止のため階段での撮影は不可。
息を切らせながら階段を下り切ると
まるでギリシアかローマの神殿のような
神秘的な光景が目に入ります。
長さ１７７ｍｍ、幅７８、高さ１８ｍに及ぶ
巨大な空間で正式名称は『調圧水槽』。
地下トンネルから流れてきた水の勢いを弱め
江戸川へスムーズに水を流すための巨大水槽。
中小河川で洪水が発生した時は
ここに水が流れ込みますので
当然のことながら見学はできません。
見学ツアーに参加したのは１０月初旬
９月の台風の時の水がわずかに残っていました。
神殿内には
長さ７ｍ、幅２ｍ、高さ１８ｍ
重さ５００ｔの柱が５９本あり
水槽の天井を支えています。
河川から流れ込む水には土砂が含まれていますので
水がない時に定期的にブルドーザーで排除します。
しかし、この閉鎖的な空間に
どのようにしてブルドーザーを入れいるのでしょう？
秘密は天井にありました。
この蓋を外し
巨大なクレーンで
ブルドーザーを吊るして降ろします。
こちらが地上部分
通常は柵で覆われ
蓋の上にも重石がのせられています。
『防災地下神殿』は
深さ約７０ｍの立杭と繋がっています。
土砂を取り除く作業中に
ブルドーザーが誤って立杭に転落しないように
いくつもの車止めが設置されています。
『防災地下神殿』の見学は２０分
その後は再び階段を上り地上に出ます。
『防災地下神殿』だけのコースもありますが
私は立杭も見学できる
『立杭体験コース』に参加しました。
立杭の見学に際してはヘルメットの着用と
一部でハーネス（安全帯）の着用が
義務付けられています。
まずは階段で立杭の中ほどまで降ります
ここまではヘルメット着用だけです。
底から３０ｍほどの位置で下の覗きます
高所恐怖症なものでとても怖かったのですが
耐えに耐え抜いて撮影してみました。
底の部分に他の立杭と繋がるトンネルがあり
洪水時になると立杭内の水位が上がり
『防災地下神殿』へと流れ込む仕組みになっています。
かなり高い部分＝地表に近い部分に
キャットウォークがあり
このコースでは歩くことが出来ます。
ここからはハーネス着用になります
なんか護送される囚人のようですね。
皆さん最初は恐る恐るでしたが・・・。
段々と大胆になり
覗き込むようになりましたが
皆さんハーネスをしっかり掴んでいます
・・・あまり意味ないと思いますが。
キャットウォークから見た『防災地下神殿』
この開口部から水が流れ込むことになります。
あまりにも巨大過ぎて
説明を聞いても実感できませんでしたが
この施設によって周辺の水害が
現象したことは理解できました。
埼玉県春日部市上金崎７２０
０４８－７４７－０２８１
コース詳細、申込などは上記のサイトで。
私が参加したのは『立杭体験コース』で
所要時間約２時間、一人税込３０００円でした。
次回は、本日１５時に他人の迷惑を顧みず私の好きな曲をご紹介するMUSIC編。今回は、Green Dayの『21 Guns』です。