MUSIC編~In Tua Nua『All I Wanted』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回は『MUSIC編』。私の好きな楽曲をご紹介します。

 

今日は、In Tua Nuaの『All I Wantedです。

 

 

In Tua Nuaは、女性ボーカリストLeslie Dowdall、フィドラーのSteve Wickhamらを中心に1980年代初頭に結成されたアイルランドのロックバンドです。バンド名は、アイルランドのゲール語で『新しい種族』を意味するAn Tuath Nuaに由来しています。

 

1984年にU2が設立したMothers Recordsからシングル盤『Coming Thru』します。その直後にIsland Recordsと契約し、デビューアルバムのレコーディングに取り掛かるとともに、シングル盤『Take My Hand』をリリースします。この曲は、デビュー前のSinèad O'Connorとの共作で、アイルランドのヒットチャートで最高19位にランクされています。

 

しかし、1985年、アルバムレコーディングの途中でフィドルのSteve WickhamThe Waterboysに加入するためバンドを去ります。このことが理由でIsland RecordsIn Tua Nuaとの契約を解除し、アルバムはお蔵入りしてしまいます。

 

その後、1986年にダブリンで開催されたベネフィット・コンサートSelf Aidに参加するなどして音楽活動を展開し、Virgin Recordsと契約します。同年、彼らの最大のヒット曲となるシングル盤『Seven Into The Sea』がリリースされ、アイルランドのヒットチャートで最高9位を記録しました。この曲は、翌1987年にリリースされたデビューアルバム『Beaudville』に収録されました。

 

All I Wanted』は、1988年に発売されたセカンドアルバム『The Long Acre』からのシングルカットで、アイルランドのヒットチャートで最高17位、イギリスのヒットチャートで同69位にランクされています。Leslie Dowdallのハスキーな歌声にAingeala de BúrcaのフィドルやBrian O'Briainのイーリアン・パイプが絡み、アイリッシュ・テイストを感じられる軽快なロックナンバーに仕上がっています。

 

次回は、明日11月21日(月)にスピンオフ編。ビーフカツからも他の食べ物からも離れ、東京都港区高輪の『食とくらしの小さな博物館~くらしと食卓』をテーマにします。