ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回は『MUSIC編』。私の好きな楽曲をご紹介します。
今日は、Edison Lighthouseの『Love Grows (Where My Rosemary Goes)』です。
Edison Lighthouseは、英国のソングライターTony MacaulayとBarry Masonが『Love Grows (Where My Rosemary Goes)』をセッションシンガーのTony Burrowsに歌わせるために編成したスタジオ・グループでした。今では考えにくいことなのですが、当時の英国では、レコード会社やソングライターがシングル盤のレコーディングのために架空のバンドを仕立て上げることがありました。Tony Burrowsは、そのようなケースで起用された歌手でした。
『Love Grows (Where My Rosemary Goes)』は、1970年1月にシングル盤としてリリースされ、全英ヒットチャートに初登場12位でランクインし、翌週にはNO.1になりました。米国では1か月遅れで発売され、ヒットチャートで最高5位にランクインしています。日本でも『恋にほのお』の邦題で発売され、それなりにヒットしました。
MVはオリジナル音源を使用していますが、歌っているのはTony Burrowsではないように思えます。シングル盤のジャケット写真と一致しないのです・・・断言はできませんが。
因みに、ほぼ同時期に英国ヒットチャートのトップ10に入っていたThe Pipkinsの『Gimme Dat Ding』、White Plainsの『My Baby Loves Lovin'』、Brotherhood Of Manの『United We Stand』のリードボーカルもTony Burrowsでした。そして、1967年にヨーロッパでヒットしたThe Flower Pot Menの『Let's Go To San Francisco』も然り。売れれば何でもありの世界だったようです。
次回は、明日11月17日(木)に番外編。東京都千代田区神田神保町のとんかつ屋『三好弥』をテーマにします。