スピンオフ編~東京都墨田区東向島・地元の方々から厚く信仰されている『子育て地蔵』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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全国各地のビーフカツを紹介している超変人の超マニアックなブログです。最近は国内、韓国、中国などのB級グルメについても書いています。

ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットなどをご紹介します。

 

今日は、東京都墨田区東向島の『子育て地蔵』です。

 

最寄駅は

東武スカイツリーライン

『東向島』または『曳舟』。

 

どちらの駅からも徒歩15分程度ですが

今回は『曳舟』駅から歩いてみます。

 

7~8分程度歩くと

水戸街道との交差点に

地蔵坂通りの入口があります。

 

更に7~8分程度歩くと

墨堤通りとの交差点の右手前に

提灯の列が見えてきます。

 

こちらが『子育て地蔵』

正式名称を『子育地蔵堂』と言います。

 

安置されている地蔵菩薩は

文化年間(1804~1818年)に行われた

隅田川の堤防改修工事の際に

土中から発見されたと伝えられています。

 

この地蔵は始め村の子供たちが

神輿がわりに担いでいましたが

次のような伝承があります。

 

この地に古くから住む

植木屋平作に雇われていた夫婦が

隅田川沿いの田地で殺される事件が起こりました。

 

犯人はすぐには分かりませんでしたが

この地蔵が子供の口を借り犯人の名を告げ

事件が解決しました。

 

平作は地蔵に感謝し

屋敷に安置して朝夕に供養するようになりました。

 

1838(天保3)年

第11代将軍徳川家斉が

この地に鷹狩に来て平作宅で休憩した際に

地蔵の由来を聞いて参拝しました。

 

平作がこれを記念して

庚申塔のある辻に御堂を建て地蔵を安置すると

人々がこぞって参詣するようになりました。

 

地蔵堂とは言っても仏教宗派に属するものではなく

地元の方々が管理する施設であるため

かなり手作り感のある感じになっています。

 

境内には

地元の方が奉納したと思われる

たくさんの石仏や石碑が建っています。

 

右端のお地蔵様は

経年劣化で顔が削れていますが

杖の先には小さな子がすがり

左手には赤子を抱いている珍しい形状です

・・・『子育て』にあやかっているのでしょうね。

 

真ん中は不動明王

右は千手観音でしょうか?

・・・手の数は少ないですが。

 

二連になったものもあります。

 

こんな可愛らしいものも。

 

道路に向かってもいくつか石碑があります。

 

右にあるのが元々この地にあった庚申塔

真ん中が1933(昭和8)年に建立された

『子育地蔵堂』の由来碑

左のものは読み取れませんでした。

 

全国的には無名ですが

地元の方々の信仰は厚く

参拝者が絶えません。

 

地元の方がボランティアで

管理されているのだと思いますが

そのご努力に頭が下がる思いです。

 

子育て地蔵

東京都墨田区東向島3-2-1

 

次回は、本日15時に他人の迷惑を顧みず私の好きな曲をご紹介するMUSIC編。今回は、Barry McGuireの『Eve Of Destruction』です。