ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。
今日は400店達成記念、東京都台東区根岸の『レストラン香味屋』です。ビフ活を初めて20数年、ようやく400店の大台に乗りました。
最寄駅は、東京メトロ日比谷線『入谷』。
駅から徒歩7~8分、根岸柳通りにある老舗洋食店です。1925(大正14)年、輸入雑貨店として創業しましたが、珈琲豆などを扱っていたことから、近隣の花街の芸者衆から要望を受け、軽食を出すようになり、それから徐々に洋食屋への歩みを進めたそうです。第二次世界大戦後すぐに現在地に店を構え本格的な洋食店として再スタートを切りました。
白を基調とした清潔でゆったりとした空間。1階の中央ホールには4人掛けのテーブルが配置されています。
1階奥には2人掛けのテーブルが置かれ、少人数でも落ち着いて食事ができます。
ボッチ飯の私が案内されたのは、根岸柳通りに面したテーブル。
頂いたのは、もちろんビーフカツ。『香味屋』にはランチメニューがなく、終日グランドメニューの提供になります。
単品税込で5500円。400店記念ですので奮発しました。
価格が変動していることもあります。
注文の時に揚げ方を聞かれます。ステーキでは当たり前のことですが、ビーフカツで聞かれることは殆どありません・・・私の経験では過去に1店だけです。もちろんレアでお願いしました。通常はカットされていませんが、お願いして5切れにカットして頂きました。
見事なレアに揚げられています。
デミグラスソースは、グレイビーボートで提供されます。好きな量を掛けられるので非常に嬉しいシステムです。マッシュルーム入りで、やや甘目ですが苦みも残っています。
ウスターシャーソースとマスタード、塩、胡椒が出され、お好みでどうぞとのことですが、私はデミグラスソース一筋で行きます。
ビーフカツの中央にデミグラスソースを一文字に引きます。こうすることで衣のサクサク感を損なわずに頂くことができます。
このビジュアル、いつまででも見ていることができそうです・・・もちろん温かいうちに頂いてしまいますが。
『何がどうしてこうした』などという食レポは要りません。ただただひたすらに美味しくて、至福の時を過ごせます。
アルコール入りのグレープジュースも頂いてしまいました。シャトー・ドーピア。ワインには見識がありませんが、すっきりとして美味でした。グラスで税込800円。
添え物は、人参のグラッセ、ブロッコリー、グリルしたマッシュトポテト。シンプルですがとても鮮やかな色どりです。
人参のグラッセが秀逸です。人参本来の甘さを感じることができます。
グリルされたマッシュトポテト。ポテトの甘みに香ばしさが加わり、余りの美味しさにニヤついてしまいました。
硬めの炊き上がりのご飯。私は非常に嬉しいのですが、賛否あるかもしれません。税込250円。
グレイビーボートに入ったデミグラスソースがたっぷりとありますので、無作法を承知でこんなことをやってしまいます。マッシュルームはこのために取っておきました。言うまでもなく『超』が10個くらい付く美味しさです。
400店を記念してちょっと豪勢なランチにしましたが、価値あるビーフカツになりました。ランク付けは好きではありませんが、東京で最高峰のビーフカツだと断言できます。
ご馳走様でした
東京都台東区根岸3-18-18
03-3873-2116
11:30~22:00
水曜日休み
次回は、本日15:00にオンストリート編。過去の旅などで脳裡に焼き付いている街角の光景をご紹介します。テーマは、東京都品川区南大井です。