ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回は『MUSIC編』。私のブログでは趣味である食と旅について書いてきましたが、もう一つの趣味である音楽については、食と旅以上にマニアックなので封印してきました。しかし、昨年、一昨年とコロナ禍の影響もあり自身の考え方が大きく変化し、私の好きな楽曲をご紹介しようと思い始め、このシリーズをスタートしました。
今日は、The Moody Bluesの『Your Wildest Dreams』です。
The Moody Bluesは、Mike Pinder、Ray Thomas、Dennie Laine、Graeme Edge、Clint Warwickの5人が1964年に結成したイギリスのロックバンドで、1965年にデビューアルバム『The Magnificent Moody Blues』をリリースします。アルバム自体のセールスは芳しくありませんでしたが、シングルカットされた『Go Now』が全英ヒットチャートNO.1、全米ヒットチャートで最高位10位の大ヒットになり、順調なスタートを切ります。
しかし、1966年にベースのClint WarwickとギターのDennie Laineがグループを脱退します。Clint Warwickは音楽業界を去りますが、Dennie LaineはElectric String Bandやソロ活動などを経て、1971年にPaul McCartney夫妻とともにWingsを結成し、1981年にバンドが解散するまで在籍します。
二人が抜けたThe Moody Bluesは、新メンバーにJohn LodgeとJustine Haywardを迎えます。デビュー作ではリズム&ブルース調だったバンドの音楽性は、二人の参加により大きく変化します。1967年にリリースしたセカンドアルバム『The Day Of Future Passed』では、シンセサイザーの導入やオーケストラとの共演によりロックとクラシックの融合が展開され、プログレッシブ・ロックの先駆者となります。アルバムは、全英アルバムチャートで最高位27位でしたが、全米ヒットチャートでは同3位を記録する大ヒットになりました。
『Your Wildest Dreams』は、1986年にリリースされた12枚目のスタジオ録音アルバム『The Other Side Of Life』からの先行シングルカットで、全米ヒットチャートで最高位9位を記録しましたが、何故か本国イギリスではチャートインしていません。Justine Haywardが彼の初恋をテーマに作った曲で、これまでとは打って変わったポップなナンバーになっています。
こちらは、2000年5月のロンドンのロイヤルアルバートホールでのライブの模様です。
次回は、明日8月15日(月)にスピンオフ編。ビーフカツからも他の食べ物からも離れ、東京都墨田区両国の『回向院』をテーマにします。