スピンオフ編~東京都荒川区西尾久・神社と都電が醸し出すレトロな雰囲気『尾久八幡神社』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットなどをご紹介します。

 

今日は、東京都荒川区西尾久の『尾久八幡神社』です。

 

最寄駅は

都電荒川線(東京さくらトラム)

『宮ノ前』。

 

都電停留所のすぐ前にあります

・・・だから停留所の名前が『宮ノ前』なのです。

 

創建は不詳ですが

鎌倉時代末期の1312(正和元)年に

尾久の地が鎌倉の『鶴岡八幡宮』に

寄進された頃に遡ると考えられています。

 

社号標には『尾久八幡神社』と刻まれていますが

鳥居の扁額は『八幡神社』のみとなっています。

 

鳥居は

1937(昭和12)年に建立されたものです。

 

境内に入ると

すぐ右手に手水舎がありますが

シンプルな造りで

さほど古いものではないと思われます。

 

社殿を護るのは対の狛犬。

 

向かって右側には

玉取りの阿形。

 

左側には

子取りの吽形が置かれています。

 

吽形の近くには

『上尾久馬場 五拾八貫目』と彫られた

丸い石が何気なく置かれています。

 

境内で力比べを行った時の力石です

約185㎏になります。

 

『尾久八幡神社』には

再建の記録として残す棟札が

大小8枚残されていて

最古のものは1385(至徳2)年

最新のものは1853(嘉永5)年とのことです。

 

現在の社殿は

1955(昭和30)年に再建されたものです。

 

社殿に向かって左手には

境内社の『厳島神社』があります。

 

手水舎は小さいながらも

本社のそれよりも趣きがあります。

 

但し吐水口はなく

手水舎の機能は成していません。

 

こちらの社も

対の狛犬に護られています。

 

右側には子取りの阿形

・・・子はかなり経年劣化しています。

 

左側には吽形

こちらは玉取りになっています。

 

社殿と『厳島神社』の間には

神輿蔵がいくつか並んでいます。

 

前面にあるひと際立派なものは

神社神輿の蔵だと思います。

 

『厳島神社』の脇には

木立に囲まれた何かがあります。

 

『御池』と彫られた

比較的新しい石碑があります。

 

かつてここにあった『弁天池』の跡で

以前はもう少し整備されていたのですが

今は荒れ果てています。

 

社務所の前には

小さな枯山水の庭があります。

 

作庭時期や作庭者は分かりませんが

素晴らしい造りになっています。

 

『尾久八幡神社』には

素晴らしいものがたくさんありますが

やはり一番印象的なのは

都電荒川線との組み合わせが醸し出す

レトロな雰囲気ではないかと思います

・・・罰が当たりそうですが。

 

尾久八幡神社

東京都荒川区西尾久3-7-3

 

次回は、本日15:00にオンストリート編。過去の旅などで脳裡に焼き付いている街角の光景をご紹介します。テーマは、東京都新宿区新宿三丁目です。