スピンオフ編~東京都葛飾区新小岩・飛び石の素晴らしさに感動『外谷汐入庭園』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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全国各地のビーフカツを紹介している超変人の超マニアックなブログです。最近は国内、韓国、中国などのB級グルメについても書いています。

ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットなどをご紹介します。今日は、東京都葛飾区新小岩の『外谷(そとや)汐入庭園』です。

 

 

最寄駅は

京成電鉄押上線『四ツ木』

またはJR総武線『新小岩』。

 

 

徒歩ですと

どちらの駅からも20~30分掛かりますので

京成タウンバスが便利です。

 

『四ツ木』駅からは『新小岩駅東北広場』行き

『新小岩』駅からは『市川駅北口』行きに乗り

『上平井町 モンチッチ公園入口』で降車します。

 

 

バス停から徒歩3分

住宅街に忽然と庭園の入口が現れます。

 

 

門の右側に何気なく置かれた石に

小さく『外谷汐入庭園』と刻まれています。

 

そして

その横に置かれた2つの石

中央に穴があり石貨のようにも見えます

・・・庭に対する興味が高まります。

 

 

門の左側に置かれた3つの石も

中央に穴が開いています。

 

 

この庭園は

米穀商を営んでいた外谷辨次郎氏の邸宅跡を

氏のご遺族から寄贈された葛飾区が

改修、整備し区立公園としたものです。

 

外谷氏の詳細な経歴は不明ですが

1923(大正12)年に起きた『関東大震災』後に

この地に邸を構え庭造りを始めましたようです。

 

現在の池や築山の原形が出来上がったのは

1933(昭和8)年。

 

 

敷地面積は1000㎡強

さほど大きな庭ではありませんが

庭石には紀州、筑波、伊豆大島などで産出された

19種類の自然石が使われています。

 

 

石燈籠や石塔などもふんだんに配置され

大正から昭和初期の潤沢な古き良き時代の

面影を残した庭造りになってます。

 

 

私が特に感動したのは

飛び石の素晴らしさです。

 

 

自然石を加工することなく

一見無造作に並べているように見えますが

計算し尽くされた配置で

そこはかとない侘び寂びが感じられます。

 

 

このような細長い石を用いるとは

想像を絶しています。

 

 

築山へ導く飛び石

無骨で歩きにくそうに見えますが

歩いてみるとそれが間違いであることに気付きます。

 

 

丸石の中に角材を取り入れた巧みな意匠は

アートと言う以外に言葉がありません。

 

 

水の中を泳ぐ魚のような形の石

踏んでよいものかどうか躊躇います。

 

 

池に架かる橋は

どこか異国情緒が感じられます。

 

 

ちょっと石から話題を変えます。

 

池には鯉とともに

たくさんの亀が泳いでいました。

 

 

岩には甲羅干しをする亀が。

 

 

へばりついて動かない亀

こんな状態で疲れないのでしょうか?

 

 

閑話休題

 

園内に配置された灯籠や手水など

匠の手によるものではないかもしれませんが

印象的なものばかりです。

 

画像を数枚掲出し

説明は省きますので

ご自身の眼でお楽しみください。

 

 

石に圧倒され

その紹介に終始してしまいましたが

四季折々の花を楽しむこともできます。

 

交通の便が良くないこともあり

さほど有名にはなっていませんので人出も少なく

ゆっくりと楽しむことができます。

 

夏場はやぶ蚊が多いので

防虫スプレイ持参をお薦めします。

 

外谷汐入庭園

東京都葛飾区西新小岩3-42-3

9:00-17:00

年中無休

入園無料

 

次回は、本日15時に他人の迷惑を顧みず私の好きな曲をご紹介するMUSIC編。今回は、Mudcrutchの『Scare Easy』です。