スピンオフ編~東京都江東区木場・リズム感溢れる美しいトラス橋『東富橋』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットなどをご紹介します。今日は、東京都江東区木場の『東富橋』です。

 

 

最寄駅は

東京メトロ東西線『木場』。

 

 

駅から徒歩3分

大横川と平久川の交差地点近くに架かる橋です。

 

画像の垂直方向が大横川

水平方向が平久川です。

 

 

画像手前は南詰になり

江東区牡丹3丁目

北詰は同区富岡2丁目。

 

橋の名前は

富岡の東に位置することに由来します。

 

読み方は

『ひがしとみばし』ではなく

『とうとみばし』です。

 

 

1930(昭和5)年に

関東大震災の復興事業の一環として

新たに架けられた鋼製のトラス橋で

橋長は40.5mあります。

 

 

1982(平成57)年に改修され

2004(平成16)年に江東区が

指定都市景観重要建造物に選定しました。

 

2009(平成21)年には

『深川鼠』に塗替えられました。

 

『深川鼠』は

『浅葱色』の浅葱の色みをさらに抑えた

薄い青緑みの灰色のことで

江戸時代に華美を嫌い渋さを好んだ

深川の若衆や芸妓衆が愛用したことに由来します。

 

 

三角形を単位とするトラス構造に組み込まれた

リズム感溢れるデザインが

清々しい構造美を醸し出しています。

 

 

欄干の舗道側に取り付けられた

円筒状の照明。

 

 

さりげなく施された

矢のデザインに深川の粋を感じます。

 

橋の北側にある『富岡八幡宮』が

正月に授与している

『白羽の矢』に因んだものだと思います。

 

 

たまたまメンテナンスをされていましたので

中を見せて頂きました。

 

 

今時ガス燈の筈はなく

普通の電球

・・・見なければ良かったかも。

 

 

高欄の一部にも

矢羽根模様のような意匠が採用されています。

 

 

高欄の中央には

何かがはめ込まれています。

 

 

江東区無形文化財・山﨑康史さんの

繍画刺繍『深川八景』の内の

『深浜風景』をレリーフにした銅板です。

 

 

橋のたもと4か所には

異なった趣のポケットパークがあり

休憩スペースになっています。

 

 

それぞれのポケットパークには

同じモニュメントが設置されています。

 

 

弓矢のように見えますが

弓の方向が逆になっています。

 

戦いはしないという意味でしょうか

・・・そうであればどこかの誰かさん達に

見せて上げたいですね。

 

 

南詰西側のポケットパークからは

大横川沿いのプロムナードへ行けます。

 

 

プロムナードから望む『東富橋』も

トラス構造が美しくとても素敵です。

 

 

両岸にはたくさんの桜が植えられ

満開の頃には絶景になります。

 

今回は時期を逸してしまい

観桜はできませんでしたが

緑に溢れる光景も捨てがたいものです。

 

 

水の町である江東区には

数多くの橋があり

いつも何気なく渡っていますが

視点を変えると興味深いものがあります。

 

次回は、本日15:00にオンストリート編。過去の旅などで脳裡に焼き付いている街角の光景をご紹介します。テーマは、東京都墨田区両国です。