ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回は『MUSIC編』。私のブログでは趣味である食と旅について書いてきましたが、もう一つの趣味である音楽については、食と旅以上にマニアックなので封印してきました。しかし、昨年、一昨年とコロナ禍の影響もあり自身の考え方が大きく変化し、私の好きな楽曲をご紹介しようと思い始め、このシリーズをスタートしました。
今日は、Dead Or Aliveの『You Spin Me Round (Like A Record)』です。
Dead Or Aliveは、1980年に英国リバプール出身のPete Burnsを中心に結成されたバンドで、同年にシングル盤『I'm Falling』でデビューしましたが、全くヒットしませんでした。その後3枚のシングルをリリースし、1984年にファーストアルバム『Sophisticated Boom Boom』をリリースし、4枚のシングルをカットしましたが、KC & The Sunshine Bandのカバー『That's the way』が全英ヒットチャートで最高位22位を記録したものの、他の3枚はほとんどヒットしませんでした。
彼らが商業的に成功したのは1984年にリリースしたセカンド・アルバム『Youthquake』で、4枚のシングルがカットされ、4枚ともにそれなりのヒットになりました。その後6枚のアルバムをリリースしますが、残念ながらいずれもヒットには至らず、下降線の一途を辿りました。
ボーカルのPete Burnsは、幼年期から続く自分の顔へのコンプレックスから過剰な整形手術を繰り返し、収入のほとんどを整形費用につぎ込んだため、最終的には2014年12月に破産宣告を受けました。翌年5月には家賃未払いのため住んでいたアパートを追い出され、2016年10月に失意のまま急性心不全で亡くなりました。享年57歳。葬儀代は、絶頂期に人気を二分していたCulture ClubのBoy Georgeが払ったという逸話も残っています。
『You Spin Me Round (Like A Record)』はセカンドアルバム『Youthquake』からのファースト・シングルで、全英ヒットチャートでトップ、全米ヒットチャートで最高位11位を記録する世界的な大ヒットになりました。2003年には、彼らのベストアルバ『Evolution』のリリースに合わせリミックス盤が発売され、全英ヒットチャートで最高位5位を記録しました。
次回は、明日5月23日(月)にスピンオフ編。ビーフカツからも他の食べ物からも離れ、東京都江東区木場の『東富橋』をテーマにします。