1960ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回は『MUSIC編』。私のブログでは趣味である食と旅について書いてきましたが、もう一つの趣味である音楽については、食と旅以上にマニアックなので封印してきました。しかし、昨年、一昨年とコロナ禍の影響もあり自身の考え方が大きく変化し、私の好きな楽曲をご紹介しようと思い始め、このシリーズをスタートしました。
今日は、Rod Stewartの『Young Turks』です。
Rod Stewartは、1945年にロンドンで生まれたイギリスのロックミュージシャンで、1960年代後半からThe Jeff Beck Group、Facesに在籍し、同時並行的にソロ活動を行いアルバムもリリースしていました。因みにFacesには現在The Rolling StonesのメンバーになっているRon Woodも在籍していました。
『Young Turks』は、1981年にリリースされたRodの11枚目のアルバム『Tonight I'm yours』からのシングルカットで、当時流行していたシンセポップやニューウェイブサウンドを取り入れた軽快なナンバーです。イギリスのヒットチャートでは最高位11位、アメリカでは同5位を記録する大ヒットになりました。
Turksとは『トルコ人』を意味し、『Young Turks』は19世紀後半のオスマントルコで反政府運動を展開したグループのメンバーの総称ですが、イギリスのスラングでは『ガキ大将』、『ワンパク坊主』などの意味になります。不思議なのは、タイトルが『Young Turks』であるにも関わらず、そのフレイズが曲中で一度も使われていないことです。リフレインの部分でRodが歌っているのは『Young Turks, be free tonight』ではなく『Young hearts, be free tonight』なのです。理由は不明です・・・Rod自身がちょっと歳をとったガキ大将的な雰囲気ではありますが。
次回は、明日3月30日(水)にビーフカツ(回顧録)。大阪府大阪市福島区の『洋食YOKOO』です。