オンストリート編~中国天津市『偽満洲国領事館跡』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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全国各地のビーフカツを紹介している超変人の超マニアックなブログです。最近は国内、韓国、中国などのB級グルメについても書いています。

ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回は、オンストリート編。過去の旅などで脳裡に焼き付いている街角の光景などを画像1枚でご紹介します。

 

今日は、中国天津市の『偽満洲国領事館跡』です。旧イギリス租界だった『五代道』にある立派な洋館は、1932年に中国東北地方に日本の傀儡政権として誕生した『満洲國』の領事館です。1912年に孫文率いる中華民国が建国し、清王朝のラストエンペラー溥儀は退位して天津に幽閉されます。日本軍は、このラストエンペラーを天津から連れ出し、新京(現在の長春市)で溥儀を執政(後に皇帝)とする『満洲國』をでっち上げました。何故その傀儡政権の領事館が中華民国内にあったか不思議ですよね。実は、イギリスを始め国際連盟加盟国の半数以上が『満洲國』を承認していたため、イギリス租界内に設けられたのです。因みに中華人民共和国は『満洲國』を認めていませんので『偽満洲国』と表記しています。この建物も負の歴史遺産として保存されていますが、敷地内への立ち入りは禁止されています。

 

2017年11月

 

次回は、明日3月25日(金)にスピンオフ編。ビーフカツからも他の食べ物からも離れ、東京都台東区稲荷町の『下谷神社』をテーマにします。