ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回は、神奈川県厚木市本厚木の『西洋懐石 じょ里ぃ』です。
最寄り駅は、小田急小田原線の『本厚木』。
駅南口から徒歩3分。1987(昭和62)年創業の一軒家レストラン。以前からお伺いしたかったのですが、私の家からはドア・トゥ・ドアで2時間強。なかなか踏ん切りがつきませんでしたが、今般厚木に所用ができ、ようやく訪問が実現しました。
ブラウンとホワイトを基調とする店内は、落ち着いた雰囲気で大人の隠れ家といった感じです。
庭に面したウッドデッキにはテラス席も設けられています。
私が目指していたのは、『オーストラリア産牛ヒレ衣ステーキ もやしソテー付き』。こちらではビーフカツではなく『衣ステーキ』と呼ばれています。注文は決まっていたのですが、一応その他はどのような料理があるのかとメニューを拝見していましたところ、魅力的なものを発見してしまいました。
『オリジナル三種衣揚げ』・・・牛ひれ肉、メンチカツ、ビーフクリームコロッケの3種類の揚げ物に、サラダ、味噌汁、香の物、ご飯、シャーベット、コーヒーまたは紅茶が付いて税込2090円。『オーストラリア産牛ヒレ衣ステーキ もやしソテー付き』に後ろ髪を引かれましたが、ビーフクリームコロッケに惹かれ予定変更。
価格が変動していることもあります。
まずはサラダが出てきます。大好物のグリーンアスパラガスが入っていて、天敵の胡瓜が入っていません。これだけで高評価になります。ドレッシングは自家製と思しきフレンチ。続く料理への配慮でしょうか、酸味抑えめで非常に美味です。
牛ヒレ衣ステーキ(以下、ビーフカツ)から時計回りにビーフクリームコロッケ、メンチカツ。添え物はクレソンだけです。
見事な揚がり具合と色合い。口に入れる前から超美味であるのが歴然としています。
50gのヒレ肉に粗目の衣を纏わせて揚げ、縦に半切にされています。
デミグラスソースは別容器で出されます。自分好みで掛けられるのが嬉しいですね。味はというと甘さ控え目で苦み走った大人の味。絶対にビーフカツに合います。
間違いありませんでした。柔らかくジューシーで滋味に富む絶品のビーフカツと大人の味のデミグラスソース。あまりの美味しさに気が遠くなりそうです。
こちらはビーフクリームコロッケ。かなり面白い恰好をしています。
ビーフの入ったベシャメルソースをこれまでに頂いたことはありません。味の想像がつきませんでしたが、口に入れた途端に悶絶しました。バターの香り豊かなベシャメルソースが小さな角切りのビーフを包み込み、美味いという以外の言葉は見つかりません。薄い塩味がついていますのでソースは不要です・・・と言うよりもソースなしのほうが美味しいと思います。
やはり粗目の衣を纏ったメンチカツ。ただ者でない感が漂っています。
挽肉と言うよりは粗く刻んだ牛肉とやはり粗目に刻んだ玉ねぎでまとめたメンチカツ。美味なのは言うまでもありませんが、食感の良さにも驚嘆します。
メンチは、デミグラスソースとマスタードで頂きます。ビーフカツにマスタードは絶対に不要派なのですが、メンチには必需です・・・自分自身の味覚に疑問を覚えます。
豆腐となめこの味噌汁。またかと言われそうですが、洋食屋の味噌汁はなんでこんなに美味しいのでしょうか?
やや硬めに炊き上がったご飯・・・私好みでとても美味しく、揚げ物が進みます。
毎度のことですがこれはパス。口にできないのでコメントもできません。
勿論クレソンは残しません。肉料理の後のクレソンは、口の中をさっぱりすっきりさせてくれます。
デザートの『柚子のシャーベット』。えっ!これがシャーベットと叫びたくなるくらいクリーミーで、アイスクリームと言われても全く疑問を感じません。とても美味しかったです。
食後の飲み物はアイスコーヒーを選択。コーヒー音痴の私が言うのも何ですが、手を抜いていない良質なアイスコーヒーです。さほど深煎りではなくマイルドは風味です。
ビーフカツはもとより、他の2種の揚げ物も非の打ちどころがない絶品でした。この価格でこれだけのクオリティのランチセットが頂けるのであれば、往復4時間かけても再訪する価値は十分ありだなと感じました。
ご馳走様でした
神奈川県厚木市旭町1-32-14
046-229-4129
平日&土曜日 11:30-15:00 17:30-23:30
祝日 11:30-15:00 17:30-22:30
日曜日と祝日の月曜日休み
次回は、本日15:00にオンストリート編。過去の旅などで脳裡に焼き付いている街角の光景をご紹介します。テーマは、本日のスピンオフで神奈川県厚木市です。