ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回は、オンストリート編。過去の旅などで脳裡に焼き付いている街角の光景などを画像１枚でご紹介します。
今日は、東京都台東区上野の『ボードワン博士像』です。上野公園にあるこの胸像、何となくあるのは知っていましたが、つい最近説明を読み驚きました。オランダの軍医アントニオ・フランシクス・ボードワン博士で、１８６２（文久元）年～１８７１（明治４）年まで医学講師として滞日していました。この地はかつて寛永寺の境内で、彰義隊ら旧幕府軍と薩長の新政府軍が戦った『上野戦争』で荒廃したのを契機に大学付属の建設計画が進められていました。しかし、ボードワン博士は自然が失われるのを惜しみ、公園づくりを明治新政府に提言しました。博士の提言を受け入れた政府により、１８７３（明治６）年に日本で初の公園が誕生しました。ということは、この方がいらっしゃらなければ現在の上野恩賜公園はなかったわけですね。
２０２１年１１月
次回は、明日１１月２７日（土）に番外編。東京都中央区築地の『鈴木水産』をテーマにします。