ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回は番外編、ビーフカツからは離れます。テーマは、東京都世田谷区経堂の『台北餃子張記経堂店』です。
最寄り駅は
小田急小田原線
『経堂』
駅から徒歩５分
『農大通り』に面した
餃子を中心とする台湾料理店です
台湾通の方は
『張記』『餃子』のキーワードから
台北・西門町の路地裏を思い浮かべるのではないでしょうか
しかし西門町の『張記』は繁盛店ですが
失礼な話ですが日本に支店を出すほどの
経済的な余裕はないのではと思います
色々な業態の飲食店を展開する
日本企業の㈱オペレーションファクトリーが
台湾の『張記』と提携しオープンした店です
２０１９（令和元）年に大阪・梅田にオープンし
その後、大阪・茶屋町、東京・西荻窪に出店し
経堂の店は４店舗目になります
日本人による台湾をイメージしたのでしょうが
ローカルな食堂『張記』を知る身としては
少々違和感を感じます
台北の店には
餃子、スープ、麺しかありませんが
こちらのメニューはバラエティに富んでいます
ランチタイムには
餃子をセットにしたメニューが
１０００円前後で提供されています
午前１１時にお伺いしましたが
禁酒法も廃止になりましたので
まずはビールから
ランチタイムにも
ランチメニューだけでなく
夜のメニューを頂くことができます
なにはともあれ
台北の店でも一番人気の『鍋貼棒餃子』から
・・・台湾では単に『鍋貼』ですが
『鍋貼』は焼き餃子のことですので
この名前では『焼き餃子棒餃子』になってしまいます
・・・細かいことはこの際気にしないことにしましょう
あんは少な目ですが
しっかりと味がついていて
タレなしでも十分に美味しいです
台北の店にはない
『ホルモン麻婆豆腐』
濃い味付けで五香粉が効いています
花椒も赤唐辛子も少なめなので
麻婆豆腐感は希薄ですが
味は悪くありません
インスタ映えを狙っての演出でしょうか
受け皿にこぼれるような盛り付け
個人的には汚らしいようにしか見えませんが
『豚じゃぶ雲白肉』
雲白肉は四川料理で
茹でた薄い豚バラ肉を薄い胡瓜の上に乗せたもの
店の方に無理をお願いして
豚バラ肉と胡瓜を
別々に盛り付けて頂きました
友人たちはこのような状態で
もちろん私は豚肉だけで
胡瓜は頂きません
中国ではニンニクがたっぷり入った
甘辛いタレがかかっていますが
こちらのものはニンニクをほとんど感じません
ちょっとパンチに欠けますが
タレが豚バラとよく絡み
ビールが進みます
『甘辛台湾酢豚』
これが酢豚と叫びたくなるような
全くの別物が登場しました
そもそも論として
台湾で『台湾酢豚』など聞いたことありません
・・・私が知らないだけかもしれませんが
片栗粉をまぶして揚げた厚切りの三枚肉を
甘酢醤油のタレにのせたものです
・・・確かに酢と豚ですね
外カリカリ中ジューシーの豚肉を
タレにひたし葱とニンニクで頂きます
予想外の美味しさでした
『水餃子』
皮はモチモチで美味しいのですが
全体的には可もなく不可もなしの味です
『台湾葱油拌麺』
葱、高菜漬け、針生姜がトッピングされ
なかなかいいビジュアルです
茹でた中華麺を湯切りし
熱いうちに葱油を掛けたもの
上海など江南のジャンクフードです
拌麺の『拌』は攪拌の『拌』
麺、トッピング、葱油を
よく混ぜて頂きます
味付けはかなり濃いめで
これ単品だと少々きついですが
ビールには抜群に合います
台湾料理店での必食は
もちろん『魯肉飯』ですが
西門町の店にはありません
ご批判は重々承知のうえで
よく混ぜて頂きます
・・・台湾の方はやりませんが、これが私流
魯肉の脂が熱いご飯にとけ
壮絶な美味しさになるのです
騙されたと思ってお試しください
そろそろ終わりにしようと思っていましたら
メニューに気になるものを見つけてしまいました
『チーズ小籠包』
どう考えても
チーズと小籠包はミスマッチですが
興味本位で注文しました
どこから見ても小籠包ではありません
しかし何となく美味しそうです
小皿に入っているのは酢でしょうか
何と蜂蜜でした
チーズと小籠包と蜂蜜
残り少なくなった私の脳みそはますます混乱
小籠包の皮で
カマンベールチーズを包んだものを
フライパンで焼いたようです
カマンベールチーズの塩気と
蜂蜜の甘さがマッチし
上質なデザートに仕上がっています
台北の路地裏の隠れ家的名店が
こんな形で日本で多店舗展開されることに
抵抗を感じるのは私だけでしょうか
味も雰囲気も良いので
良しとすべきなのでしょうが
なんかモヤモヤが晴れません
でも
ごちそうさまでした
東京都世田谷区経堂１－２３－１６ 三河屋ビル１階
０３－５７９９－４５８８
月～金 ランチ11:00-15:30 ディナー17:00-23:30
土日祝日 ランチ11:00-15:30 ディナー15:30-23:30
年中無休
次回は、本日１５：００にオンストリート編。過去の旅などで脳裡に焼き付いている街角の光景をご紹介します。テーマは、中国上海です。