番外編~東京都台東区入谷・100年の歴史を持つ本当の元祖カツカレー『河金』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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全国各地のビーフカツを紹介している超変人の超マニアックなブログです。最近は国内、韓国、中国などのB級グルメについても書いています。

ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回は番外編、ビーフカツからは離れます。テーマは、東京都台東区入谷のとんかつ屋『河金』です。

 

 

最寄駅は

東京メトロ日比谷線

『入谷』

 

 

駅から徒歩2分

路地にひっそりと佇む

人気のとんかつ屋です

 

『河金本店』は

1918(大正7)年に浅草で

河野金太郎氏が創業

 

1987(昭和62)年に閉店しましたが

そのDNAを受け継ぐ店が

入谷と同じく台東区の千束にあります

 

 

12席しかない小さな店

古き良き下町の食堂感が漂い

なんとも言えない良い雰囲気です

 

 

入谷の河金は

創業者の次男が暖簾分けされた店で

現在のご主人はそのご子息です

 

因みに千束の店は

下谷店の創業者の次男が

1983(昭和58)年に開店されました

 

 

とんかつはロースもヒレも

勿論美味しいのですが

必食は『河金丼』

 

 

こちらが河金丼

税込750円

カツカレー丼です

 

価格が変動していることもあります

 

 

カツカレー発祥の店は

銀座の『グリルスイス』と言われていますが

実は河金が本当の元祖なのです

 

河金丼誕生の時期は不明ですが

本店開店の数年後と言われていますので

1920年代初頭でしょうか

 

グリルスイスの創業は

1947(昭和22)年ですので

少なくとも20年以上を河金丼が先んじています

 

 

熱々のご飯の上に

キャベツの千切りととんかつをのせ

カレールーを掛けた丼

 

 

豚肉の切れ端や筋とタマネギを煮込み

カレー粉、醤油、砂糖などを加え

味を調えるという昔懐かしいカレー

 

具の存在をほとんど感じない

とろみのあるルーは程よい辛さで

とんかつによく合います

 

 

国産豚肉のロースカツ

ボリュームはさほどありませんが

ルーとご飯とのバランスはいいと思います

 

 

ルーを纏ってもサクサクの衣

豚肉は柔らかく美味

さすが元祖カツカレーです

 

 

カツとご飯の間のキャベツ千切り

隠れた存在ですが

いいバイプレイヤーを演じています

 

 

ルーと合わせて単独で

こうして頂くとバイプレイヤーが

主役級に変身します

 

 

米質も炊き上がりも良いご飯

甘みもありカレーにピッタリ

・・・若い方にはちょっと少ないかも

 

 

ご主人には申し訳ないのですが

漬物嫌いは福神漬けもNG

排除させて頂きました

 

福神漬けのないカレーなんて

私のいない家庭だ・・・

家人の訳の分からない語呂合わせ

 

 

グリルスイスのカツカレーも

発祥の店を名乗るだけあり

とても美味しいと思います

 

.しかし

どちらが好きかと問われれば

河金丼と即答します

 

ごちそうさまでした

 

河金

東京都台東区下谷2-3-15

03-3873-5312

11:00-14:00   17:00-19:30

土曜日休み

 

次回は、本日15:00にオンストリート編。過去の旅などで脳裡に焼き付いている街角の光景をご紹介します。テーマは、韓国クァンジュ(光州)市です